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そで‐の‐しぐれ【×袖の時雨】🔗🔉

そで‐の‐しぐれ【×袖の時雨】袖時雨(そでしぐれ)」に同じ。「野山のけしき、まして―をもよほしがちに」〈源・椎本〉

そで‐の‐しずく【×袖の×雫】‐しづく🔗🔉

そで‐の‐しずく【×袖の×雫】‐しづく 袖にかかる涙。「よそにふる人は雨とも思ふらむ我が目にちかき―を」〈和泉式部集・上〉

そで‐の‐した【×袖の下】🔗🔉

そで‐の‐した【×袖の下】 人目につかないように袖の下から贈る物。内密に贈る品物や金銭。そでした。わいろ。「―を使う」「―を握らせる」

そで‐の‐つゆ【×袖の露】🔗🔉

そで‐の‐つゆ【×袖の露】 袖にかかる露。袖が涙にぬれるたとえ。「暮れかかるむなしき空の秋を見ておぼえずたまる―かな」〈新古今・秋上〉

そで‐の‐ふち【×袖の×淵】🔗🔉

そで‐の‐ふち【×袖の×淵】 涙が流れて袖をぬらすことを、淵にたとえていう語。「年月の恋もうらみもつもりては昨日にまさる―かな」〈式子内親王集〉

そで‐の‐みなと【×袖の×湊】🔗🔉

そで‐の‐みなと【×袖の×湊】 ひどく泣いて袖がぬれるのを、絶えず波の打ち寄せる港にたとえた語。「かげなれて宿る月かな人知れずよなよなさはぐ―に」〈続後撰・恋二〉

そでのみなと【袖湊】🔗🔉

そでのみなと【袖湊】 古く福岡市の那珂川下流域の入海にあった港。唐船でにぎわっていたが慶長年間に埋没した。

そで‐の‐わかれ【×袖の別れ】🔗🔉

そで‐の‐わかれ【×袖の別れ】 男女が互いに重ね合った袖を解き放して別れること。きぬぎぬの別れ。「白たへの―は惜しけども思ひ乱れて許しつるかも」〈万・三一八二〉

そで‐の‐わたり【袖の渡り】🔗🔉

そで‐の‐わたり【袖の渡り】 宮城県北東部、桃生郡北上町橋浦にあったという渡し場。《歌枕》「みちのくの―の涙川心のうちにながれてぞすむ」〈相模集〉

そではぎさいもん【袖萩祭文】🔗🔉

そではぎさいもん【袖萩祭文】 浄瑠璃「奥州安達原(おうしゆうあだちがはら)」の三段目切(きり)の通称。雪中、娘お君に手を引かれて、父母の住む門口にたどり着いた盲人の袖萩が、祭文にことよせて切々と思いを述べる。

そで‐ばしら【×袖柱】🔗🔉

そで‐ばしら【×袖柱】 本柱の左右に立てた補強用の小柱。

そで‐はば【×袖幅】🔗🔉

そで‐はば【×袖幅】 衣服の袖の幅の寸法。洋服では平面に広げた袖の横幅、和服では袖口から袖付けまでの長さ。

大辞泉 ページ 8927