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言う口の下から🔗🔉

言う口の下から 言ったとたんに。言うとすぐに。「やめると―もうタバコに火をつけた」

言う事無し🔗🔉

言う事無し 非の打ちようがなく、すばらしい。「この出来上がりなら―だ」

言うだけ野暮(やぼ)🔗🔉

言うだけ野暮(やぼ) 皆が知っていながら黙っていることを、口に出して言うのはばかげている。

言うに言われない🔗🔉

言うに言われない 言葉でうまく言い表せない。「夕焼けの―ない美しさ」言いたくても言うことができない。「―ない事情がある」

言うに及ばず🔗🔉

言うに及ばず 言うまでもない。もちろんのことだ。「国内は―、海外にまで知られた作曲家」

言うに事を欠いて🔗🔉

言うに事を欠いて ほかに言い方があるだろうに。ほかにも話題があるだろうに。「―本人の前であんな話をするなんて」

言うは易(やす)く行うは難(かた)し🔗🔉

言うは易(やす)く行うは難(かた)し 《「塩鉄論」利議から》口で言うのはたやすいけれども、それを実行することはむずかしい。

言うべきにもあら🔗🔉

言うべきにもあら 口に出して言うまでもない。「雪の降りたるは―ず」〈枕・一〉

言うべくもあら🔗🔉

言うべくもあら 言葉では言い尽くせない。「―ぬ綾織物に絵をかきて」〈竹取〉

言うまでもな・い🔗🔉

言うまでもな・い あれこれ言う必要のないほどわかりきったことである。もちろんである。「漱石が明治の文豪であることは―・いことだ」

言うもおろか🔗🔉

言うもおろか 《「おろか」は、おろそか、不十分の意。後に「愚か」と意識された》言うまでもない。言うのもばかげている。

言うも更(さら)なり🔗🔉

言うも更(さら)なり言えば更なり」に同じ。

言うも世の常🔗🔉

言うも世の常 どう言っても世間並みな平凡なものになってしまい、うまく言い表せない。言えば世の常。「今はとて、おちいりけむ有様、心のうち、見る心地して、悲しきなど―なり」〈狭衣・二〉

言えた義理🔗🔉

言えた義理 今までのいきさつから当然言ってもよい立場・関係。反語・否定の表現に用いる。「今さら助けてくれなどと―か」

大辞泉 ページ 688