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くり【×栗】🔗⭐🔉
くり【×栗】
ブナ科の落葉高木。山地に生え、葉は長楕円形で先がとがる。六月ごろ、黄白色のにおいの強い雄花の穂をつけ、その基部に雌花をつける。種子はふつう三個、いがに包まれた実を結ぶ。種子は食用、材は枕木や建材に、樹皮・いがは染料に用いる。品種が多く、果樹として栽培。クリ属には一二種があり、甘栗で知られるチュウゴクグリや、ヨーロッパグリ・アメリカグリなどがある。《季 実=秋 花=夏》「―食むや若き哀しき背を曲げて/波郷」
ブナ科の落葉高木。山地に生え、葉は長楕円形で先がとがる。六月ごろ、黄白色のにおいの強い雄花の穂をつけ、その基部に雌花をつける。種子はふつう三個、いがに包まれた実を結ぶ。種子は食用、材は枕木や建材に、樹皮・いがは染料に用いる。品種が多く、果樹として栽培。クリ属には一二種があり、甘栗で知られるチュウゴクグリや、ヨーロッパグリ・アメリカグリなどがある。《季 実=秋 花=夏》「―食むや若き哀しき背を曲げて/波郷」
くり‐あん【×栗×餡】🔗⭐🔉
くり‐あん【×栗×餡】
蜜漬けの栗を細かく刻み入れた白餡。また、蒸した栗を裏ごしして練った餡。
くり‐いし【×栗石】🔗⭐🔉
くり‐いし【×栗石】
土木建築用の直径一〇〜一五センチぐらいの石。多く基礎材として使う。
くり‐いも【×栗芋】🔗⭐🔉
くり‐いも【×栗芋】
栗の実のように水分が少ないサツマイモ。
くり‐いろ【×栗色】🔗⭐🔉
くり‐いろ【×栗色】
栗の実の皮のような焦げ茶色。「―の髪」
栗の実の皮のような焦げ茶色。「―の髪」
くりいろ‐ど【×栗色土】🔗⭐🔉
くりいろ‐ど【×栗色土】
温帯の、半乾性草原に発達する土壌。上層は栗色、下層は褐色で柱状構造が発達し、炭酸石灰が集積する。
くり‐うめ【×栗梅】🔗⭐🔉
くり‐うめ【×栗梅】
染め色の名。紫がかった栗色。
染め色の名。紫がかった栗色。
くり‐かた【×栗形】🔗⭐🔉
くり‐かた【×栗形】
刀の鞘(さや)の鯉口(こいぐち)の近くにつけた、栗の実を半切りにした形状のもの。穴があって下げ緒を通す。
くり‐かのこ【×栗×鹿の子】🔗⭐🔉
くり‐かのこ【×栗×鹿の子】
求肥(ぎゆうひ)などを小豆のこしあんで包んで丸め、周囲に栗の蜜煮をつけた和菓子。《季 秋》
くり‐かわ【×栗皮】−かは🔗⭐🔉
くり‐かわ【×栗皮】−かは
栗の実の皮。また、その皮に似た色。栗皮色。
栗色の革。
栗の実の皮。また、その皮に似た色。栗皮色。
栗色の革。
くりかわ‐ちゃ【×栗皮茶】くりかは‐🔗⭐🔉
くりかわ‐ちゃ【×栗皮茶】くりかは‐
栗の実の皮のような赤黒い色。栗皮。
くり‐きんとん【×栗金団】🔗⭐🔉
くり‐きんとん【×栗金団】
栗を煮つぶしたり、サツマイモのあんに栗をまぜたりして作ったきんとん。
くり‐げ【×栗毛】🔗⭐🔉
くり‐げ【×栗毛】
馬の毛色の名。地色が黒みを帯びた褐色で、たてがみと尾が赤褐色のもの。
くりげ‐ぶち【×栗毛×駁】🔗⭐🔉
くりげ‐ぶち【×栗毛×駁】
「くりぶち(栗駁)」に同じ。
くり‐けむし【×栗毛虫】🔗⭐🔉
