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こわ・る【壊る・×毀る】こはる🔗🔉

こわ・る【壊る・×毀る】こはる [動ラ下二]「こわれる」の文語形。

ごわ・る🔗🔉

ごわ・る [動ラ四]《「ごある」の音変化。江戸時代、主として、田舎者や奴(やつこ)などの用いた語。通人も用いた》「来る」の意の尊敬語。いらっしゃる。「これ、待て。ちょっと逢ひたい。はあて、―・れと云ふに」〈浄・男作五雁金〉「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。「ああ、爰(ここ)から程は―・らぬ」〈浄・金短冊〉(補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。…であります。…でございます。「臼をひけさの彦惣とも、京童の謳(うた)ひしは、身どもがことで―・ります」〈浮・万金丹・二〉

こわれ【壊れ・×毀れ】こはれ🔗🔉

こわれ【壊れ・×毀れ】こはれ こわれること。こわれた物。「塀の―から犬が出入りする」「―瓶(がめ)」「―椅子」

こわれがめ【こわれ甕】こはれがめ🔗🔉

こわれがめ【こわれ甕】こはれがめ 《原題、(ドイツ)Der zerbrochene Krug》クライストの戯曲。一幕。一八〇八年初演。甕を壊した村長がみずから事件を裁くはめになり、罪を他人に着せようとするが、悪事が露見する。近代ドイツ喜劇の傑作。

こわれ‐もの【壊れ物】こはれ‐🔗🔉

こわれ‐もの【壊れ物】こはれ‐ こわれた物。「―を拾い集める」陶器、ガラスなど、こわれやすい物。「―につき、取扱注意」

こわ・れる【壊れる・×毀れる】こはれる🔗🔉

こわ・れる【壊れる・×毀れる】こはれる [動ラ下一]こは・る[ラ下二]力が加えられて物のもとの形がゆがんだり失われたりする。物が砕けたり、破れたりする。破壊される。「箱が―・れる」「茶碗が粉ごなに―・れる」「台風で家が―・れる」機能に故障が起きる。本来の働きを失って役に立たなくなる。「無電装置が―・れる」「水道の蛇口が―・れる」まとまっていた物事・状態がうまくいかなくなる。「縁談が―・れる」「気分が―・れる」「バランスが―・れる」もとの成分が失われる。「熱を加えると有効な成分が―・れる」高額の貨幣が小額の貨幣になる。「千円札に―・れませんか」 [類語]破損する・毀損(きそん)する・損傷する・損壊する・損ずる・毀(こぼ)れる・欠ける・傷付く・拉(ひし)げる・潰(つぶ)れる・砕ける・割れる

大辞泉 ページ 5807