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かな‐ぞうし【仮名草子】‐ザウシ🔗🔉

かな‐ぞうし【仮名草子】‐ザウシ 江戸初期に行われた小説類の呼称。婦人・子供向けに、平易な仮名文で書かれた、啓蒙娯楽を主としたものが多い。「恨之介(うらみのすけ)」「一休咄(いつきゆうばなし)」など、室町時代の御伽草子の伝統を受ける一方、のちの浮世草子の先駆となった。

か‐な‐た【方】🔗🔉

か‐な‐た【方】 [代]遠称の指示代名詞。話し手・聞き手の双方から離れた場所・方向をさす。また、現在から遠く離れた過去・未来を示す。あちら。あっち。「―の山」「忘却の―」ある物に隔てられて見えない場所・側などをさす。向こうがわ。「山の―」「海の―の国」

カナダ【Canada】🔗🔉

カナダ【Canada】 北アメリカ大陸北部を占める国。連邦制に基づく立憲君主国で、英連邦の一。首都オタワ。ロシア連邦に次ぐ世界第二の広大な領土を有するが、人口は南部に集中。ニッケル・亜鉛・石綿・ウラン・鉛など資源が種類・量とも豊富。小麦などの栽培や畜産も盛ん。イギリス・フランスの植民地として開発され、一八六七年自治領、一九三一年主権国家となる。人口二七三七万(一九九二)。◆「加奈陀」とも書く。

かな‐タイプ【仮名タイプ】🔗🔉

かな‐タイプ【仮名タイプ】 仮名文を打つタイプライター。仮名文字と記号のキーをもつ。

カナダ‐がん【カナダ×雁】🔗🔉

カナダ‐がん【カナダ×雁】 カモ科の鳥。全長約六五〜九〇センチ。頭からくびが黒く、ほおからのどに白色部があり、ほかは灰褐色。北アメリカに広く分布。日本へは亜種のシジュウカラガンが渡ってくる。

かなた‐こなた【×方】🔗🔉

かなた‐こなた【×方】 [代]遠称の指示代名詞。いろいろの場所・方向などをさす。あちらこちら。方々。「見渡す海原の―には三本檣(マスト)の大きな漁船が往来(ゆきき)して居る」〈荷風・ふらんす物語〉

カナダ‐も【カナダ藻】🔗🔉

カナダ‐も【カナダ藻】 トチカガミ科の多年生の水草。沈水性で、ほぼ三枚の葉が輪生する。雌雄異株。葉は対生または輪生し、夏から秋にかけて白い小花をつける。北アメリカの原産で、水槽に栽培。日本では、南アメリカの原産のやや大形のオオカナダモが帰化し、池や沼にみられる。

かな‐だらい【金×盥】‐だらひ🔗🔉

かな‐だらい【金×盥】‐だらひ 金属製のたらい。

かな‐づかい【仮名遣い】‐づかひ🔗🔉

かな‐づかい【仮名遣い】‐づかひ 個々の語を仮名で表記する場合の、同音の仮名の使い分けの決まり。使い分けの規準のちがいによって、歴史的仮名遣いと表音式仮名遣いとに分かれる。仮名は表音文字であるから、仮名の成立時にはそれぞれの仮名が発音の差を表していたが、音変化にともなって、表記した仮名と現実の発音との間にずれが生じ、仮名の使い分けが必要となって、規準が作られた。→現代仮名遣い →表音式仮名遣い →歴史的仮名遣い仮名を用いて文章を書き表す方法。仮名文字の使い方。「此の日の本の―千言玉をつらぬるも、心を顕すこと読みなす文字のてにはに有り」〈浄・聖徳太子〉

大辞泉 ページ 3057