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そう‐そう【層層】🔗🔉

そう‐そう【層層】 [ト・タル][形動タリ]幾重にもかさなっているさま。「―と畳(たた)まるように繁っている針葉樹の集りは」〈島木健作・続生活の探求〉

そう‐そう【××蒼】サウサウ🔗🔉

そう‐そう【××蒼】サウサウ [ト・タル][形動タリ]あおあおとしているさま。また、あおみを帯びているさま。「―たる大空」「顔色―として土の如し」〈織田訳・花柳春話〉草木があおあおと茂っているさま。「―たる夏草の茂み」

そう‐そう【××錚】サウサウ🔗🔉

そう‐そう【××錚】サウサウ [ト・タル][形動タリ]金属や楽器の音がさえて響くさま。「警邏剣履の響―たるを聞く」〈東海散士・佳人之奇遇〉多くのものの中で特にすぐれているさま。「―たる顔ぶれ」

そう‐そう【××簇】🔗🔉

そう‐そう【××簇】 [ト・タル][形動タリ]群がり集まるさま。ぞくぞく。「この植物は、茎の先に、―として花をつけた」〈芥川・煙草と悪魔〉

そう‐そう【××蹌】サウサウ🔗🔉

そう‐そう【××蹌】サウサウ [ト・タル][形動タリ]よろめくさま。「只―として踉々(ろうろう)という形で吾妻橋へきかかったのです」〈漱石・吾輩は猫である〉

そう‐そう【××叢】🔗🔉

そう‐そう【××叢】 [ト・タル][形動タリ]草木の群がり茂るさま。「―たる竹やぶ」

そう‐そう【××鏘】サウサウ🔗🔉

そう‐そう【××鏘】サウサウ [ト・タル][形動タリ]玉や金属が触れ合って鳴り響くさま。また、高く美しい音の響くさま。鏘然。「柱頭の時辰儀―として正午を報ず」〈菊亭香水・世路日記〉盛んなさま。「服装から何から、だれが見ても硬派中の―たるものである」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉

そう‐そう【然う然う】さうさう🔗🔉

そう‐そう【然う然う】さうさう [副](あとに打消しの語や反語を伴って)そんなに。それほどに。「―遊んではいられない」「―うまいぐあいにいくものか」[感]忘れていたことをふと思い出したときに用いる語。「―、君に言うことがあった」相手の言葉や動作に賛意を表すときに用いる語。「―、そのとおりだ」

大辞泉 ページ 8794