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いき【息】🔗🔉

いき【息】 口・鼻から空気を吸ったり吐いたりすること。また、吸う空気や吐く空気。「大きく―をする」「―が荒い」二人以上で何かをする場合の、相互の気持ちのかねあい。調子。呼吸。「二人の―がぴったりだ」芸事の要領・こつ。「名人の―を盗む」ゆげ。蒸気。「飯も焚きたての―の立つやつで」〈藤村・破戒〉音声学で、声帯の振動を伴わない呼気。ごくまれには吸気も含む。いのち。「あずの上に駒をつなぎて危(あや)ほかど人妻児ろを―に我がする」〈万・三五三九〉 [下接語]青息吐息・大息・風の息・片息・酒(さか)息・死に息・溜(た)め息・吐息・寝息・鼻息・一息・太息・虫の息

息が合・う🔗🔉

息が合・う 物事を行う調子や気分がぴったり合う。「―・った合奏」

息が掛か・る🔗🔉

息が掛か・る 有力者の後援や支配を受ける。「会長の―・った人物」

息が通・う🔗🔉

息が通・う まだ死なないで息が続いている。生き生きしている。「―・った作品」

息が切・れる🔗🔉

息が切・れる 息切れがする。あえぐ。「石段の途中で―・れた」物事を続けることが苦しくなり、中途でやめる。「資金がなくて事業の半ばで―・れる」息が止まる。死ぬ。〈日葡〉

息が続・く🔗🔉

息が続・く 潜水や発声の際に、吸った息が長くもつ。物事の勢いが弱まらず、ある状態が続く。「やっと回復した景気も―・かない」

息が詰ま・る🔗🔉

息が詰ま・る 呼吸が十分にできなくなる。緊張しすぎて、息苦しくなる。「試験会場の―・るような雰囲気」

息が長・い🔗🔉

息が長・い 長期にわたって続いている。「―・い仕事」文章で、句点から次の句点までの間が長い。文が長くとぎれずに続く。

息が弾(はず)・む🔗🔉

息が弾(はず)・む 運動をしたり気持ちをたかぶらせたりして、呼吸が荒くなる。「うれしくて―・む」

息も絶え絶え🔗🔉

息も絶え絶え いまにも呼吸が止まりそうなようす。「―に、やっとたどり着く」

息を入・れる🔗🔉

息を入・れる 仕事などの中途で休憩する。ひと休みする。「ここらでちょっと―・れよう」

大辞泉 ページ 729