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お‐いで【△御△出で】🔗🔉

お‐いで【出で】 [名]《「出ること」の尊敬語から転じて》「行くこと」「来ること」「居ること」の尊敬語。「―を待つ」「そこに―ですか」祭礼で、御輿(みこし)が本社を離れて御旅所(おたびしよ)に鎮座すること。〔連語〕《「おいでなさい」の略。多く、目上の者が目下の者に対して親しみを込めていうときに用いる》行きなさい。来なさい。居なさい。「仕事のじゃまになるからあっちへ―」「こっちへ―」「しばらくそこに―」動詞連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて、補助動詞「行く」「来る」「居る」の尊敬の命令表現を作る。…ていらっしゃい。「帰る前にここで御飯を食べて―」「行って―」「待って―」

おいで‐おいで【△御△出で△御△出で】🔗🔉

おいで‐おいで【出で出で】 幼児などを、手招きして呼び寄せること。「―をする」

おいで‐なさい【△御△出でなさい】🔗🔉

おいで‐なさい【出でなさい】 〔連語〕《「おいでなさる」の命令形。また、「おいでなさいませ(まし)」の略とも》「行く」「来る」「居る」の動作を勧誘する気持ちで、軽い敬意を含めていう。いらっしゃい。「なるべく早く―」「ここで待って―」来客を迎えるときのあいさつの言葉。「やあ、―。お待ちしてましたよ」

おいで‐なさ・る【△御△出でなさる】🔗🔉

おいで‐なさ・る【出でなさる】 [動ラ五(四)]「行く」「来る」「居る」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「どちらへ―・るのですか」「事務所にはいつも―・るということです」「たいそうきまじめな方で―・る」(補助動詞)動詞・形容詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて、…ている、の意の尊敬を表す。「おそくまで残って―・ったそうですね」「品行がよくて―・るお方と聞きました」→おいでなさい[動ラ下二]「おいでなされる」の文語形。

おいで‐なさ・れる【△御△出でなされる】🔗🔉

おいで‐なさ・れる【出でなされる】 [動ラ下一]おいでなさ・る[ラ下二]おいでなさる」に同じ。「教会へ―・れたことのあるじゃ無し」〈木下尚江・火の柱〉(補助動詞)「おいでなさる」に同じ。「昔の事をよく知って―・れました」

おいで‐なん・す【△御△出でなんす】🔗🔉

おいで‐なん・す【出でなんす】 [動サ特活]「行く」「来る」「居る」の尊敬語。「さあ二階へ―・し」〈洒・辰巳之園〉(補助動詞)動詞・形容詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて、…ている、…である、の意の尊敬を表す。「宵からわっちをじらして―・すよ」〈洒・四十八手〉

おいで‐に‐な・る【△御△出でになる】🔗🔉

おいで‐に‐な・る【出でになる】 [動ラ五(四)]「行く」「来る」「居る」の尊敬語。いらっしゃる。「日曜日は教会へ―・るそうです」「もう―・るころだろうとお待ちしておりました」「明日はお宅に―・りますか」(補助動詞)動詞・形容詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて、…ている、の意の尊敬を表す。「調べものをして―・る」「ご機嫌よくて―・る」

おいで‐ぶぎょう【△御△出奉行】‐ブギヤウ🔗🔉

おいで‐ぶぎょう【出奉行】‐ブギヤウ 鎌倉・室町幕府の職名。将軍が外出するとき、供の者の人数を定め、また、行列の整備などにあたった。

お‐い・でる【△御△出でる】🔗🔉

お‐い・でる【出でる】 [動ダ下一]「行く」「来る」「居る」の尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。「何処へ―・でることやらと」〈鏡花・葛飾砂子〉(補助動詞)動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて、動作の継続・進行の意を表す尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。「首を長くし待って―・でた所へ」〈漱石・坊っちゃん〉

お‐でいり【△御出入り】🔗🔉

お‐でいり【御出入り】出入り」に同じ。「―を止められる」

お‐でき【△御出来】🔗🔉

お‐でき【御出来】 できもの。はれもの。

お‐ででこ【△御出木=偶】🔗🔉

お‐ででこ【御出木偶】 江戸中期、放下師(ほうかし)などが見世物に使った人形。ざるを伏せて開けるたびに異なった人形を出した。「御出木偶芝居」の略。

おででこ‐しばい【△御出木=偶芝居】‐しばゐ🔗🔉

おででこ‐しばい【御出木偶芝居】‐しばゐ 江戸三座以外の小芝居。おででこを用いた大道芸から発達したのでいう。

お‐でまし【△御出△座し】🔗🔉

お‐でまし【御出座し】 相手を敬って、その人の外出や出席をいう語。「本日は遠路―をたまわりまして」

ぎょ‐しゅつ【御出】🔗🔉

ぎょ‐しゅつ【御出】 高貴な人の外出。おでまし。「殿下(てんが)の―に鼻突(はなづ)きに参りあふ」〈平家・一〉

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