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あさ‐ぎり【朝霧】🔗🔉

あさ‐ぎり【朝霧】 朝方に立つ霧。《季 秋》「―や村千軒の市の音/蕪村」

あさぎり‐そう【朝霧草】‐サウ🔗🔉

あさぎり‐そう【朝霧草】‐サウ キク科の多年草。東北地方から北の高山や海岸に自生。高さ約五〇センチ。全体に銀白色の絹毛がある。葉は糸状の小葉からなる羽状複葉。秋、黄白色の小花を穂状につける。観賞用に栽培。《季 秋》

あさぎり‐の【朝霧の】🔗🔉

あさぎり‐の【朝霧の】 〔枕〕朝霧の中でぼんやりとしか見えない意から「おほに」「乱る」「思ひまどふ」にかかる。「―おほに相見し人ゆゑに」〈万・五九九〉朝霧が八重に立つ意から「やへ」「立つ」にかかる。「―八重山越えて」〈万・一九四五〉

あさぎ‐わん【浅××椀】🔗🔉

あさぎ‐わん【浅××椀】 黒漆塗りの上に、浅葱色の漆で花鳥を描いた椀。あさぎごき。

あさくさ【浅草】🔗🔉

あさくさ【浅草】 東京都台東区の地名。浅草寺(せんそうじ)の門前町として発達。仲見世・新仲見世の商店街、旧浅草公園を区分した際の六区の興行街などがある。三社祭・ほおずき市・羽子板市など江戸以来の行事が多い。もと東京市の区名。

あさくさ‐オペラ【浅草オペラ】🔗🔉

あさくさ‐オペラ【浅草オペラ】 大正時代、東京の浅草六区で上演されたオペラやミュージカルの総称。

あさくさ‐がみ【浅草紙】🔗🔉

あさくさ‐がみ【浅草紙】 古紙・ぼろきれなどを材料にして漉(す)き返した下等の紙。落とし紙や鼻紙などに用いる。元禄年間(一六八八〜一七〇四)に浅草の山谷(さんや)辺りで多く製造されたところからいう。

あさくさ‐かんのん【浅草観音】‐クワンオン🔗🔉

あさくさ‐かんのん【浅草観音】‐クワンオン 東京都台東区にある浅草寺(せんそうじ)の通称。

あさくさ‐じま【浅草×縞】🔗🔉

あさくさ‐じま【浅草×縞】 縦糸にくずの生糸、横糸に木綿糸を用いた紬(つむぎ)織り。武蔵の八王子付近から産した。

あさくさ‐たんぼ【浅草田×圃】🔗🔉

あさくさ‐たんぼ【浅草田×圃】 江戸、浅草新吉原(台東区)の後方にあった水田地帯。吉原田圃。

あさくさ‐でら【浅草寺】🔗🔉

あさくさ‐でら【浅草寺】 せんそうじ(浅草寺)

あさくさ‐のり【浅草海苔】🔗🔉

あさくさ‐のり【浅草海苔】 ウシケノリ科の紅藻。アマノリ類の代表種。紅紫色で、冬から春にかけて生育する。食用として養殖。名は、江戸初期に浅草あたりの海辺からとれたからという。むらさきのり。生のアマノリを刻み、枠に流して漉(す)き、日光で乾燥させたもの。干しのり。

大辞泉 ページ 252