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あやつりさんば【操三番】🔗🔉

あやつりさんば【操三番】 歌舞伎舞踊。長唄。本名題「柳糸引御摂(やなぎのいとひくやごひいき)」。嘉永六年(一八五三)江戸河原崎座で初演。翁(おきな)・千歳(せんざい)をぜんまい人形、三番叟(さんばそう)を糸操りの所作で演じたが、のち、翁と千歳は普通の所作になった。操三番叟。

あやつり‐しばい【操り芝居】‐しばゐ🔗🔉

あやつり‐しばい【操り芝居】‐しばゐ 文楽など、操り人形を用いてする芝居。操り狂言。

あやつり‐じょうるり【操り浄××璃】‐ジヤウルリ🔗🔉

あやつり‐じょうるり【操り浄××璃】‐ジヤウルリ 三味線を伴奏とした浄瑠璃に合わせて、人形を操る芝居。文楽など。操り芝居。人形浄瑠璃。操り芝居で語る浄瑠璃。特に、義太夫節。

あやつり‐にんぎょう【操り人形】‐ニンギヤウ🔗🔉

あやつり‐にんぎょう【操り人形】‐ニンギヤウ 操り芝居に用いる人形。糸操りと手遣いとがある。他人の言うとおりに、どうにでも動く人。傀儡(かいらい)。「彼は社長の―にすぎない」

あやつ・る【操る】🔗🔉

あやつ・る【操る】 [動ラ五(四)]物を動かして使う。操作する。「櫓(ろ)を―・る」「人形を―・る」うまく取り扱う。巧みに使いこなす。「楽器を―・る」「三か国語を―・る」意のままに人を動かす。特に、自分は陰にいてうまく人を利用する。「マスコミを―・る」「黒幕に―・られる」 [可能]あやつれる

あや‐とり【×綾取り】🔗🔉

あや‐とり【×綾取り】 長さ五〇〜六〇センチの糸を輪にし、両手首や指に掛け、橋・川などの形を作りながら糸を掛け替えていく遊び。糸取り。《季 冬》竹に綱をつけ、投げ上げては受け止める曲芸。また、その芸人。

あやとり‐の‐し【文師】🔗🔉

あやとり‐の‐し【文師】 律令制で大蔵省織部司(おりべのつかさ)に属した官。錦(にしき)・綾(あや)などの高級織物の製作にあたった。あやのし。あやとり。

あや‐ど・る【×綾取る・操る】🔗🔉

あや‐ど・る【×綾取る・操る】 [動ラ五(四)]美しく飾る。特に、文章に修飾を施す。「華麗に―・られた文体」たすきなどを斜め十文字に結ぶ。「紅い襷―・りながら」〈木下尚江・良人の自白〉巧みに扱う。あやつる。「奔すると云ふは、機を―・るやうな心ぞ」〈中華若木詩抄・中〉

あや‐な・し【文無し】🔗🔉

あや‐な・し【文無し】 [形ク]筋道が通らない。不条理だ。わけがわからない。「春の夜の闇(やみ)は―・し梅の花色こそ見えね香やは隠るる」〈古今・春上〉むだである。かいがない。無意味だ。「思へども―・しとのみ言はるれば夜の錦(にしき)の心地こそすれ」〈後撰・恋二〉判別がつかない。「夜半の空星さへ雲におほはれて、道も―・く物すごき」〈浄・盛衰記〉

大辞泉 ページ 496