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よう【陽】ヤウ🔗🔉

よう【陽】ヤウ 易学で、陰に対置されて、積極的、能動的であるとされるもの。天・日・昼・男・強・動・奇数など。陰。表から目に見えるところ。うわべ。陰。→陽に日の照らすこと。明るいこと。また、そのような所。「静かなる夜を―に返す洋灯の笠に」〈漱石・虞美人草〉

よう【様】ヤウ🔗🔉

よう【様】ヤウ 姿・形。ありさま。ようす。「日ごろありつる―、くづしかたらひて、とばかりあるに」〈かげろふ・上〉方法。やり方。「その山見るに、さらに登るべき―なし」〈竹取〉理由。事情。わけ。「参るまじくは、その―を申せ」〈平家・一〉(「思う」「言う」などに付いて)会話や思考の内容。または、その下に引用して続けた会話や思考の内容。「車にて児(ちご)の祖(おや)に言ふ―『父こそ』と呼べば」〈今昔・二四・一五〉名詞の下に付いて複合語をつくる。ある物に類似していることを表す。…ふう。…のよう。「刃物―の凶器」「皮革―の素材」様式、方式などの意を表す。「上代―」「唐(から)―」動詞の連用形の下に付いて複合語をつくる。ありさま、ようすなどの意を表す。「喜び―」「可愛がり―」…する方法、…するやり方などの意を表す。「ほかのし―もある」「しかり―が悪い」

様によりて葫蘆(ころ)を画(えが)く🔗🔉

様によりて葫蘆(ころ)を画(えが)く 《「東軒筆録」から》様式に従ってひょうたんを描く。先例に従っているだけで創意工夫がないことのたとえ。

よう【×癰】🔗🔉

よう【×癰】 皮膚や皮下にできる急性の腫れ物。(せつ)の集合型で、隣接するいくつかの毛包に黄色ぶどう球菌が感染して化膿(かのう)したもの。うなじ・背中にできることが多く、高熱や激痛を伴う。

よ・う【酔う】よふ🔗🔉

よ・う【酔う】よふ [動ワ五(ハ四)]《「え(酔)う」の音変化》飲んだ酒のアルコール分が体中にまわり、正常な判断や行動がとれなくなったりする。「美酒に―・う」「―・った勢いでけんかを売る」乗り物に揺られたり、人込みの熱気に当てられたりして気分が悪くなる。「船に―・う」「人に―・う」そのことに心を奪われてうっとりする。また、自制心を失う。「成功に―・う」「妙技に―・う」「太平に―・う」 [可能]よえる [類語]酔っ払う・出来上がる・酩酊(めいてい)する・沈酔する・大酔(たいすい)する・泥酔する・乱酔する・飲まれる・へべれけになる・虎(とら)になる・酒気を帯びる・微醺(びくん)を帯びる/酔い痴(し)れる・浸(ひた)る・陶酔する・うっとりする・恍惚(こうこつ)となる

大辞泉 ページ 15367