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肝が太・い🔗🔉

肝が太・い 物に動じない。大胆である。

肝に染(し)・みる🔗🔉

肝に染(し)・みる 心に深く感じて忘れない。

肝に銘・ずる🔗🔉

肝に銘・ずる 心に強くきざみつけて忘れない。「ご忠告を―・じて忘れません」

肝を煎(い)・る🔗🔉

肝を煎(い)・る 心をいら立たせる。やきもきする。「円道様も為右衛門様も定めし―・って居らるるじゃろ」〈露伴・五重塔〉世話をする。取り持つ。「―・ってくれる人のあるのを幸い」〈秋声・爛〉

肝を砕・く🔗🔉

肝を砕・く あれこれと思い悩む。「これを聞き、かれを聞くにも、心を迷はし―・く」〈盛衰記・四一〉苦心して考えをめぐらす。「君臣共に―・きて、呉王をうる事、二十ヶ年の春秋」〈曾我・五〉

肝を消・す🔗🔉

肝を消・す 肝を潰(つぶ)」に同じ。「―・して周章(あわ)てて逃出そうとすると」〈魯庵・破垣〉苦心する。心を尽くす。「心をくだき、―・しけるところに」〈太平記・一一〉

肝を据・える🔗🔉

肝を据・える 覚悟を決める。腹を据える。

肝を潰(つぶ)・す🔗🔉

肝を潰(つぶ)・す 非常に驚く。

肝を嘗(な)・める🔗🔉

肝を嘗(な)・める 《「嘗胆(しようたん)」を訓読みにした語》ひどくつらい思いをする。→臥薪嘗胆(がしんしようたん)

肝を冷や・す🔗🔉

肝を冷や・す 驚き恐れて、ひやりとする。

きも‐いり【肝×煎り・肝入り】🔗🔉

きも‐いり【肝×煎り・肝入り】 双方の間を取りもって心を砕き世話を焼くこと。また、その人。「新聞社の―で三〇年ぶりの対面がかなう」江戸幕府の職名。同職中の支配役・世話役。高家肝煎・寄合肝煎など。江戸時代、村役人をいう。庄屋(しようや)・名主(なぬし)など。奉公人・遊女などを周旋すること。また、それを業とする人。「―は道々うそを言ひ含め」〈川柳評万句合〉

きもいり‐やど【肝×煎宿】🔗🔉

きもいり‐やど【肝×煎宿】 奉公人などの周旋を職業とする家。口入れ屋。

きも‐い・る【肝×煎る】🔗🔉

きも‐い・る【肝×煎る】 [動ラ五(四)]世話をする。取り持つ。「足下に婦人を一名―・って貰いたいのじゃが」〈魯庵・社会百面相〉

き‐もう【起毛】🔗🔉

き‐もう【起毛】 [名]スル布の表面の繊維を毛羽立たせること。ラシャ・フランネルなどで行う。

き‐もう【×罔】‐マウ🔗🔉

き‐もう【×罔】‐マウ [名]スル《「ぎもう」とも》人をあざむき、だますこと。「俗に―さるるを一盃を喰うと曰う」〈服部誠一・東京新繁昌記〉法律上、詐欺の目的で人をだまして錯誤に陥らせること。

大辞泉 ページ 3802