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さ‐ばかり【許り】🔗🔉

さ‐ばかり【許り】 [副]それぐらい。それほど。「―急にもとめ給はば」〈露伴・風流魔〉「―の人は思しはばかるべきぞかし」〈源・賢木〉たいへん。あんなに。「―寒き夜もすがら」〈徒然・二三〉

さばき【裁き・×捌き】🔗🔉

さばき【裁き・×捌き】 (裁き)理非を明らかにすること。裁判。審判。「法の―を受ける」「神の―が下る」手先を使って物事をうまく取り扱うこと。「袱紗(ふくさ)―」「鋏(はさみ)の―がまるで下手なくせに」〈高見・故旧忘れ得べき〉ごたごたした物事を処理したり管理したりすること。囲碁で、弱い石や孤立した石の始末をうまくつけること。将棋で、局面を進展させるために、駒を十分に活用し働かせること。連歌・連句の席で、一座の宗匠が付句の運びがうまくいくように指導すること。

さばき‐がみ【×捌き髪】🔗🔉

さばき‐がみ【×捌き髪】 まげを解きちらした髪。ざんばら髪。ちらし髪。「大肌脱に―、小鬢に汗を流しつつ」〈仮・竹斎・上〉

さばき‐て【裁き手・×捌き手】🔗🔉

さばき‐て【裁き手・×捌き手】 物事の処理や理非の判断をする人。また、その才能のある人。売り手。心のさばけた人。「心のきれた―の」〈浄・賀古教信〉

さばき‐の‐にわ【裁きの庭】‐には🔗🔉

さばき‐の‐にわ【裁きの庭】‐には 法廷。「―に引き出される」

さばき‐やく【裁き役・×捌き役】🔗🔉

さばき‐やく【裁き役・×捌き役】 物事の処理や理非の判断をする人。歌舞伎で、事件を取りさばき、解決をつける役柄。「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の細川勝元など。捌き方。

さ‐ばく【佐幕】🔗🔉

さ‐ばく【佐幕】 《「佐」は助ける意》幕末、尊攘・倒幕に反対し、幕府を支持したこと。また、その党派。

さ‐ばく【砂漠・×沙漠】🔗🔉

さ‐ばく【砂漠・×沙漠】 雨量が極端に少ないため植物がほとんど育たず、岩石や砂礫(されき)からなる地域。サハラ・カラハリ・ゴビなど。

さば・く【裁く・×捌く】🔗🔉

さば・く【裁く・×捌く】 [動カ五(四)](裁く)理非を明らかにする。裁判する。「罪を―・く」「人を―・く」手を使ってものを思いのままに扱う。「ヒット性の打球を難なく―・く」「手綱を―・く」ごたごたした物事や複雑なことを、適切に処理する。「会社を一人で―・いている」「もめごとを―・く」品物を売りつくす。「滞貨を全部―・いた」くっついたりからまったりしやすいものを、解き分ける。「髪を―・く」「着物の裾を―・く」「力士が下がりを―・く」料理で、材料に包丁を入れて切り離し、ばらばらにする。「鴨を―・く」 [可能]さばける[動カ下二]「さば(捌)ける」の文語形。

大辞泉 ページ 6192