くり‐けむし【×栗毛虫】
クスサンの幼虫。しらがたろう。
くりこま‐こくていこうえん【栗駒国定公園】‐コクテイコウヱン🔗⭐🔉
くりこま‐こくていこうえん【栗駒国定公園】‐コクテイコウヱン
岩手・秋田・宮城・山形の四県にまたがる山岳国定公園。栗駒山および焼石(やけいし)岳を中心とする一帯からなる。温泉や峡谷が多い。
くりこま‐やま【栗駒山】🔗⭐🔉
くりこま‐やま【栗駒山】
岩手・宮城・秋田の県境にある火山。標高一六二八メートル。湿原高山植物が多い。岩手県では須川(すかわ)岳、秋田県では大日(おおひ)岳とよぶ。
くりさき‐りゅう【×栗崎流】‐リウ🔗⭐🔉
くりさき‐りゅう【×栗崎流】‐リウ
南蛮流の外科医術の一派。肥後国栗崎の人、栗崎道喜が天正年間(一五七三〜一五九二)にルソンで学び、帰国後に始めた。
くり‐しぎぞうむし【×栗×鷸象虫】‐しぎザウむし🔗⭐🔉
くり‐しぎぞうむし【×栗×鷸象虫】‐しぎザウむし
ゾウムシ科の昆虫。体長〇・六〜一センチ。体は卵形、黒褐色で背中に紋がある。吻(ふん)で栗の実に穴をあけて産卵する。幼虫は実を食害し、栗虫とよばれる。しぎむし。
くり‐たい【×栗帯】🔗⭐🔉
くり‐たい【×栗帯】
植生帯の区分の一。ブナ帯とカシ帯の中間にあり、クリ・コナラ・ミズナラなどが自生する。
くり‐たけ【×栗×茸】🔗⭐🔉
くり‐たけ【×栗×茸】
モエギタケ科のキノコ。秋、クリ・ナラなどの枯れ木に群生。高さ五〜一〇センチ、傘は褐色。食用。きじたけ。あかんぼう。《季 秋》
モエギタケ科のキノコ。秋、クリ・ナラなどの枯れ木に群生。高さ五〜一〇センチ、傘は褐色。食用。きじたけ。あかんぼう。《季 秋》
くりた‐ひろし【栗田寛】🔗⭐🔉
くりた‐ひろし【栗田寛】
[一八三五〜一八九九]幕末・明治期の歴史学者。常陸(ひたち)の人。号は栗里。水戸の彰考館に入り、「大日本史」の編纂(へんさん)に参加。著「荘園考」など。
くり‐たまばち【×栗×
×蜂】🔗⭐🔉
くり‐たまばち【×栗×
×蜂】
タマバチ科のハチ。体長約三ミリで黒色、腹部は丸く光沢がある。単為生殖で増え、雌のみが知られる。クリの芽に産卵して虫こぶをつくり、幼虫はそれを食べ、夏に成虫となって出る。中国大陸からの帰化昆虫。
×蜂】
タマバチ科のハチ。体長約三ミリで黒色、腹部は丸く光沢がある。単為生殖で増え、雌のみが知られる。クリの芽に産卵して虫こぶをつくり、幼虫はそれを食べ、夏に成虫となって出る。中国大陸からの帰化昆虫。
くり‐ねずみ【×栗×鼠】🔗⭐🔉
くり‐ねずみ【×栗×鼠】
リスの別名。
「栗鼠色」の略。
馬の毛色の名。栗毛にねずみ色のかかったもの。
リスの別名。
「栗鼠色」の略。
馬の毛色の名。栗毛にねずみ色のかかったもの。
くりねずみ‐いろ【×栗×鼠色】🔗⭐🔉
くりねずみ‐いろ【×栗×鼠色】
栗色を帯びたねずみ色。くりねずみ。
くりのこ‐もち【×栗の子×餅・×栗の粉×餅】🔗⭐🔉
くりのこ‐もち【×栗の子×餅・×栗の粉×餅】
栗の粉を混ぜ入れて作る餅。また、栗の粉をまぶした餅。重陽(ちようよう)の節句に作った。栗粉の餅。《季 秋》
くりのもと‐の‐しゅう【×栗の本の衆】🔗⭐🔉
