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おまえ‐がた【御前方】おまへ‐🔗🔉

おまえ‐がた【御前方】おまへ‐ [代]二人称の人代名詞。複数をさす。近世、男女ともに目上の人に用いた敬称。のちには、対等・目下の者にも使うようになった。「この席に並んでござる―」〈道二翁道話〉

おまえ‐ざき【御前崎】おまへ‐🔗🔉

おまえ‐ざき【御前崎】おまへ‐ 静岡県、駿河湾と遠州灘(えんしゆうなだ)を分ける岬。隆起海食台地で、灯台がある。

おまえ‐さま【御前様】おまへ‐🔗🔉

おまえ‐さま【御前様】おまへ‐ [代]二人称の人代名詞。近世、男女ともに目上の人に用いた敬称。きわめて高い敬意を表す。あなたさま。「―はどれさまにおあひなされます」〈浮・一代女・二〉

おまえ‐さん【御前さん】おまへ‐🔗🔉

おまえ‐さん【御前さん】おまへ‐ [代]二人称の人代名詞。庶民層で、親しい間柄の人を呼ぶ語。また、特に妻が夫を呼ぶときの語。「お前様」のややくだけた言い方。近世、かなり高い敬意を表す語として用いられた。「―、是をお浴び遊(あす)ばしてお上がりあすばせ」〈滑・浮世風呂・二〉

おまえ‐たち【御前達】おまへ‐🔗🔉

おまえ‐たち【御前達】おまへ‐ [代]二人称の人代名詞。複数の同輩以下の相手をさしていう語。[名]宮仕えの女房たち。「―も必ずさ思すゆゑ侍らむかし」〈更級〉

おまえ‐まち【御前町】おまへ‐🔗🔉

おまえ‐まち【御前町】おまへ‐ 寺社などの前にある町。門前町。「天神橋と行き通ふ、所も神の―」〈浄・天の網島〉

お‐まき【緒巻(き)】を‐🔗🔉

お‐まき【緒巻(き)】を‐ (関東地方で)(ちきり)のこと。紡錘(つむ)の異称。

おまき‐ざる【尾巻猿】をまき‐🔗🔉

おまき‐ざる【尾巻猿】をまき‐ 霊長目オマキザル科オマキザル属の猿の総称。体長三二〜五六センチで、尾の長さも同じくらいある。樹上で暮らし、尾の先が巻くが、尾だけでぶら下がることはできない。南アメリカと中央アメリカの一部に分布。かつらざる。

大辞泉 ページ 2287