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さい‐さ【歳差】🔗🔉

さい‐さ【歳差】 歳差運動のため、天の北極が黄道の極のまわりを約二万五八〇〇年で一周し、春分点が黄道上を毎年約五〇秒ずつ西方へ移動する現象。

さい‐さい【歳歳】🔗🔉

さい‐さい【歳歳】 としどし。毎年。「年々―」

歳歳年年(ねんねん)人同じからず🔗🔉

歳歳年年(ねんねん)人同じからず 《劉希夷「代悲白頭翁」から》毎年毎年、人はこの世を去って行くために、顔ぶれが異なる。人の世の無常であることをいう。→年年歳歳花相似たり

さい‐さい【細細】🔗🔉

さい‐さい【細細】 [形動ナリ]こまかいさま。また、くわしいさま。微細。詳細。「道理を申しければ、―に聞こし召して」〈半井本保元・上〉再再」に同じ。「定家、家隆卿など―に申し行はれけるにや」〈連理秘抄〉

さい‐さい【済済】🔗🔉

さい‐さい【済済】 [ト・タル][形動タリ]「せいせい(済済)」に同じ。「多士―」

さい‐さい【騒】さゐさゐ🔗🔉

さい‐さい【騒】さゐさゐ [副]物が揺れ動いてさわさわと音を立てるさま。「玉衣(たまぎぬ)の―しづみ家の妹にもの言はず来にて思ひかねつも」〈万・五〇三〉

さい‐さい【再再】🔗🔉

さい‐さい【再再】 [副]ある動作が繰り返し行われるさま。たびたび。何度も。再三。「―申し上げたとおり」「―の催促」

ざい‐ざい【在在】🔗🔉

ざい‐ざい【在在】 あちこちの村里。また、いたるところ。「春先は、―の鋤鍬(すきくは)までも楽々と、遊びがちなる一ものづくり」〈浄・手習鑑〉

さいさい・し【騒し】さゐさゐし🔗🔉

さいさい・し【騒し】さゐさゐし [形シク]さわさわと音を立てるさま。「光も無く黒きかいねりの、―・しく張りたる一かさね」〈源・初音〉◆歴史的仮名遣いは、「さいさい(騒騒)」の派生語とみて、「さゐさゐし」とするが、新撰字鏡に「佐比々々之」とあるのが、この語だとすれば「さひさひし」とも考えられる。

ざいざい‐しょしょ【在在所所】🔗🔉

ざいざい‐しょしょ【在在所所】 ここかしこ。あちらこちら。また、あちらこちらの村里。「御城下の町々、かいどうすじの―を焼きたてました」〈谷崎・盲目物語〉

さいさ‐うんどう【歳差運動】🔗🔉

さいさ‐うんどう【歳差運動】 地球の自転軸が、黄道面に垂直な線のまわりを、周期約二万五八〇〇年で首振り運動をすること。地球の赤道面が黄道面に対して約二三・四度傾いているのと、地球の赤道部が膨れているため、月・太陽から自転軸を立てようとする偶力を受けて起こる。こまなど回転するものの回転軸がゆっくりと方向を変えていく運動。味噌すり運動。首振り運動。

大辞泉 ページ 5912