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あん‐い【安意】🔗🔉

あん‐い【安意】 [名]スル心がやすまること。安心。「請う―せよ」〈織田訳・花柳春話〉

あん‐い【安慰】‐ヰ🔗🔉

あん‐い【安慰】‐ヰ 心を安らかにして慰めること。「せめて一睡の―だに貪(むさぼ)らばや」〈木下尚江・良人の自白〉

あん‐いつ【安逸・安×佚】🔗🔉

あん‐いつ【安逸・安×佚】 [名・形動]気楽に過ごすこと。何もせずに、ぶらぶらと遊び暮らすこと。また、そのさま。「―をむさぼる」「―な日を送る」

あん‐うつ【暗×鬱】🔗🔉

あん‐うつ【暗×鬱】 [名・形動]気持ちが暗くふさぎこんでいること。また、そのさま。「―な表情」「てらてらとしたかの頭はしばし病室の―を照らしたのである」〈蘆花・思出の記〉

あん‐うん【暗雲】🔗🔉

あん‐うん【暗雲】 真っ黒な雲。今にも雨や雪が降りだしそうな気配のある暗い雲。「―が垂れ込める」戦争などの危機が迫りくる気配。「国際情勢に―が漂う」心を覆い閉ざしている苦しみや悩み。「―が一挙にはれる」

アン‐ウント‐フュール‐ジッヒ【ドイツan und fr sich】🔗🔉

アン‐ウント‐フュール‐ジッヒ【ドイツan und fr sich】 即自かつ対自。ヘーゲル弁証法で、事物の弁証法的発展の第三段階を示す用語。アンジッヒの段階から、他者との対立において自己を自覚するフュールジッヒの段階に発展し、さらにこの対立が統一されて一段高い状態に止揚された段階。→アンジッヒ →フュールジッヒ

あんえい【安永】🔗🔉

あんえい【安永】 江戸中期、後桃園天皇・光格天皇の時の年号。一七七二年一一月一六日〜一七八一年四月二日。

あん‐えい【晏嬰】🔗🔉

あん‐えい【晏嬰】?〜前五〇〇]中国、春秋時代の斉(せい)の宰相。字(あざな)は平仲。霊・荘・景の三公に仕えた。すぐれた見識をもって国家経営にあたった政治家として知られる。言行録「晏子春秋」がある。晏子。

あん‐えい【暗影・暗×翳】🔗🔉

あん‐えい【暗影・暗×翳】 暗いかげ。「―と光と熱とを帯びた雲の群」〈藤村・破戒〉将来に不安をいだかせるようなきざし。「前途に―を投ずる」

あんえい‐なんりょう【安永南×鐐】‐ナンレウ🔗🔉

あんえい‐なんりょう【安永南×鐐】‐ナンレウ 二朱銀貨。安永年代に広く流通した。→南鐐

大辞泉 ページ 602