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ただよ・う【漂う】ただよふ🔗🔉

ただよ・う【漂う】ただよふ [動ワ五(ハ四)]空中・水面などに浮かんで揺れ動く。一つ所にとどまらずゆらゆら動いている。「波のまにまに―・う」「空を―・う雲」あてもなくあちこち歩く。さまよう。「異郷に―・う」「他国を―・い歩く」香りなどが風に運ばれたりしてそのあたりに満ちる。「梅の香が―・う」ある雰囲気やけはいがそのあたりに満ちている。そのあたりに何となく感じられる。「妖気が―・う」「険悪な空気が―・う」落ち着かない。不安定である。「そのすぢとも見えず―・ひたる書きざま」〈源・常夏〉ひるむ。たじろぐ。「少しも―・はず戦ひける間、人馬共に気疲れて」〈太平記・一四〉

ただよし【忠吉】🔗🔉

ただよし【忠吉】一五七二〜一六三二]江戸初期の刀工。肥前の人。本名、橋本新左衛門。埋忠明寿(うめただみようじゆ)に学び、鍋島家に仕えた。武蔵大掾(だいじよう)を受領し、忠広と改名。

ただよわ・し【漂はし】ただよはし🔗🔉

ただよわ・し【漂はし】ただよはし [形シク]落ち着かず頼りない。不安定だ。「みな思ふさまに定まり、―・しからで、あらまほしくて過ぐしたまふ」〈源・蛍〉

ただよわ・す【漂わす】ただよはす🔗🔉

ただよわ・す【漂わす】ただよはす [動サ五(四)]ただようようにする。ただよわせる。「梅の香をあたりに―・す」「口もとに微笑を―・す」よるべないようにさせる。落ち着かない状態にする。「無品(むほん)親王の外戚(げさく)の寄せなきにては―・さじ」〈源・桐壺〉

たたら【踏鞴・蹈鞴】🔗🔉

たたら【踏鞴・蹈鞴】 足で踏んで空気を送る大形のふいご。鋳物師が用いる。(「鑪」とも書く)の装置をした砂鉄精錬炉。

踏鞴を踏・む🔗🔉

踏鞴を踏・む たたらを踏んで空気を送る。勢いよく向かっていった的が外れて、から足を踏む。

だだら‐あそび【駄駄羅遊び】🔗🔉

だだら‐あそび【駄駄羅遊び】 遊里で、金銭を浪費して遊ぶこと。転じて、無意味な遊び。

だだら‐だいじん【駄駄羅大尽】🔗🔉

だだら‐だいじん【駄駄羅大尽】 遊里で、金銭を湯水のように使って豪遊する客。「身はこの廓(さと)へ通ひつめ、当世―と、人に知られて」〈伎・比翼稲妻〉

たたら‐はま【多多良浜】🔗🔉

たたら‐はま【多多良浜】 福岡市東区、博多湾に面する海岸。元寇(げんこう)の古戦場。また、延元元=建武三年(一三三六)足利尊氏(あしかがたかうじ)・直義の兄弟が菊池武敏を破った地。

大辞泉 ページ 9343