複数辞典一括検索+

うつくし・ぶ【慈しぶ・愛しぶ】🔗🔉

うつくし・ぶ【慈しぶ・愛しぶ】 [動バ上二]「うつくしむ」に同じ。「八つ九つばかりにて、声いとおもしろく、笙(さう)の笛吹きなどするを、―・び、もてあそび給ふ」〈源・賢木〉

うつくし‐まつ【美し松】🔗🔉

うつくし‐まつ【美し松】 アカマツの変種。高さ一〜七メートル。幹が根元近くから数本出て、樹形が傘形をしている。庭木にする。多行松(たぎようしよう)

うつくし・む【慈しむ・愛しむ】🔗🔉

うつくし・む【慈しむ・愛しむ】 [動マ四]かわいがる。いつくしむ。大切にする。うつくしぶ。「憎げなる稚児(ちご)を、己(おの)が心地の愛(かな)しきままに、―・み、愛しがり」〈枕・九六〉

うっ‐くつ【×鬱屈】🔗🔉

うっ‐くつ【×鬱屈】 [名]スル気分が晴れ晴れしないこと。心がふさぐこと。「―した心情」

うつけ【空け・虚け】🔗🔉

うつけ【空け・虚け】 《動詞「うつ(空)ける」の連用形から》中のうつろなこと。から。からっぽ。愚かなこと。ぼんやりしていること。また、そのような者。まぬけ。「余りに頼効(たのみがい)なき―の罪を」〈鏡花・註文帳〉

うっ‐けつ【×鬱血】🔗🔉

うっ‐けつ【×鬱血】 [名]スル静脈の血液の流れが悪くなって滞留する状態。静脈の一部が強く圧迫されたり、詰まったりして局所的に起こることが多いが、心臓の力が弱まって全身的に起こることもある。

うっ‐けつ【×鬱結】🔗🔉

うっ‐けつ【×鬱結】 [名]スルふさがり滞ること。「血液が―する」気分が晴れ晴れしないこと。鬱屈。「時子の胸に―した疑団(ぎだん)は幾らもあった」〈二葉亭・其面影〉

うつけ‐もの【空け者】🔗🔉

うつけ‐もの【空け者】 愚か者。ぼんやり者。

うつ・ける【空ける・虚ける】🔗🔉

うつ・ける【空ける・虚ける】 [動カ下一]うつ・く[カ下二]《「うつ(空)」の動詞化》気が抜けたようになる。ぼんやりする。「―・けた顔つき」中がうつろになる。「鹿の角のごとくして―・けたる国なり」〈熱田神宮本神功紀〉

大辞泉 ページ 1433