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よもぎ‐の‐やど【×蓬の宿】🔗🔉

よもぎ‐の‐やど【×蓬の宿】 ヨモギなどが生え茂って荒れ果てた家。よもぎがやど。「玉しける庭に移ろふ菊の花もとの―な忘れそ」〈頼政集〉

よもぎ‐もち【××餅】🔗🔉

よもぎ‐もち【××餅】 ヨモギの若葉を灰汁抜(あくぬ)きしてからつきこんで作った餅。草餅。《季 春》「掌中の珠とまろめて―/かな女」

よ‐も‐すがら【終夜】🔗🔉

よ‐も‐すがら【終夜】 [副]一晩中。夜どおし。よすがら。「―友と語り合う」

よも‐つ【黄泉つ】🔗🔉

よも‐つ【黄泉つ】 〔連語〕《「よも」は「よみ(黄泉)」の音変化。「つ」は「の」の意の格助詞》名詞の上に付いて、その語が黄泉(よみ)に関係のあることを表す。

よも‐つ‐くに【黄泉国】🔗🔉

よも‐つ‐くに【黄泉国】黄泉(よみ)」に同じ。「―に追ひ往(ゆ)きき」〈記・上〉

よも‐つ‐しこめ【黄醜女】🔗🔉

よも‐つ‐しこめ【黄醜女】 黄泉の国にいる鬼女。「すなはち―を遣はして追はしめき」〈記・上〉

よも‐つ‐ひらさか【黄泉平坂】🔗🔉

よも‐つ‐ひらさか【黄泉平坂】 現世と黄泉の国との境にあるとされた坂。「なほ追ひて、―の坂本に至りし時」〈記・上〉

よも‐つ‐へぐい【黄×竈食ひ】‐へぐひ🔗🔉

よも‐つ‐へぐい【黄×竈食ひ】‐へぐひ 黄泉の国のかまどで煮炊きしたものを食うこと。その後は現世に戻れないと信じられた。「吾すでに―せり」〈神代紀・上〉

よも‐の‐あから【四方赤良】🔗🔉

よも‐の‐あから【四方赤良】 大田南畝(おおたなんぽ)の別号。

よも‐の‐あらし【四方の×嵐】🔗🔉

よも‐の‐あらし【四方の×嵐】 あたりを吹き荒れる嵐。浮世の波風。「浅茅生(あさぢふ)の露のやどりに君を置きて―ぞしづ心なき」〈源・賢木〉

よも‐の‐うみ【四方の海】🔗🔉

よも‐の‐うみ【四方の海】 四方(しほう)の海。四海。

よも‐の‐かみ【四方の神】🔗🔉

よも‐の‐かみ【四方の神】 諸方の神々。多くの神々。「―たちの神楽(かぐら)の詞(ことば)をはじめて」〈十六夜日記〉

よも‐や🔗🔉

よも‐や [副]《副詞「よも」に係助詞「や」を付けて意味を強めたもの》万が一にも。いくらなんでも。「―負けることはあるまい」(あとに推量の表現を伴って)きっと。たぶん。「―張替ぐらゐはわかるだらう」〈滑・虚誕計・後〉→まさか[用法]

大辞泉 ページ 15532