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むもん‐えかい【無門慧開】‐ヱカイ🔗🔉

むもん‐えかい【無門慧開】‐ヱカイ一一八三〜一二六〇]中国、南宋の臨済宗の僧。杭州良渚(浙江(せつこう)省)の人。月林師観に参じて「無字」の公案によって大悟し、その著「無門関」に第一則として収めた。勅号、仏眼禅師。

むもんかん【無門関】ムモンクワン🔗🔉

むもんかん【無門関】ムモンクワン 中国の仏教書。一巻。南宋の無門慧開(えかい)著。一二二八年成立。古来からの公案四八則を選び、評釈などを加えたもの。悟りへの入門書として、禅宗で重視される。禅宗無門関。

むやい【×舫ひ・×纜ひ】むやひ🔗🔉

むやい【×舫ひ・×纜ひ】むやひもやい」に同じ。「―するがまのほ縄の絶えばこそ蜑(あま)のはし舟ゆらも別れめ」〈堀河百首〉

むやい‐ぶね【×舫ひ船】むやひ‐🔗🔉

むやい‐ぶね【×舫ひ船】むやひ‐もやいぶね」に同じ。「波岸も同じ憂き世の―」〈明日香井集〉

むや・う【×舫ふ・×纜ふ】むやふ🔗🔉

むや・う【×舫ふ・×纜ふ】むやふ [動ハ四]「もやう」に同じ。「水もせに紅葉の舟を―・ひつつにしき帆にかけて風ぞこぎ行く」〈夫木・三三〉

む‐やく【無役】🔗🔉

む‐やく【無役】 役目のないこと。「―の旗本」課役のないこと。無税。

む‐やく【無益】🔗🔉

む‐やく【無益】 [名・形動]「むえき(無益)」に同じ。「取次いでも―なれば」〈露伴・五重塔〉

むやく‐し・い【無益しい】🔗🔉

むやく‐し・い【無益しい】 [形]むやく・し[シク]くやしい。腹立たしい。「あはは―・い、五十男の…爺様に好う思われたとて」〈露伴・椀久物語〉

む‐やま【共有山】🔗🔉

む‐やま【共有山】 (佐渡で)共有の山林。

むやみ【無×闇・無暗】🔗🔉

むやみ【無×闇・無暗】 [名・形動]結果や是非を考えないで、いちずに物事をすること。また、そのさま。「―な約束はしない方がよい」「なぜそんな―をした」〈漱石・坊っちゃん〉物事の状態が度を超えて甚だしいさま。ひどい。「―に金がかかる」「―な大わらんじの片足を」〈柳田・山の人生〉◆「無闇」「無暗」は当て字。 [用法]むやみ・やたら――「夜はむやみに(やたらに)出歩かないほうがいい」「むやみな(やたらな)ことは言えない」「説明がむやみに(やたらに)長い」など、度が過ぎるようすの意では相通じて用いられる。◇「むやみ」は、善悪やあとさきを考えないで事を行う点に重点がある。「むやみに酒を勧めてはいけない」「むやみに進学しても意味はない」◇「やたら」は、理由やけじめもなく繰り返すようすをいう。「やたらに文句を言う」「やたらぺこぺこ頭を下げる候補者」◇類似の語に「無性に」があり、感情や欲求などが強くわき起こるようすに多く使われる。「最近、無性に故郷が恋しくなることがある」「汚職の報道に無性に腹が立つ」

大辞泉 ページ 14643