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わなな・く【戦慄く】🔗🔉

わなな・く【戦慄く】 [動カ五(四)]恐怖・緊張・寒さなどのためにからだがふるえる。「怒りのあまり―・く」声や楽器の音などがふるえる。「ただ泣きに泣きて御声の―・くもをこがましけれど」〈源・行幸〉ちぢれる。そそける。「髪なども…所々―・きちりぼひて」〈枕・八三〉動揺する。ざわざわと動く。「下臈の物見むと、―・き騒ぎ」〈落窪・二〉

わ‐なま【和生】🔗🔉

わ‐なま【和生】 日本風の生菓子。

わ‐なみ【我×儕・××儕】🔗🔉

わ‐なみ【我×儕・××儕】 [代]一人称の人代名詞。対等の者に対して、自身をいう語。「―六十に及ぶけふまで」〈読・弓張月・続〉

わな‐むすび【輪×奈結び】🔗🔉

わな‐むすび【輪×奈結び】 ひもの一端を輪にして、引けば締まるように結ぶこと。「妻ゆゑ我も首しめくくる―」〈浄・天の網島〉

わ‐なり【輪形】🔗🔉

わ‐なり【輪形】 輪のような形。輪状。

わな‐わな🔗🔉

わな‐わな [副]スル激しい怒り・恐れ・寒さなどでからだが小刻みにふるえるさま。ぶるぶる。「―(と)身をふるわせる」「怒りに唇を―させる」

わなん【和南】🔗🔉

わなん【和南】 《梵vandanaの音写》目上の人に敬意を表してその安否を尋ねる語で、口に唱えながら、深く首をたれて礼をすること。礼拝。敬礼。稽首(けいしゆ)。「―して退けば」〈浮・近代艶隠者〉

わに【×鰐】🔗🔉

わに【×鰐】 ワニ目の爬虫(はちゆう)類の総称。大形のものは全長七メートルに達し、胴がやや平たく、尾が強大。体表は硬い鱗板(りんばん)で覆われ、吻(ふん)は長く伸び、大きく鋭い歯が並ぶ。瞳孔は縦長。水中生活にも適応し、鼻孔・目・耳だけを水面上に出して獲物を待ち伏せる。肉食性。アリゲーター・クロコダイル・ガビアルなど。皮を皮革製品に用いる。サメの古名。「海の―を欺きて言ひしく」〈記・上〉

わに【王仁】🔗🔉

わに【王仁】 古代、百済(くだら)から渡来した学者。応神天皇のときに「論語」「千字文(せんじもん)」を伝えたとされ、西文氏(かわちのふみうじ)の祖といわれる。生没年未詳。

わに‐あし【×鰐足】🔗🔉

わに‐あし【×鰐足】 歩くときに、つま先またはかかとが、普通以上に外側に向くこと。つま先が外側に向くのを「外鰐」、その反対を「内鰐」という。

大辞泉 ページ 16162