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あ‐だ【××娜】🔗🔉

あ‐だ【××娜】 [形動][ナリ]女性の色っぽくなまめかしいさま。「―な年増(としま)美しくたおやかなさま。「花の色を―なる物といふべかりけり」〈古今・物名〉[ト・タル][形動タリ]に同じ。「―たるその姿態は能(よ)く鉄石の心をも蕩(とろ)かすといわれていた」〈中島敦・悟浄出世〉

アダージェット【イタリアadagietto】🔗🔉

アダージェット【イタリアadagietto】 音楽で、速度標語の一。アダージョよりやや速く、の意。

アダージョ【イタリアadagio】🔗🔉

アダージョ【イタリアadagio】 音楽で、速度標語の一。緩やかに、の意。アダジオ。

あだあだ・し【徒し】🔗🔉

あだあだ・し【徒し】 [形シク]誠実でない。無責任だ。「人の、ふみを―・しく散らすと聞きて」〈風雅・恋三・詞書〉浮気だ。好色がましい。「たはぶれに―・しき御心なし」〈栄花・さまざまの喜び〉内容が空虚で、いいかげんである。「扨(さて)も仏の教へは、―・しき事のみぞかし」〈読・春雨・二世の縁〉

あたい【価・値】あたひ🔗🔉

あたい【価・値】あたひ 価格。値段。また、代価。「商品に―をつける」「質屋の使の…尋ね来(こ)ん折には―を取らすべきに」〈鴎外・舞姫〉物の値打ち。価値。「一顧の―もない」(値)数学で、文字や式・関数などがとる数値。「比の―」

あたい【直・費】あたひ🔗🔉

あたい【直・費】あたひあたえ(直)」に同じ。

あたい【私】🔗🔉

あたい【私】 [代]《「あたし」の音変化》一人称の人代名詞。主に東京下町の婦女や小児が用いる。

あたい・する【値する・価する】あたひする🔗🔉

あたい・する【値する・価する】あたひする [動サ変]あたひ・す[サ変](「…にあたいする」の形で)それをするだけの値打ちがある。ふさわしい価値がある。相当する。「称賛に―・する」

あたい‐せんきん【値千金】あたひ‐🔗🔉

あたい‐せんきん【値千金】あたひ‐ 千金の値打ちがあること。高い価値のあること。「春宵一刻―」「酔い醒めの水は―」

あた・う【能う】あたふ🔗🔉

あた・う【能う】あたふ [動ワ五(ハ四)]《もと必ず打消しを伴い、活用語の連体形に「こと」や助詞「に」を付けて「…にあたわず」「…ことあたわず」の形で多く用いられたが、明治以後は肯定の言い方もみられる》可能の意を表す。なしうる。できる。「行くこと―・わず」「味については議論するに―・わず」「危きに臨めば平常なし―・わざる所のものを為し―・う」〈漱石・吾輩は猫である〉理にかなう。納得がいく。「―・はぬことなり。はや出だし奉れ」〈竹取〉適する。相当する。「此れ汝が着る物に―・はず」〈今昔・二三・一八〉◆の肯定の言い方は、欧米語の可能の助動詞の翻訳として広まった。

大辞泉 ページ 332