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おもい‐がわ【思い川】おもひがは🔗🔉

おもい‐がわ【思い川】おもひがは 福岡県太宰府天満宮の境内を流れる、御笠川の上流。思いが深く絶えることのないのを川にたとえていう語。「―たえず流るる水の泡のうたかた人に逢はで消えめや」〈後撰・恋一〉

おもい‐かわ・す【思ひ交はす】おもひかはす🔗🔉

おもい‐かわ・す【思ひ交はす】おもひかはす [動サ四]互いに心を通わす。「のうさんの君と言ひける人、浄蔵とはいとになう―・す仲なりけり」〈大和・六二〉

おもいきっ‐た【思い切った】おもひきつ‐🔗🔉

おもいきっ‐た【思い切った】おもひきつ‐ [連体]ためらいを捨てて大胆であるさま。「―改革を実施する」

おもいきっ‐て【思い切って】おもひきつ‐🔗🔉

おもいきっ‐て【思い切って】おもひきつ‐ [副]ためらう気持ちを振り切って物事をするさま。決心して。「―秘密を打ち明ける」ためらうことなく物事をするさま。思い切り。「―バットを振る」

おもい‐き‐や【思いきや】おもひ‐🔗🔉

おもい‐き‐や【思いきや】おもひ‐ 〔連語〕《動詞「おもう」の連用形+過去の助動詞「き」+係助詞「や」》…と思ったところが意外にも。「直ったと―またすぐに壊れてしまった」…と思っただろうか、思いもしなかった。「―夢をこの世の契りにて覚むる別れを嘆くべしとは」〈千載・恋二〉

おもい‐き・ゆ【思ひ消ゆ】おもひ‐🔗🔉

おもい‐き・ゆ【思ひ消ゆ】おもひ‐ [動ヤ下二]気持ちが沈んでしょんぼりする。「白雪の降りて積もれる山里は住む人さへや―・ゆらむ」〈古今・冬〉

おもい‐きり【思い切り】おもひ‐🔗🔉

おもい‐きり【思い切り】おもひ‐ [名]思い切ること。あきらめ。「―がいい」[副]満足できるまでするさま。思う存分。「―遊びたい」

おもい‐き・る【思い切る】おもひ‐🔗🔉

おもい‐き・る【思い切る】おもひ‐ [動ラ五(四)]あきらめる。断念する。「画家になる夢を―・る」決心する。覚悟する。「しばらく間を置いて、姉は―・ったように、言葉をつづけた」〈永井竜男・胡桃割り〉→諦(あきら)める[用法]→思い切った →思い切って

おもい‐ぐさ【思い草】おもひ‐🔗🔉

おもい‐ぐさ【思い草】おもひ‐ ナンバンギセルの別名。《季 秋》「異草(ことくさ)にまぎれてかなし―/風生」《物思いのときにのむもの、また、物思いを消すものの意か》タバコの別名。「相合煙管(あひあひぎせる)―思ひし甲斐(かひ)も夏の蝉(せみ)」〈浄・丹波与作〉

大辞泉 ページ 2305