も‐けい【模型】 実物の形に似せて作ったもの。「機関車の―」鋳造のための原型。鋳型_{（いがた）}。

モケット【moquette】 梳毛糸_{（そもうし）}を用いて表面にけばを密に直立させた織物。また、それに似た合繊の織物。椅子_（いす）張りなどに用いる。

も・げる【_×げる】 ［動ガ下一］も・ぐ［ガ下二］ちぎれて落ちる。とれる。「人形の腕が―・げる」

もこ【_△婿】 相手。仲間。「ちはやぶる宇治の渡りに棹_（さを）取りに速けむ人しわが―に来む」〈記・中・歌謡〉「むこ（婿）」に同じ。〈新撰字鏡〉

も‐こ【模_×糊・_×糢_×糊】 ［ト・タル］［形動タリ］ぼんやりしているさま。はっきりしないさま。「曖昧_{（あいまい）}―」「余_（よ）は―たる功名の念と」〈鴎外・舞姫〉

も‐こう【_△木_×瓜】_‐カウ もっこう（木瓜）

も‐こう【_△抹_△額・_△末_△額】_‐カウ まっこう（抹額）

も‐こう【_△帽_△額】_‐カウ 御簾_（みす）や御帳_{（みちよう）}の懸けぎわを飾るために、上長押_{（うわなげし）}に沿って横に引き回す布帛_{（ふはく）}。水引幕の類。額隠_{（ひたいかく）}し。《の文様として使用されたところから》紋_{（かもん）}の異称。もっこう。

も‐こう【模_×傚】_‐カウ まねること。手本にすること。模倣_{（もほう）}。「徹頭徹尾の―を示すのも同様に困難である」〈漱石・吾輩は猫である〉

も‐こく【模刻】 ［名］_スル原本どおりに版木などを彫ること。模勒_{（もろく）}。

もこく‐ぼん【模刻本】 模刻したもので印刷した本。

も‐こし【_×裳_△階・_×裳_△層】 仏堂・仏塔などの軒下壁面に取り付けた庇_{（ひさし）}状の構造物。法隆寺金堂や五重塔の初層、薬師寺三重塔の各層などにみられる。雨打_（ゆた）。裳階_{（しようかい）}。

も‐こそ 〔連語〕《係助詞「も」＋係助詞「こそ」》「も」を強調する意を表す。…だって。…でさえ。…でも。「げにあさましう、月日―あれ」〈源・澪標〉好ましくない結果を予想して、気がかりに思う気持ちを表す。…すると大変だから。…するといけないから。「食物_{（くひもの）}に目とどめ給ふと、ものいひさがなき女房―言ひなせ」〈源・横笛〉→もぞ