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あり‐なら・う【在り習ふ】‐ならふ🔗🔉

あり‐なら・う【在り習ふ】‐ならふ [動ハ四]慣れ親しむ。習慣になる。ありなる。「かの君は我だに同じ所に―・ひて」〈宇津保・蔵開上〉

あり‐な・る【在り×馴る】🔗🔉

あり‐な・る【在り×馴る】 [動ラ下二]「在り習う」に同じ。「―・れたる人のあやしさを」〈浜松・四〉

あり‐に【在り荷】🔗🔉

あり‐に【在り荷】 売約していない品物。在庫品。

あり‐にく・し【在り悪し】🔗🔉

あり‐にく・し【在り悪し】 [形ク]生きるのがむずかしい。生きていにくい。「世の中の―・くのみ思ひ給へらるれば」〈狭衣・四〉

ありね‐よし🔗🔉

ありね‐よし 〔枕〕《「ありね」は語義未詳。「よし」は間投助詞》「対馬(つしま)」にかかる。「―対馬のわたり海中(わたなか)に幣(ぬさ)取り向けて早帰り来ね」〈万・六二〉

あり‐の‐ことごと【有りの×悉】🔗🔉

あり‐の‐ことごと【有りの×悉】 ある限り。ありったけ。「布肩ぎぬ―着襲(きそ)へども」〈万・八九二〉

あり‐の‐すさび【在りの遊び】🔗🔉

あり‐の‐すさび【在りの遊び】 生きているのに慣れていいかげんに過ごすこと。なおざりに暮らすこと。ありのすさみ。「ある時は―に語らはで恋しきものと別れてぞ知る」〈古今六帖・五〉

あり‐の‐とう【×蟻の塔】‐タフ🔗🔉

あり‐の‐とう【×蟻の塔】‐タフ蟻塚(ありづか)」に同じ。《季 夏》

ありのとう‐ぐさ【×蟻の塔草】ありのタフ‐🔗🔉

ありのとう‐ぐさ【×蟻の塔草】ありのタフ‐ アリノトウグサ科の多年草。山野に生え、高さ一五〜二五センチ。葉は卵円形で小さく、縁にぎざぎざがあり、対生。夏から秋、黄褐色の小花が、多数下向きに咲く。のみとりぐさ。

あり‐の‐とわたり【×蟻の門渡り】🔗🔉

あり‐の‐とわたり【×蟻の門渡り】 蟻が列を作ってはっていること。蟻の熊野参り。《季 夏》陰部と肛門(こうもん)の間。会陰(えいん)両側が切り立った崖となっている所。長野県の戸隠山のものが有名。

あり‐の‐ひふき🔗🔉

あり‐の‐ひふき キキョウの古名。「桔梗はきちかう…さりとて―といふ名えよまじ」〈胆大小心録〉

大辞泉 ページ 551