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かけ【駆け・×駈け】🔗🔉

かけ【駆け・×駈け】 敵陣に突入すること。「義助の二度の―に、さしもの大勢戦ひ疲れて」〈太平記・一四〉馬を速く走らせること。駆け足。「お馬は少し老けたれども―に早く、駻(かん)おちず」〈浄・大磯虎〉

かけ【×賭け】🔗🔉

かけ【×賭け】 《「掛け」と同語源》勝負事や当て事に金品を出し合い、勝った者がそれを取る約束で争うこと。また、その金品。かけごと。「―に勝つ」「―をする」結果は運にまかせて、思い切って物事をすること。「大きな―に出る」

かけ【鶏】🔗🔉

かけ【鶏】 《鳴き声からという》ニワトリの古名。「庭つ鳥―は鳴く」〈記・上・歌謡〉

かげ【陰・×蔭・×翳】🔗🔉

かげ【陰・×蔭・×翳】 《「影」と同語源》物に遮られて、日光や風雨の当たらない所。「木の―で休む」物の後ろや裏など、遮られて見えない所。裏側。「戸の―に隠れる」「月が雲の―にかくれる」その人のいない所。目の届かない所。「―で悪口を言う」「―で支える」物事の表面にあらわれない部分。裏面。背後。「事件の―に女あり」「―の取引をする」(翳)表にはっきり現れない、人の性質や雰囲気の陰気な感じ。「どことなく―のある人」他の助け。庇護(ひご)。恩恵。現代では、ふつう「おかげ」の形で用いる。「元はといえばかの西内氏のお―である」〈蘆花・思出の記〉正式なものに対する略式。「―の祭り」 [下接語]磯(いそ)陰・岩陰・片陰・草陰・草葉の陰・小陰・木(こ)陰・木(こ)の下陰・下陰・島陰・谷陰・軒陰・葉陰・花陰・日陰・目(ま)陰・物陰・森陰・柳陰・藪(やぶ)陰・山陰

陰で糸を引・く🔗🔉

陰で糸を引・く 操り人形師が舞台の陰で糸を引いて人形を動かすように、裏面から指図をして人を動かす。「この事件には―・く人物がいる」

大辞泉 ページ 2749