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いた‐びさし【板×庇・板×廂】🔗🔉

いた‐びさし【板×庇・板×廂】 板で葺(ふ)いたひさし。

いた‐びょうし【板表紙】‐ベウシ🔗🔉

いた‐びょうし【板表紙】‐ベウシ 板で作った表紙。法帖(ほうじよう)・折り手本などに用いる。

いた‐びん【板×鬢】🔗🔉

いた‐びん【板×鬢】 歌舞伎の鬘(かつら)の一。鬢を油で固め、板のように磨いて左右に張り出したもの。「車引」の松王丸、「暫(しばらく)」の腹出しなど、大時代な荒事(あらごと)の役に用いる。

いた‐ぶき【板×葺き】🔗🔉

いた‐ぶき【板×葺き】 屋根を板で葺くこと。また、その屋根。

いた‐ぶね【板舟】🔗🔉

いた‐ぶね【板舟】 薄い板で作った小舟。泥深い水田で、苗や刈り取った稲をのせるのに使う。東京日本橋の旧魚市場で、魚類販売のために並べた板。板舟株という営業上の権利が認められていた。

いた‐ぶ・る【甚振る】🔗🔉

いた‐ぶ・る【甚振る】 [動ラ五(四)]激しく揺り動かす。「枝も幹も凄まじい音をたてて、一度に風から―・られるので」〈漱石・彼岸過迄〉おどして金品をとる。また、痛め付けたり、嫌がらせをする。ゆする。「たちの悪い相手に―・られる」激しくゆれる。「風をいたみ―・る波の間なく我(あ)が思ふ君は相思ふらむか」〈万・二七三六〉

いた‐ぶろ【板風炉】🔗🔉

いた‐ぶろ【板風炉】 茶道具の風炉の一。板で作った四角い箱形の炉。小田原風炉。

いた‐べい【板塀】🔗🔉

いた‐べい【板塀】 板で作った塀。

いたぼ‐がき【板×甫牡蠣】🔗🔉

いたぼ‐がき【板×甫牡蠣】 イタボガキ科の二枚貝。カキの一種で、本州以南の内海にみられ、岩礁に付着。貝殻は円形に近く、直径約一〇センチで平たい。殻表は薄い殻片が檜皮(ひわだ)状に重なる。卵胎生。食用。《季 冬》

いた‐ぼとけ【板仏】🔗🔉

いた‐ぼとけ【板仏】 板を仏像の形に切り、彩色したもの。また、銅板などに仏像を打ち出したもの。多く寺院の壁に掛けた。

いた‐ま【板間】🔗🔉

いた‐ま【板間】 床を板敷きにしてある部屋。板の間。板葺(いたぶ)きの屋根の板と板とのすきま。「山の端に入るまで月をながめ見むねやの―もしるしありやと」〈源・手習〉

いた‐まえ【板前】‐まへ🔗🔉

いた‐まえ【板前】‐まへ 調理場のまな板を置く所。板場。日本料理の料理人。また、料理人の頭(かしら)。板場。いた。日本料理の手並み。調理の方法。

大辞泉 ページ 876