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あご【×顎・×頤・×🔗🔉

あご【×顎・×頤・× 人など動物の口の上下にあり、下のほうが動いて、食物をかみ砕いたり声を出したりするのに役立つ器官。あぎ。あぎと。下あご。おとがい。「―がとがった顔」「―ひげ」釣り針の先に逆向きにつけた返しのこと。あぐ。食事または食事の費用。「―付き」「玉を落としたり―を引かれたりして見ねえ勘定迄に商内を仕詰めにゃあいかねえわな」〈洒・部屋三味線〉物言い。おしゃべり。「『たはごとぬかすとひっぱたくぞ』『えらい―ぢゃな』」〈滑・膝栗毛・五〉

顎が落・ちる🔗🔉

顎が落・ちる 食物の味の非常によいことのたとえ。ほっぺたが落ちる。

顎が食い違・う🔗🔉

顎が食い違・う 見込み違いになる。当てがはずれる。「女郎(ぢようろ)の言ふことを当てにしていると、いつでも―・ふよ」〈洒・角鶏卵〉

顎が干上(ひあ)が・る🔗🔉

顎が干上(ひあ)が・る 収入がなくなって、生活ができなくなる。「失業して―・る」

顎で使・う🔗🔉

顎で使・う 高慢な態度で、意のままに人を使う。「親を―・う」

顎で蠅(はえ)を追・う🔗🔉

顎で蠅(はえ)を追・う ハエを手を使わないであごを動かして追い払う。体力が衰えたさまにいう。

顎振り三年🔗🔉

顎を出・す🔗🔉

顎を出・す ひどく疲れて、足が動かず、あごだけが前に出る。疲れ切ってどうにもならない状態をたとえていう。

顎を撫(な)・でる🔗🔉

顎を撫(な)・でる 得意げなようすをいう。

顎を外(はず)・す🔗🔉

顎を外(はず)・す 大笑いをすることのたとえ。

あ‐ご【網子】🔗🔉

あ‐ご【網子】 網を引く人。あみこ。「網引(あび)きすと―ととのふる海人(あま)の呼び声」〈万・二三八〉

あごあし‐つき【×顎足付(き)】🔗🔉

あごあし‐つき【×顎足付(き)】 食事代と交通費を先方が負担すること。「―の接待旅行」

あこう【魚】あかを🔗🔉

あこう【魚】あかを アコウダイの別名。

あこう【赤穂】あかほ🔗🔉

あこう【赤穂】あかほ 兵庫県南西端の市。千種(ちくさ)川河口にある。もと浅野・森氏の城下町。赤穂義士ゆかりの史跡が多い。赤穂塩の産地。人口五・二万。

あこう【雀榕・秀】🔗🔉

あこう【雀榕・秀】 クワ科の常緑高木。本州南西部の暖地に自生。幹の直径は一メートルに達し、周囲に気根を出す。葉は大きな長楕円形で、春に落葉してただちに新しい葉をつける。雌雄異株。春にイチジクに似た花をつける。あこぎ。あこのき。

大辞泉 ページ 239