くりのもと‐の‐しゅう【×栗の本の衆】
鎌倉中期に現れた、こっけいな作風の連歌を作った人々の称。無心衆。→柿の本の衆
くりは‐らん【×栗葉×蘭】🔗⭐🔉
くりは‐らん【×栗葉×蘭】
ウラボシ科の常緑、多年生のシダ。関東以西の山地の湿った林下に生える。茎は太い針金状で暗褐色の鱗片(りんぺん)があり、大きな葉をまばらに出す。葉は長楕円形。
くり‐ぶち【×栗×駁】🔗⭐🔉
くり‐ぶち【×栗×駁】
馬の毛色の名。栗毛のぶちのあるもの。くりげぶち。
くり‐まんじゅう【×栗×饅△頭】‐マンヂユウ🔗⭐🔉
くり‐まんじゅう【×栗×饅△頭】‐マンヂユウ
栗あん、または蜜漬けの栗をまぜた白あんを皮で包み、上面に卵黄を塗ってつやよく焼き上げた和菓子。《季 秋》
くり‐むし【×栗虫】🔗⭐🔉
くり‐むし【×栗虫】
クリシギゾウムシの幼虫。栗の害虫。《季 秋》
くり‐めいげつ【×栗名月】🔗⭐🔉
くり‐めいげつ【×栗名月】
《この夜の月見に栗を供えたところから》陰暦九月一三日夜の月。のちの月。豆名月。《季 秋》
くり‐めし【×栗飯】🔗⭐🔉
くり‐めし【×栗飯】
栗を入れて炊いた飯。栗の飯。《季 秋》「―のまったき栗にめぐりあふ/草城」
くりもと【栗本】🔗⭐🔉
くりもと【栗本】
姓氏の一。
くりもと‐じょうん【栗本鋤雲】🔗⭐🔉
くりもと‐じょうん【栗本鋤雲】
[一八二二〜一八九七]旧幕臣・新聞記者。江戸の人。名は鯤(こん)。別号、匏庵(ほうあん)。外国奉行として幕末外交に活躍。のち、郵便報知新聞社の編集主任。著「匏庵遺稿」。
くりもと‐は【×栗本派】🔗⭐🔉
くりもと‐は【×栗本派】
幸阿弥六代長清の子、栗本幸阿弥を祖とする蒔絵(まきえ)の一派。→幸阿弥派
くりやき【栗焼】🔗⭐🔉
くりやき【栗焼】
狂言。主人の命令で栗を焼いていた太郎冠者が、みな食べてしまい、苦しまぎれに竈(かまど)の神に進上したといってごまかす。
くりやま【栗山】🔗⭐🔉
くりやま【栗山】
姓氏の一。
くりやま‐せんぽう【栗山潜鋒】🔗⭐🔉
くりやま‐せんぽう【栗山潜鋒】
[一六七一〜一七〇六]江戸中期の儒学者。山城の人。名は愿。山崎闇斎の門下。徳川光圀に招かれ、「大日本史」の編纂に従事。著「保建大記」「倭史後編」など。
くりやま‐だいぜん【栗山大膳】🔗⭐🔉
くりやま‐だいぜん【栗山大膳】
[一五九一〜一六五二]江戸前期の筑前福岡藩の家老。名は利章。藩主黒田忠之の行状をいさめたが聞き入れられず、幕府に出訴。黒田騒動の主人公として、講談・芝居などに脚色されている。
くり‐ようかん【×栗羊×羹】‐ヤウカン🔗⭐🔉
くり‐ようかん【×栗羊×羹】‐ヤウカン
小豆の練り羊羹の中に、蜜煮の栗を散らして入れたもの。また、裏ごしした栗あんだけで作った羊羹。《季 秋》
くるすの【栗栖野】🔗⭐🔉
くるすの【栗栖野】
山城国宇治郡山科村(今の京都市山科区)の地名。稲荷山の東麓にあたる。
京都市北区の鷹峰(たかがみね)の東、西賀茂のあたりにあった地名。《歌枕》「春も見る氷室のわたり気を寒みこや―の雪のむら消え」〈経信集〉◆
は現在「くりすの」と読む。
山城国宇治郡山科村(今の京都市山科区)の地名。稲荷山の東麓にあたる。
