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くろ・い【黒い】🔗🔉

くろ・い【黒い】 [形]くろ・し[ク]墨のような色をしている。「―・い色の服」黒みがかっている。黒に近い色である。「日に焼けて―・い顔」「冬の―・い海」汚れて黒ずんでいる。きたない。「―・く手あかのついた辞書」犯罪・不正の疑いが強い。「―・いうわさが絶えない人」心がよこしまである。邪悪である。「腹の―・い男」不吉である。「―・い死の影」その道に熟練している。くろうとである。「大道売りの砂糖漬を常住(じやうぢゆう)なめつけて居やぁがるから、言語は―・いもんだ」〈滑・浮世床・初〉 [派生]くろげ[形動]くろさ[名] [下接語]面(おも)黒い・真っ黒い(ぐろい)青黒い・赤黒い・浅黒い・薄黒い・か黒い・どす黒い・腹黒い

くろいあめ【黒い雨】🔗🔉

くろいあめ【黒い雨】 井伏鱒二(いぶせますじ)の小説。昭和四〇〜四一年(一九六五〜六六)発表。広島の原爆を扱った記録的作品。黒い雨に打たれた姪の結婚話が破談になるのを通して、原爆の悲劇を日常生活の場で描く。

くろい‐きり【黒い霧】🔗🔉

くろい‐きり【黒い霧】 背後に不正や犯罪などが隠されていることのたとえ。松本清張の「日本の黒い霧」に由来する語で、政財界の不正な行為をいう。

くろ‐いし【黒石】🔗🔉

くろ‐いし【黒石】 黒い色の石。黒の碁石。

くろいし【黒石】🔗🔉

くろいし【黒石】 青森県中部の市。もと津軽支藩の陣屋町。米とリンゴの産地。浅瀬石川沿いに黒石温泉郷がある。人口四・〇万。

くろいそ【黒磯】🔗🔉

くろいそ【黒磯】 栃木県北東部の市。那須温泉郷の入り口。人口五・五万。

クロイソス【Kroisos】🔗🔉

クロイソス【Kroisos】?〜前五四六]リディア王国最後の王。在位、前五六〇ころ〜前五四六。小アジアのギリシア人を征服し、巨万の富を築いた。のち、ペルシアに敗れ、アポロンに助けられたという。

くろいた‐かつみ【黒板勝美】🔗🔉

くろいた‐かつみ【黒板勝美】一八七四〜一九四六]歴史学者。長崎の生まれ。号、虚心。東大教授。「国史大系」の校訂に従事。日本古文書学の確立者。エスペラント語の開拓者でもある。著「国史の研究」「虚心文集」など。

クロイツァー【Leonid Kreutzer】🔗🔉

クロイツァー【Leonid Kreutzer】一八八四〜一九五三]ロシア生まれのピアノ奏者。一九〇九年、ドイツへ移って活躍。のち日本に定住、東京音楽学校教授となり、多くの門人を育てた。

大辞泉 ページ 4529