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やれ🔗🔉

やれ [並助]《並立助詞「やら」の音変化か。近世初期の語》二つ以上の事柄を並列する意を表す。…とか…とか。「和泉国には何ともをかしき名字がある。野尻の―、草部の―と」〈咄・醒睡笑・七〉

やれ‐がき【破れ垣】🔗🔉

やれ‐がき【破れ垣】 こわれた垣根。

やれ‐がさ【破れ×笠】🔗🔉

やれ‐がさ【破れ×笠】 やぶれた笠。

やれ‐ぐるま【破れ車】🔗🔉

やれ‐ぐるま【破れ車】 いたんでいる車。

やれ‐ごも【破れ薦】🔗🔉

やれ‐ごも【破れ薦】 粗末なこも。やぶれごも。「さし焼かむ小屋(をや)の醜屋(しこや)にかき棄(う)てむ―を敷きて」〈万・三二七〇〉

やれ‐ごろも【破れ衣】🔗🔉

やれ‐ごろも【破れ衣】 やぶれた衣服。やれぎぬ。やぶれごろも。

やれ‐さて🔗🔉

やれ‐さて [感]ふと心づいたり、不審がとけたりしたときなどに言う語。やれ、そこで。いや、それでは。「―、太郎冠者。珍しや」〈虎明狂・墨塗〉歌などの囃子詞(はやしことば)。「櫛になりたや、―、薩摩の櫛に」〈浄・薩摩歌〉

やれ‐ま【破れ間】🔗🔉

やれ‐ま【破れ間】 屋根・壁などのやぶれたすきま。

やれ‐め【破れ目】🔗🔉

やれ‐め【破れ目】 やぶれた箇所。やぶれめ。「友垣の中の―直りて」〈緑雨・門三味線〉

やれ‐やれ🔗🔉

やれ‐やれ [感]《「やれ」を重ねていう語》困難や不安が解決したとき、大きな感動を覚えたときなどに発する語。「―、これで安心」「―、たいへんな人もいたものだ」予期しない困難に出あったとき、疲労・落胆したときなどに発する語。「―、困ったことになったぞ」「―、いやになってしまった」他人の不幸などに同情して発する語。「―、かわいそうに」呼びかけるときに発する語。おいおい。「何かあとから―と呼ぶから」〈咄・鯛の味噌津〉

大辞泉 ページ 15189