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身を打・つ🔗🔉

身を打・つ 身を滅ぼす。「恋に―・つ事もない」〈浄・女腹切〉

身を売・る🔗🔉

身を売・る 身の代金を受け取って、遊女や芸者になる。売春をする。

身を起こ・す🔗🔉

身を起こ・す 出世する。「貧困な境遇から―・して財を成す」

身を落と・す🔗🔉

身を落と・す おちぶれる。身を沈める。「失意のうちに―・す」

身を固・める🔗🔉

身を固・める 結婚して家庭をもつ。「そろそろ君も―・めてはどうかね」しっかりと身支度をする。「防護服に―・める」

身を切られる🔗🔉

身を切られる つらさや寒さが厳しくて、ひどくこたえる。「―れる思いで離別する」

身を切・る🔗🔉

身を切・る つらさや寒さが厳しく、からだを切るように感じられる。「―・るような寒さ」自分の金で払う。身銭を切る。「わっちが―・ったのは三会目の床花ぎりさ」〈洒・仮根草〉

身を砕(くだ)・く🔗🔉

身を砕(くだ)・く 大変な苦労・努力をする。身を粉(こ)にする。「―・いて研究にうち込む」ひどく悩み苦しむ。「命も堪ふまじく、―・きておぼし惑ふ」〈源・若菜下〉

身を削(けず)・る🔗🔉

身を削(けず)・る 大変な苦労をしたり、ひどく心を痛めたりする。骨身を削る。「―・る思いで経営をたてなおす」

身を焦(こ)が・す🔗🔉

身を焦(こ)が・す 激しく募る恋慕の情に、もだえ苦しむ。「かなわぬ恋に―・す」

身を粉(こ)にする🔗🔉

身を粉(こ)にする 労力を惜しまず一心に仕事をする。「会社再建のため―して働く」

身を殺して仁(じん)を成す🔗🔉

身を殺して仁(じん)を成す 《「論語」衛霊公から》自分の命を犠牲にしても仁道のために努力する。

身を沈・める🔗🔉

身を沈・める 身投げをする。「海に―・める」落ちぶれた境遇になる。特に女が身売りをして遊女などになる。「苦界(くがい)に―・める」

身を知る雨🔗🔉

身を知る雨 《「伊勢物語・一〇七」の「数々に思ひ思はず問ひがたみ身を知る雨は降りぞまされる」による》自分の身の程を知る雨の意から、涙のこと。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ🔗🔉

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ 一身を犠牲にする覚悟で当たってこそ、窮地を脱し、物事を成就することができる。

身を捨・てる🔗🔉

身を捨・てる 一身を犠牲にする。「―・てる覚悟で事に当たる」出家する。「―・てむも惜しかるまじき齢」〈源・若菜下〉からだを投げ出す。ひれ伏すようにする。「―・てて額(ぬか)をつき」〈更級〉

大辞泉 ページ 14263