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よう【良う・善う・△能う】🔗⭐🔉
よう【良う・善う・△能う】
[副]《「よ(良)く」のウ音便》
「よ(良)く」に同じ。「―おいでなさった」「遅くまで―働く」
(あとに打消しの語を伴って)不可能を表す。とても…できない。「生魚は―食べない」
(あとに反語の表現を伴って)容易にありえない意を表す。どうして。「―、われがやうな者が、許さうわいな」〈狂言記・胸突〉
「よ(良)く」に同じ。「―おいでなさった」「遅くまで―働く」
(あとに打消しの語を伴って)不可能を表す。とても…できない。「生魚は―食べない」
(あとに反語の表現を伴って)容易にありえない意を表す。どうして。「―、われがやうな者が、許さうわいな」〈狂言記・胸突〉
良うせずは🔗⭐🔉
良うせずは
悪くすると。「―孫などもはひ歩きぬべき人の親どち昼寝したる」〈枕・二五〉
よう🔗⭐🔉
よう
[感]
気軽く人を呼んだり、あいさつしたりするときの呼びかけの語。「―、元気かい」
物をねだったり、せがんだりするときに発する語。「―、頼むよ」
ほめそやすとき、ひやかすときなどに発する語。「―、いいぞ」
気軽く人を呼んだり、あいさつしたりするときの呼びかけの語。「―、元気かい」
物をねだったり、せがんだりするときに発する語。「―、頼むよ」
ほめそやすとき、ひやかすときなどに発する語。「―、いいぞ」
よう🔗⭐🔉
よう
[助動][○|○|よう|(よう)|○|○]上一段・下一段・カ変・サ変動詞の未然形、助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」などの未然形に付く。なお、サ変には「し」の形に付く。
話し手の意志・決意の意を表す。「その仕事は後回しにしよう」「埒(らち)あき次第起こしに来い。明日顔見よう」〈浄・生玉心中〉
推量・想像の意を表す。「会議では多くの反論が出されよう」「うばも待て居よう程にはよう行れよ」〈浮・風流夢浮橋〉
(疑問語や終助詞「か」を伴って)疑問・反語の意を表す。「そんなに不勉強で合格できようか」
(多く「ようか」「ようよ」「ようではないか」などの形で)勧誘や、婉曲(えんきよく)な命令の意を表す。「その辺で一休みしようよ」「みんなで行ってみようではないか」「かかさん、ねんねしよう」〈洒・甲駅新話〉
(「ものならば」などを伴って)仮定の意を表す。「失敗なんかしようものなら許しませんよ」「一生のうちに一度でも天晴(あつぱ)れ名作が出来ようならば」〈綺堂・修禅寺物語〉
実現の可能性の意を表す。「あの男がそんな悪いことをしようはずがない」
(「ようとする」「ようとしている」の形で)動作・作用が実現寸前の状態にある意を表す。「秋の日は早くも西の山に没しようとしている」→う◆室町末期ごろ、推量の助動詞「む」の変化形「う(うず)」が上一段動詞、たとえば「射(い)る」「見る」に付いて音変化した語形「よう」「みょう」から「(射・見)よう」が分出されたのが始まりで、江戸時代に入ってしだいに一語化したと言われる。連体形は、
のように形式名詞「もの」「はず」「こと」などを下接する用法が普通で、主観的な情意を表現する終止形に比し、客観性のある表現に用いられる。なお、
は現代語では、ふつう「だろう」を用いる。
話し手の意志・決意の意を表す。「その仕事は後回しにしよう」「埒(らち)あき次第起こしに来い。明日顔見よう」〈浄・生玉心中〉
推量・想像の意を表す。「会議では多くの反論が出されよう」「うばも待て居よう程にはよう行れよ」〈浮・風流夢浮橋〉
(疑問語や終助詞「か」を伴って)疑問・反語の意を表す。「そんなに不勉強で合格できようか」
(多く「ようか」「ようよ」「ようではないか」などの形で)勧誘や、婉曲(えんきよく)な命令の意を表す。「その辺で一休みしようよ」「みんなで行ってみようではないか」「かかさん、ねんねしよう」〈洒・甲駅新話〉
(「ものならば」などを伴って)仮定の意を表す。「失敗なんかしようものなら許しませんよ」「一生のうちに一度でも天晴(あつぱ)れ名作が出来ようならば」〈綺堂・修禅寺物語〉
実現の可能性の意を表す。「あの男がそんな悪いことをしようはずがない」
(「ようとする」「ようとしている」の形で)動作・作用が実現寸前の状態にある意を表す。「秋の日は早くも西の山に没しようとしている」→う◆室町末期ごろ、推量の助動詞「む」の変化形「う(うず)」が上一段動詞、たとえば「射(い)る」「見る」に付いて音変化した語形「よう」「みょう」から「(射・見)よう」が分出されたのが始まりで、江戸時代に入ってしだいに一語化したと言われる。連体形は、
のように形式名詞「もの」「はず」「こと」などを下接する用法が普通で、主観的な情意を表現する終止形に比し、客観性のある表現に用いられる。なお、
は現代語では、ふつう「だろう」を用いる。
大辞泉 ページ 15368。