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こち【×鯒・×・牛魚】🔗🔉

こち【×鯒・×・牛魚】 カサゴ目コチ科の海水魚。全長約五〇センチ。体は扁平で、頭が大きい。体色は黄褐色で、暗色の小円点が散在する。性転換をし、初めは雄で、成長すると雌になる。本州中部以南の沿岸の砂泥底にすむ。マゴチ。《季 夏》「―釣るや濤声四方(よも)に日は滾(たぎ)る/蛇笏」→メゴチ◆「鯒」「」は国字。

こち【東風】🔗🔉

こち【東風】 東の方から吹いてくる風。ひがしかぜ。《季 春》「―吹くや山一ぱいの雲の影/漱石」

こ‐ち【故地・古地】🔗🔉

こ‐ち【故地・古地】 もと所有していた土地。昔からの縁故のある土地。「文豪の―を訪ねる」

こ‐ち【故知・故×智】🔗🔉

こ‐ち【故知・故×智】 昔の人の用いた知恵。先人の試みた策略。「―に倣う」

こ‐ち【×胡地】🔗🔉

こ‐ち【×胡地】 胡の国の土地。えびすの国。転じて、未開の土地。

こ‐ち【×方】🔗🔉

こ‐ち【×方】 [代]近称の指示代名詞。こっち。こちら。「―やと言へば、ついゐたり」〈源・若紫〉一人称の人代名詞。わたくし。わたくしども。「そちが知らずは、―も知らぬぞ」〈虎清狂・文荷〉

ご‐ち【五地】🔗🔉

ご‐ち【五地】 五種類の土地。山林・川沢・丘陵・墳衍(ふんえん)(丘と平地)・原隰(げんしゆう)(高原と低い湿地)。五土。

ご‐ち【五×智】🔗🔉

ご‐ち【五×智】 仏語。大日如来に備わる五種の智慧。密教で、大日の智の総体の法界体性(ほつかいたいしよう)智と、大円鏡智・平等性智・妙観察智・成所作(じようしよさ)智の四智。また、浄土教では仏智・不思議智・不可称智・大乗広智・無等無倫最上勝智の五つを阿弥陀仏の智とする。

ゴチ🔗🔉

ゴチ 《「ゴチック」の略》「ゴシック」に同じ。

ごち‐あみ【五×智網】🔗🔉

ごち‐あみ【五×智網】 主に瀬戸内海地方で、タイを捕るために用いられる手繰り網。楕円形の網の両端につけた綱を引き、魚を網目にかけて捕る。

ごち‐えんまん【五×智円満】‐ヱンマン🔗🔉

ごち‐えんまん【五×智円満】‐ヱンマン 仏語。大日以下の五仏を本尊として三密の観行を成就するとき、行者の身に五智が完全に備わること。

こち‐かぜ【東風】🔗🔉

こち‐かぜ【東風】こち(東風)」に同じ。

大辞泉 ページ 5550