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こち・ず【出づ】こちづ🔗🔉

こち・ず【出づ】こちづ [動ダ下二]《「ことい(言出)づ」の音変化》口に出して言う。「足柄のみ坂恐(かしこ)み曇り夜の我(あ)が下延(したば)へを―・でつるかも」〈万・三三七一〉

ご‐ちそう【御×馳走】🔗🔉

ご‐ちそう【御×馳走】 [名]スル「馳走」を、それをする人や、する相手を敬っていう。また、「馳走」の丁寧語。心を込めてもてなすこと。特に、食事などをふるまうこと。また、そのもてなし。「―になる」「鮨(すし)を―する」「冬は火が何よりの―だ」ぜいたくな料理。豪華な食事。「生まれてはじめての―だ」

ごちそう‐さま【御×馳走様】🔗🔉

ごちそう‐さま【御×馳走様】 [感]ごちそうになった礼に述べるあいさつの語。男女の仲のいいさま、のろけなどを見せつけられたりしたときなどに言う、皮肉を込めたりからかったりするあいさつの語。

ごちそう‐ぜめ【御×馳走攻め】🔗🔉

ごちそう‐ぜめ【御×馳走攻め】 次から次とおいしい飲食物を出してもてなすこと。「―にあう」

こちた・し【痛し・痛し】🔗🔉

こちた・し【痛し・痛し】 [形ク] 《「こといたし」の音変化》人の口がうるさい。煩わしい。「人言(ひとごと)はまこと―・くなりぬともそこに障らむ我にあらなくに」〈万・二八八六〉ことごとしい。おおげさだ。「殿上人、四位、五位―・くうち連れ、御供にさぶらひて並みゐたり」〈枕・二七八〉たくさんである。量が多い。程度がはなはだしい。「髪うるはしくもとはいと―・くて」〈紫式部日記〉◆奈良時代では多く人のうわさについていう場合が多いが、平安時代になると、霜の置くさま、毛髪の多いさまなどにいう。

ゴチック【ドイツGotik】🔗🔉

ゴチック【ドイツGotik】 ゴシック

こち‐と【×人】🔗🔉

こち‐と【×人】 [代]《「こちひと」の音変化》一人称の人代名詞。わたしたち。わたし。「内にゐやんす内儀様―ばかりにうちまかせ」〈浄・重井筒〉

こちと‐ら【×等】🔗🔉

こちと‐ら【×等】 [代]《代名詞「こちと」に複数を示す「ら」のついたもの、単数にも用いる》一人称の人代名詞。おれたち。おれ。「―の知ったことじゃない」「―はどうで着た限(きり)雀ときてゐるから」〈滑・浮世風呂・三〉◆現代では俗語的に用いる。

大辞泉 ページ 5552