ぎ‐えん【義_×捐】 ［名］_スル慈善や被災者救済などの趣旨で、金銭や品物を差し出すこと。「冗費を節して教育慈善等の公益に―する事」〈魯庵・破垣〉◆「義援」とも当てて書く。

ぎえん【義淵】 ［_{？〜七二八}］奈良初期の法相_{（ほつそう）}宗の僧。大和の人。元興寺_{（がんごうじ）}の智鳳に唯識を学び、岡寺（竜蓋寺_{（りゆうがいじ）}）を開いた。門下に玄_{（げんぼう）}・行基_{（ぎようき）}らがいる。

ぎえん‐きん【義_×捐金】 義捐のために寄付する金銭。

き‐えんさん【希塩酸・_×稀塩酸】 濃度の低い塩酸。一リツトル中に塩化水素一〇〇グラム程度以下を含む。

きえん‐れい【棄_×捐令】 江戸幕府が旗本・御家人_{（ごけにん）}救済のために出した法令。札差_{（ふださし）}に対する借金の帳消しや低利による年賦償還などを命じたもの。寛政元年（一七八九）と天保一四年（一八四三）に、寛政の改革、天保の改革の一環として実施された。