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おばすて‐やま【姨捨山】をばすて‐🔗🔉

おばすて‐やま【姨捨山】をばすて‐ 長野県更埴(こうしよく)市にある冠着(かむりき)山の別名。標高一二五二メートル。古くから「田毎(たごと)の月」とよばれる月見の名所。更級(さらしな)に住む男が、山に捨てた親代わりの伯母を、明月の輝きに恥じて、翌朝には連れ戻しに行ったという、姨捨て伝説で知られる。《歌枕》「わが心なぐさめかねつ更級や―に照る月をみて」〈古今・雑上〉

お‐はせ【茎】を‐🔗🔉

お‐はせ【茎】を‐ 陰茎。男根。おはし。

おばた‐かげのり【小幡景憲】をばた‐🔗🔉

おばた‐かげのり【小幡景憲】をばた‐一五七二〜一六六三]江戸初期の軍学者。甲州流軍学の祖。甲斐の人。通称、勘兵衛。関ヶ原の戦いに東軍で功をあげ、大坂夏の陣では城内にあって徳川軍に内通。門弟に山鹿素行(やまがそこう)がいる。「甲陽軍鑑」を編纂(へんさん)したと伝えられる。

お‐はち【御鉢】🔗🔉

お‐はち【御鉢】 飯びつ。おひつ。火山の火口。特に、富士山頂の噴火口跡。

御鉢が回・る🔗🔉

御鉢が回・る 《人の多い食事の席で、飯びつが回って自分の所へやってくる意から》順番が回ってくる。「とうとう世話役の―・ってきた」

お‐ばち【雄×蜂】を‐🔗🔉

お‐ばち【雄×蜂】を‐ 雄のハチ。

おはち‐いれ【御鉢入れ】🔗🔉

おはち‐いれ【御鉢入れ】 お鉢を入れて御飯が冷めないようにする、わらを編んで作った、ふたつきの容器。《季 冬》「―渋光りとも煤(すす)光りとも/虚子」

おはち‐めぐり【御鉢巡り】🔗🔉

おはち‐めぐり【御鉢巡り】 火口の周囲を巡り歩くこと。特に、富士山のものが代表的。おはちまわり。

おはつ【お初】🔗🔉

おはつ【お初】 浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきようのにしきえ)」における、中老尾上(おのえ)の召使いの名。自害した主人の仇(あだ)を討つ。

お‐はつ【御初】🔗🔉

お‐はつ【御初】 初めてであることを丁寧にいう語。「―にお目にかかります」初めての物。新品。また、初物。「君の服は―だね」「―を供える」

おは‐づけ【御葉漬(け)】🔗🔉

おは‐づけ【御葉漬(け)】 「菜漬け」をいう女房詞。

おはつ‐とくべえ【お初徳兵衛】‐トクベヱ🔗🔉

おはつ‐とくべえ【お初徳兵衛】‐トクベヱ 大坂内本町の平野屋の手代徳兵衛と北の新地の遊女天満屋のお初。また、元禄一六年(一七〇三)に起こった二人の情死事件を題材にした浄瑠璃・歌舞伎などの通称。近松門左衛門作「曾根崎心中」が有名。

大辞泉 ページ 2258