京都市北区の鷹峰(たかがみね)の東、西賀茂のあたりにあった地名。《歌枕》「春も見る氷室のわたり気を寒みこや―の雪のむら消え」〈経信集〉◆
は現在「くりすの」と読む。
くるす‐ばら【×栗×栖原】🔗⭐🔉
くるす‐ばら【×栗×栖原】
栗の木が多く生えている原。「引田(ひけた)の若―若くへに率寝(ゐね)てましもの老いにけるかも」〈記・下・歌謡〉
り‐す【×栗×鼠】🔗⭐🔉
り‐す【×栗×鼠】
《「りっす(栗鼠)」の音変化》
リス科の哺乳類。体長一五〜二二センチ、尾長一三〜一七センチ。冬毛では背が暗褐色か黄褐色で夏毛では淡黒褐色になり、毛はふさふさしている。樹上生で、果実・種子・芽などを主食とし、巣も樹上に作る。本州・四国に分布。日本りす。本土りす。
齧歯(げつし)目リス科の哺乳類のうち、樹上にすみ昼間活動するものの総称。日本にはニホンリスとエゾリスが生息し、タイワンリスが野生化している。尾は体長と同じくらい長くてふさふさし、動作はすばしこく、クリ・クルミなどの木の実を好む。広くは、リス科のうちムササビ類以外を総称し、シマリス、ジリスなども含まれる。きねずみ。くりねずみ。
リス科の哺乳類。体長一五〜二二センチ、尾長一三〜一七センチ。冬毛では背が暗褐色か黄褐色で夏毛では淡黒褐色になり、毛はふさふさしている。樹上生で、果実・種子・芽などを主食とし、巣も樹上に作る。本州・四国に分布。日本りす。本土りす。
齧歯(げつし)目リス科の哺乳類のうち、樹上にすみ昼間活動するものの総称。日本にはニホンリスとエゾリスが生息し、タイワンリスが野生化している。尾は体長と同じくらい長くてふさふさし、動作はすばしこく、クリ・クルミなどの木の実を好む。広くは、リス科のうちムササビ類以外を総称し、シマリス、ジリスなども含まれる。きねずみ。くりねずみ。
りす‐ざる【×栗×鼠猿】🔗⭐🔉
りす‐ざる【×栗×鼠猿】
オマキザル科リスザル属の哺乳類。体長約三〇センチ、尾もほぼ同長で、黄褐色や灰褐色で口の周りが黒い。中南米の森林に群れをなし、樹上で敏捷に活動する。果実や昆虫を食べる。
りっとう【栗東】🔗⭐🔉
りっとう【栗東】
滋賀県南部、栗太(くりた)郡の地名。琵琶湖南岸の平野にあり、道路交通の要地。南部に狛坂磨崖仏(こまさかまがいぶつ)がある。
りつりん‐こうえん【栗林公園】‐コウヱン🔗⭐🔉
りつりん‐こうえん【栗林公園】‐コウヱン
香川県高松市にある県立公園。高松藩主松平頼重が築造し、延享二年(一七四五)ごろに完成した池泉回遊式庭園。
栗🔗⭐🔉
栗
[音]リツ
リチ
[訓]くり
[部首]木
[総画数]10
[コード]区点 2310
JIS 372A
S‐JIS 8C49
[分類]人名用漢字
[難読語]
→うに【海胆・海栗】
→おぐるす【小栗栖】
→くり‐ぶち【栗駁】
→くるすの【栗栖野】
→くるす‐ばら【栗栖原】
→ささ‐ぐり【笹栗・小栗】
→ちりく‐はちまんぐう【千栗八幡宮】
→どん‐ぐり【団栗・橡】
→みなし‐ぐり【実無し栗・虚栗】
→り‐す【栗鼠】
→わかくるす‐ばら【若栗栖原】
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