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ものみ‐まど【物見窓】🔗🔉

ものみ‐まど【物見窓】 城・家・乗り物などで、外を見るために設けた窓。能舞台で、鏡の間の幕口に向かって右側の壁にある連子窓。舞台のようすを見るためのもの。嵐窓(あらしまど)。奉行窓。

ものみ‐やぐら【物見×櫓】🔗🔉

ものみ‐やぐら【物見×櫓】 遠くを見渡すために設けた櫓。

ものみ‐ゆさん【物見遊山】🔗🔉

ものみ‐ゆさん【物見遊山】 物見と遊山。見物して遊び歩くこと。

もの・みる【物見る】🔗🔉

もの・みる【物見る】 [動マ上一]見物する。「宮の御達、蔵人もみな―・みむとてまかでぬ」〈落窪・三〉

もの‐むつか・し【物難し】🔗🔉

もの‐むつか・し【物難し】 [形シク]なんとなくいとわしい。気分がすぐれない。「髪、ひげも乱れ、―・しきけはひ」〈源・柏木〉なんとなく恐ろしい。薄気味悪い。「―・しく覚えて、皆、ほかへ渡りにけり」〈宇治拾遺・三〉

もの‐むつかり【物憤り】🔗🔉

もの‐むつかり【物憤り】 機嫌を損じて腹を立てること。「あさましう心うるはしう、―などせさせ給はざりつれば」〈栄花・玉の飾〉

もの‐めか・し【物めかし】🔗🔉

もの‐めか・し【物めかし】 [形シク]目に立つ感じである。「ゆゑある人の首途(かどで)するにも似たりと、いと―・しく覚えられけれ」〈笈の小文〉

もの‐めか・す【物めかす】🔗🔉

もの‐めか・す【物めかす】 [動サ四]目に立つようにする。重々しく見えるようにする。「今、人の―・し給ふに」〈落窪・三〉

もの‐めずらし・い【物珍しい】‐めづらしい🔗🔉

もの‐めずらし・い【物珍しい】‐めづらしい [形]ものめづら・し[シク]何かと珍しい。いかにも珍しい。「外国の習慣は―・い」 [派生]ものめずらしがる[動ラ五]ものめずらしげ[形動]ものめずらしさ[名]

もの‐めで【物愛で】🔗🔉

もの‐めで【物愛で】 物事に深く心を動かされること。「古代の人どもは―をしあへり」〈源・手習〉

もの‐もい【物思ひ】‐もひ🔗🔉

もの‐もい【物思ひ】‐もひ 「ものおもい」の音変化。「夕されば―まさる」〈万・六〇二〉

もの‐も・う【物思ふ】‐もふ🔗🔉

もの‐も・う【物思ふ】‐もふ [動ハ四]物を思う。物思いにふける。「―・ふと人には見えじ下紐(したびも)の下ゆ恋ふるに月そ経にける」〈万・三七〇八〉

もの‐もう【物申】‐まう🔗🔉

もの‐もう【物申】‐まう [感]《「物申す」の略》他家を訪問して案内を請うときにいう語。たのもう。ごめんください。「―。案内まう」〈虎清狂・泣尼〉

もの‐もうし【物申し】‐まうし🔗🔉

もの‐もうし【物申し】‐まうし 《古くは「ものまをし」》神や天皇など高貴な方に申し上げること。あるいは取り次いで伝えること。また、その職の人。「縄の端に鐸(ぬりて)を懸けて、―に労ること無かれ」〈顕宗紀〉祝詞などを奏すること。「―の声、皺(しわ)ぶる人なれば、をかしと聞こえたる」〈読・春雨・目ひとつの神〉

大辞泉 ページ 14922