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己に克(か)ち礼(れい)に復(かえ)る🔗🔉

己に克(か)ち礼(れい)に復(かえ)る 《「論語」顔淵から》私欲を抑え、人間の踏むべき礼に従って行動する。

己に如(し)かざる者を友とする勿(なか)れ🔗🔉

己に如(し)かざる者を友とする勿(なか)れ 《「論語」学而から》善を求め道を修め、みずからを向上させるためには、自分より劣る者と交わってはならない。

己の欲(ほつ)せざるところは人に施(ほどこ)す勿(なか)れ🔗🔉

己の欲(ほつ)せざるところは人に施(ほどこ)す勿(なか)れ 《「論語」顔淵などから》自分が好まないことを他人に無理じいしてはならない。

己を知りうる者は賢者なり🔗🔉

己を知りうる者は賢者なり 自己を知る者こそ賢い。英国の詩人G=チョーサーの処世訓。

己を責めて人を責めるな🔗🔉

己を責めて人を責めるな 《「東照公遺訓」から》自分の責任でさせたことを、他人のせいにするな。

己を枉(ま)・げる🔗🔉

己を枉(ま)・げる 《「孟子」万章上から》自分の信念をまげる。節(せつ)をまげる。「―・げないで生きる」

己を虚(むな)しゅうする🔗🔉

己を虚(むな)しゅうする 《「漢書」五行志上から》私情を捨てて謙虚で素直な気持ちになる。「―して人の意見に耳を傾ける」

おのれ‐がお【己顔】‐がほ🔗🔉

おのれ‐がお【己顔】‐がほ 自分だけはという誇らしげな顔つき。得意顔。我は顔。「―に幅をして」〈花袋・春潮〉

おのれ‐と【己と】🔗🔉

おのれ‐と【己と】 [副]自分から。みずから。また、ひとりでに。自然に。「空には星があるが、高い所に―光るのみで」〈漱石・満韓ところどころ〉

おのれ‐やれ【己やれ】🔗🔉

おのれ‐やれ【己やれ】 [感]期するところがあって発する語。えい。なにくそ。おどれやれ。「女なりとも、―、一太刀なりとも恨みん」〈伎・四谷怪談〉

おのれ‐ら【己等】🔗🔉

おのれ‐ら【己等】 [代]二人称の人代名詞。おまえら。きさまら。「―は役立たずばかりだ」一人称の人代名詞。私ども。「―よりは、なかなか御存知などもこそ候はめ」〈徒然・六七〉

大辞泉 ページ 2254