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と・し【利し・鋭し・疾し・捷し・敏し】🔗🔉

と・し利し・鋭し・疾し・捷し・敏し】 〔形ク〕 ①《利・鋭》するどい。よく切れる。万葉集11「つるぎ太刀もろはの―・きに足ふみて」 ②《疾・鋭》はげしい。強烈だ。万葉集7「巻向の川音高しも嵐かも―・き」 ③《疾・捷》すばやい。進みが早い。時期が早い。土佐日記「ふね―・くこげ。日のよきに」。徒然草「―・き時は則ち功ありとぞ論語と云ふ文にも侍るなる」。天草本平家物語「御恩には―・う首を召されい」。「思えばいと―・し、この年月」 ④《敏》さとることが早い。かしこい。鋭敏だ。枕草子275「大蔵卿ばかり耳―・き人はなし」。源氏物語「心―・きものにてふと思ひ寄りぬ」

広辞苑 ページ 14144 での利し単語。