複数辞典一括検索+

よしなし‐ごと【由無し事】🔗🔉

よしなし‐ごと【由無し事】 つまらないこと。とりとめもないこと。「つれづれに侍るままに、―ども書きつくるなり」〈堤・由無し事〉

よしなし‐もの【由無し物】🔗🔉

よしなし‐もの【由無し物】 つまらないもの。無益・無用のもの。「この石は、女どもこそ―と思ひたれども」〈宇治拾遺・一三〉

よしなし‐ものがたり【由無し物語】🔗🔉

よしなし‐ものがたり【由無し物語】 つまらない物語。たわいのない話。「つれづれのままに、―、昔今の事語り聞かせ給ひしをり」〈讃岐典侍日記・下〉

よしなし‐わざ【由無し業】🔗🔉

よしなし‐わざ【由無し業】 たわいのないしわざ。無益な行為。「などかくはするぞ。―する」〈宇治拾遺・一〇〉

よしな‐に🔗🔉

よしな‐に [副]うまいぐあいになるように。よいように。よろしく。「―お伝えください」

よしの【吉野】🔗🔉

よしの【吉野】 奈良県中部、吉野郡の地名。吉野川の中流域に位置し、木材工業が盛ん。南朝の史跡が多く、桜の名所として知られる。奈良県の南半部、吉野郡の地域。また、吉野山の一帯。「吉野織り」の略。

よしの‐おり【吉野織(り)】🔗🔉

よしの‐おり【吉野織(り)】 平織り地に畦(うね)織りを配して縞や格子を表した織物。吉野格子(よしのごうし)

よしの‐がみ【吉野紙】🔗🔉

よしの‐がみ【吉野紙】 吉野地方産の、コウゾを原料とした薄手の和紙。奈良紙の流れをくみ、江戸時代、漆を漉(こ)すのに用いたことから漆漉しともよばれた。やわら紙。やわやわ。

よしのがり‐いせき【吉野ヶ里遺跡】‐ヰセキ🔗🔉

よしのがり‐いせき【吉野ヶ里遺跡】‐ヰセキ 佐賀県東部、神埼郡にある弥生時代の遺跡。前一世紀の甕棺(かめかん)墓と墳丘墓、後二、三世紀の環濠集落跡を出土。特別史跡。

よしの‐がわ【吉野川】‐がは🔗🔉

よしの‐がわ【吉野川】‐がは 川の上流。奈良県中東部の大台ヶ原に源を発し、北西に流れて吉野町で西に転じ、和歌山へ入って紀川となり気伊水道へ注ぐ。長さ八一キロ。アユが名産。四国中央部を東流する川。石鎚(いしづち)山地の瓶(かめ)ヶ森山に源を発し、四国山地を横切る中流部で大歩危(おおぼけ)・小歩危の峡谷をつくり、徳島で紀伊水道に注ぐ。長さ一九四キロ。四国三郎。

よしの‐ぐさ【吉野草】🔗🔉

よしの‐ぐさ【吉野草】 桜の別名。

よしの‐くず【吉野×葛】🔗🔉

よしの‐くず【吉野×葛】 奈良県吉野地方から産する上質の葛粉。

大辞泉 ページ 15469