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きめ‐て【決め手・極め手】🔗🔉

きめ‐て【決め手・極め手】 物事の真偽や勝負事での勝ち負けを決定する手段・方法。また、そのよりどころ。「―を欠く」「物的証拠が―となる」物事を最終的に決める人。

きめ‐どころ【決め所・極め所】🔗🔉

きめ‐どころ【決め所・極め所】 物事の決着をつけるのに都合のよい箇所。また、その時機。「ここが勝負の―だ」要所。急所。「湯風呂に長入りして磨けども、―を知らぬゆゑ、結句ただれたやうにてむさくろし」〈浮・敗毒散・一〉

ギメ‐びじゅつかん【ギメ美術館】‐ビジユツクワン🔗🔉

ギメ‐びじゅつかん【ギメ美術館】‐ビジユツクワン(フランス)Muse Guimet》フランス、パリにある国立の東洋美術館。実業家エミール=ギメの収集品をもとに設立された美術館を起源とし、一九四五年、ルーブル美術館東洋部の所蔵品を合わせ国立ギメ美術館となる。

キメラ【chimera】🔗🔉

キメラ【chimera】 ライオンの頭、蛇の尾、ヤギの胴をもち、口から火を吐くというギリシア神話の怪獣。キマイラ。生物学で、異なる遺伝子型の細胞が共存している状態の一個体。植物では接ぎ木したものにみられ、動物では異系統の発生初期の胚を融合させて作った人工キメラマウスなどがある。

き・める【決める・極める】🔗🔉

き・める【決める・極める】 [動マ下一]き・む[マ下二]不確実・未定であった物事をはっきりさせる。決定する。「日時を―・める」「方針を―・める」決心する。「こうと―・めたらなかなか変えない」「腹を―・める」選定する。「代表を―・める」結果をはっきりさせる。決着をつける。「勝ち越しを―・める」「勝負を―・める」約束する。「―・めた日に間に合わせる」そう思いこんで疑わない。一途にそう思う。「彼を犯人と―・めてかかる」(「…にきめている」の形で)そのようにすることを習慣としている。変えないで、いつも同じにしている。「朝食はパンに―・めている」意図的に好ましくない行動・態度をとる。きめこむ。「横着を―・める」かっこうよくぴったりした服装をする。「紺のスーツで―・める」歌舞伎などで、演技が高潮に達するか、ひと区切りついたとき、演者が動きを止めて形をつける。「舞台中央で片肌を脱いで―・める」スポーツなどで、ある技を成功させる。「スクイズを―・める」相撲・柔道などで、相手の差した両腕を抱え込んで動きを封じる。「かんぬきに―・める」強くとがめる。きめつける。「行き端(は)(=金ノ使イ道)を聞かうと―・めらるる」〈浄・重井筒〉飲んだり食べたりする。飲食する。「酒に咎(とが)をなするんぢゃあねえが、つい一斤―・めると」〈滑・浮世床・初〉 [用法]きめる・さだめる――「今後一年間の日程を決める(定める)」の場合は相通じて用いられる。◇「規約を決める(定める)」の場合も両語とも使えるが、ニュアンスに差があり、「決める」は単に規約を作ることを意味し、「定める」は規約を作るとともに、以後その状態を維持するという気持ちをも含んでいる。◇「決める」のほうが口語的で広く用いられ、「買うことに決める」「腹を決める」「会長を決める」など、はっきり決定する、の意味で使われる。また「技(わざ)を決める」など、うまく決着をつける、の意味でも用いられる。◇「定める」は「学校制度を定める」「税制を定める」など、改まった言い方で文章語的といえる。また、「ねらいを定める」「居を定める」など慣用的表現にも用いられ、これらは「きめる」では言い換えられない。◇類似の語に「決する」がある。「決する」には、いろいろあったがついに決定したという感じがある。「勝敗を決したのはあの一打だった」のように、やや文語的な表現となる。「決する」も「雌雄を決する」「意を決する」など、多く慣用句に用いる。

大辞泉 ページ 3800