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み‐こし【×輿・神輿】🔗🔉

み‐こし【×輿・神輿】 神幸のとき、神霊の乗り物とされる輿。形は四角形・六角形・八角形などで、屋根に鳳凰(ほうおう)・葱花(そうか)などを飾り、台には二本の担ぎ棒をつける。しんよ。おみこし。《季 夏》(御輿)輿の敬称。特に、天皇の乗る輿。「ひんがしの門は四つ足になして、それより―は入らせ給ふ」〈枕・八〉

御輿を上・げる🔗🔉

御輿を上・げる (「輿」を「腰」にかけて)腰を上げる。立ち上がる。「話題も尽きたところで―・げる」仕事に取りかかる。「休憩を終えて―・げる」

御輿を担(かつ)・ぐ🔗🔉

御輿を担(かつ)・ぐ 他人をおだて上げる。もちあげる。「―・いで会長に祭りあげる」

御輿を据・える🔗🔉

御輿を据・える 座り込んで動かない。ゆったりと構えて動こうとしない。「―・えて話し込む」

みこし‐あらい【神輿洗い】‐あらひ🔗🔉

みこし‐あらい【神輿洗い】‐あらひ 祭礼の前後に神輿を洗い清める儀式。特に、京都八坂神社の祇園会(ぎおんえ)の際に鴨川で行われるものをいう。《季 夏》

みこし‐うり【見越し売り】🔗🔉

みこし‐うり【見越し売り】思惑(おもわく)売り」に同じ。

みこし‐がい【見越し買い】‐がひ🔗🔉

みこし‐がい【見越し買い】‐がひ思惑(おもわく)買い」に同じ。

みこし‐じ【三越路】‐ぢ🔗🔉

みこし‐じ【三越路】‐ぢ 越前・越中・越後の三国。また、この三国へ行く道。越路。「―の雪降る山を越えむ日は留まれる我をかけて偲(しの)はせ」〈万・一七八六〉◆一説に、「み」は接頭語で「越路」の美称とも。

みこし‐にゅうどう【見越し入道】‐ニフダウ🔗🔉

みこし‐にゅうどう【見越し入道】‐ニフダウ 化け物の一。巨大な坊主姿で、屏風(びようぶ)の上などに現れ、見上げれば見上げるほど背が高くなり、また首が長くなるという。

みこし‐の‐まつ【見越しの松】🔗🔉

みこし‐の‐まつ【見越しの松】 塀ぎわにあって外から見えるようにした松の木。

みこし‐ふり【神輿振り】🔗🔉

みこし‐ふり【神輿振り】 《「みこしぶり」とも》祭礼のとき、担いだ神輿を威勢よく振り動かすこと。昔、比叡山延暦寺の僧徒が、朝廷に強訴するとき、日吉(ひえ)神社の神輿を先に立てて入京したこと。

みこし‐やどり【神輿宿り・神輿舎り】🔗🔉

みこし‐やどり【神輿宿り・神輿舎り】 祭礼などのときに神輿を仮に安置する所。御旅所(おたびしよ)。また、神輿をしまっておく倉。

大辞泉 ページ 14306