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もの‐じたい【物自体】🔗🔉

もの‐じたい【物自体】(ドイツ)Ding an sich》カント哲学で、感官を触発して表象を生じさせることによって、われわれに現れた限りでの対象(現象)の認識を得させる起源となるが、それ自体は不可知であるもの。現象の背後にある真実在。本体。

もの‐しらず【物知らず・物識らず】🔗🔉

もの‐しらず【物知らず・物識らず】 物事を知らないこと。物の道理をわきまえない人。

もの‐しり【物知り・物識り】🔗🔉

もの‐しり【物知り・物識り】 広く物事を知っていること。また、その人。博識。

ものしり‐がお【物知り顔】‐がほ🔗🔉

ものしり‐がお【物知り顔】‐がほ [名・形動]いかにも物事を知っているような顔つき。また、そのさま。「―に語って聞かせる」

もの‐ずき【物好き・物数奇】🔗🔉

もの‐ずき【物好き・物数奇】 [名・形動]変わったことを好むこと。好奇心が強く、普通と違ったことを好むこと。また、その人や、そのさま。「寒中水泳とは―な人だ」物事に趣向を凝らすこと。また、そのものや、そのさま。「―な座敷へ通され」〈藤村・夜明け前〉好み。趣味。「蒔絵は五十嵐に―にまかせ」〈咄・きのふはけふ・下〉

ものずき‐しゃ【物好き者】🔗🔉

ものずき‐しゃ【物好き者】 変わった趣味・趣向をもつ人。数奇者(すきもの)。好事家(こうずか)。「立石、面白いぞなあ。亭主―でおりゃる」〈鷺流狂・萩大名〉

もの‐ず・く【物好く】🔗🔉

もの‐ず・く【物好く】 [動カ四]好きになる。「新町の茨木屋の半太夫を―・き」〈浮・禁短気・一〉趣向を凝らして行う。「和田殿の大磯がよひに、頭巾の名に―・かれてより」〈鶉衣・炮烙賛〉

もの‐すご・い【物×凄い】🔗🔉

もの‐すご・い【物×凄い】 [形]ものすご・し[ク]ひじょうに気味が悪い。なんとも恐ろしい。「怒った顔が―・い」「断崖絶壁の続く―・い所」並の程度をはるかに超えている。はなはだしい。「人出が―・い」「―・い速さ」「―・くおもしろい」何となく恐ろしい。また、何となくさびしい。「不破関にもかかりぬれば、細谷川の水の音―・くおとづれて」〈延慶本平家・六本〉 [派生]ものすごさ[名]

大辞泉 ページ 14911