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つい‐に【終に・遂に・×竟に】つひ‐🔗🔉

つい‐に【終に・遂に・×竟に】つひ‐ [副]長い時間ののちに、最終的にある結果に達するさま。とうとう。しまいに。「―優勝を果たした」「―完成した」「疲れ果てて―倒れた」(多く、打消しの語を伴って用いる)ある状態が最後まで続くさま。とうとう。「―現れなかった」「作品は―日の目を見なかった」(つい)」に同じ。「其の後は―ない存外の御無沙汰をいたしました」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉 [用法]ついに・とうとう――「苦心の末、ついに(とうとう)完成の日を迎えた」「海外旅行の夢がついに(とうとう)実現した」など、結果が現れることを表す意では、相通じて用いられる。◇「とうとう」が長い時間を要してある結果が生じるという意味合いを持つのに対して、「ついに」には長い時間の後、最終的な時点で新しい何かが実現した、またはしなかったという意味合いがある。また、口頭語としては「とうとう」が多く用いられ、「ついに」は文語的である。◇類似の語に「結局」がある。「結局」には、いろいな経過があったが、という意味合いがある。「ずいぶん頑張ったが、結局成功しなかった」

つい‐にん【追認】🔗🔉

つい‐にん【追認】 [名]スル過去にさかのぼって、その事実を認めること。「既成事実として―される」不完全な法律行為を、のちに確定的に有効なものとする意思表示。

つい‐ねん【追念】🔗🔉

つい‐ねん【追念】 くやしく思うこと。残念に思うこと。「旧主先帝の御―をも休め参らせらるべき御器量」〈太平記・三四〉

つい‐のう【追納】‐ナフ🔗🔉

つい‐のう【追納】‐ナフ [名]スル追加して納めること。あとから不足額を納めること。「寄付金を―する」

つい‐の‐けぶり【終の煙】つひ‐🔗🔉

つい‐の‐けぶり【終の煙】つひ‐ 火葬の煙。また、死んで火葬に付されること。「いかにせん―の末ならで立ちのぼるべき道もなき身を」〈続拾遺・雑下〉

大辞泉 ページ 9987