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む‐く【無×垢】🔗🔉

む‐く【無×垢】 [名・形動]仏語。煩悩のけがれを離れて、清浄であること。けがれがなく純真なこと。うぶなこと。また、そのさま。「―な少女」金・銀などがまじりけのないこと。和服で、表裏同色の無地の共布で仕立てた長着。白無垢は婚礼衣装に、色無垢は略礼装に用いられる。

む・く【向く】🔗🔉

む・く【向く】 [動カ五(四)]その方向に正面が位置するようにする。対する。面する。「上を―・く」「東に―・く」その方向を指し示す。「磁石の針は北を―・く」その方向・状態にかたむく。「気が―・く」「心は故郷に―・いている」適する。ふさわしい。「若者に―・いた仕事」 [可能]むける[動カ下二]「む(向)ける」の文語形。

む・く【×剥く】🔗🔉

む・く【×剥く】 [動カ五(四)]皮・殻など表面・外側をおおっている物を取り去って中身を出す。「ミカンの皮を―・く」「目を―・く」「歯を―・く」→剥(は)がす[用法] [可能]むける[動カ下二]「む(剥)ける」の文語形。

むくい【報い・酬い】🔗🔉

むくい【報い・酬い】 ある行為の結果として身にはね返ってくる事柄。善悪いずれについてもいうが、現在では悪い行為の結果についていうことが多い。「悪行の―」労苦に対するつぐない。報酬。「何の―も望まないで」〈木下順二・夕鶴〉前世の善悪の行為の結果が、現世で現れること。因縁によって果報を受けること。仕返し。返報。「海賊―せむといふなる事を思ふ上に」〈土佐〉

むく‐いぬ【×尨犬】🔗🔉

むく‐いぬ【×尨犬】 むく毛の犬。毛のふさふさと垂れた犬。むく。

むく・いる【報いる・酬いる】🔗🔉

むく・いる【報いる・酬いる】 [動ア上一]むく・ゆ[ヤ上二]受けた事に対して、それに見合う行為を相手に行う。むくう。「恩に―・いる」「努力に―・いる」仕返しをする。むくう。「一矢を―・いる」

むく・う【報う・酬う】むくふ🔗🔉

むく・う【報う・酬う】むくふ [動ワ五(ハ四)]《「むくゆ」の音変化》「報いる」に同じ。「亡き師の恩に―・う」「―・われない一生」 [可能]むくえる

むく‐え【無×衣】🔗🔉

むく‐え【無×衣】 袈裟(けさ)のこと。

むく‐えのき【××榎】🔗🔉

むく‐えのき【××榎】 ムクノキの別名。

むく‐げ【×毳】🔗🔉

むく‐げ【×毳】 薄く生えた柔らかな毛。にこげ。うぶげ。「髪の生え際の―」

大辞泉 ページ 14560