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○白扇倒に懸かるはくせんさかしまにかかる🔗⭐🔉
○白扇倒に懸かるはくせんさかしまにかかる
(石川丈山の詩句「白扇倒懸東海天」から)富士山が雪を戴いて立つさまにいう。
⇒はく‐せん【白扇】
はく‐せんゆう【白先勇】
(Bai Xianyong)台湾の作家。桂林生れ。白崇禧すうきの子。台湾大学在学中に雑誌「現代文学」を創刊。カリフォルニア大学で中国文学を教える。作「台北人」「孽子」。(1937〜)
は‐くそ【歯屎】
歯に付着したかす。はかす。
はく‐そう【博捜】‥サウ
文献などをひろく探すこと。
はく‐そう【薄葬】‥サウ
簡単な葬儀。丁重でない葬式。大化改新に際し薄葬令を発して墳墓造営に規制を加えた。↔厚葬
はく‐ぞう【白蔵】‥ザウ
秋の異称。〈運歩色葉集〉
ばく‐そう【爆創】‥サウ
(→)爆傷に同じ。
はく‐ぞうす【白蔵主】‥ザウ‥
①禅宗で、経蔵を管理し、教学にも通じている僧。
②永徳(1381〜1384)頃、泉州堺の小林寺耕雲庵の住僧。稲荷を信仰し、3匹の狐を飼ったが、この狐に霊性があり、賊を追ったり吉凶を告げたりしたと伝え、狂言「釣狐」に作られた。
白蔵主
撮影:神田佳明(所蔵:山本東次郎家)
ば‐ぐそく【馬具足】
(→)「うまよろい(馬鎧)」に同じ。
はくそんこう【白村江】‥カウ
朝鮮南西部を流れる錦江河口の古名。今の群山付近。はくすきのえ。白江。
⇒はくそんこう‐の‐たたかい【白村江の戦】
はくそんこう‐の‐たたかい【白村江の戦】‥カウ‥タタカヒ
663年、白村江で、日本・百済連合軍と唐・新羅連合軍との間に行われた海戦。日本は、660年に滅亡した百済の王子豊璋を救援するため軍を進めたが、唐の水軍に敗れ、百済は完全に滅んだ。
⇒はくそんこう【白村江】
バグダード【Baghdād】
イラク共和国の首都。8世紀に建設、以後イスラム帝国の発展と共に繁栄。1258年モンゴル軍の破壊で衰退、20世紀に再び発展。チグリス川中流に臨み、西アジアの商業の要地。人口384万1千(1987)。バグダッド。
バクダード
撮影:田沼武能
⇒バグダード‐じょうやく【バグダード条約】
バグダード‐じょうやく【バグダード条約】‥デウ‥
1955年、トルコ・イラク・イラン・パキスタン・イギリスの5カ国間で調印された集団防衛条約。
⇒バグダード【Baghdād】
はく‐たい【白帯】
白帯下の略。
⇒はくたい‐げ【白帯下】
はく‐たい【百代】
⇒ひゃくだい。奥の細道「月日は―の過客にして」
はく‐だい【博大】
知識・学問などが、広くて大きいこと。宏大。「―な学識」
ばく‐だい【莫大】
(古くはバクタイ。「これより大なるは莫なし」の意)きわめて大きいさま。最も多いさま。ひじょうに。たくさん。日葡辞書「バクタイノゴヲン(恩)」。「―な遺産」
はくたい‐げ【白帯下】
女性生殖器から分泌される白色粘液性溷濁こんだく膿様の液体。生理的なものと病的なものとがある。こしけ。
⇒はく‐たい【白帯】
はくた‐おう【縛多王・白沢王】‥ワウ
インド波羅奈はらな国の王で、鬼をとらえた剛勇の神という。清涼殿の鬼の間に描かれた。禁秘抄「―鬼を切るの絵」
はく‐たく【白沢】
中国で、想像上の神獣の名。よく人語を話し、万物の情に通じる。黄帝が得たと伝える。
はく‐たく【餺飥】
うどん粉を水で練って切ったもの。ほうとう。伊呂波字類抄「餺飥、ハクタク・ハウタウ」
はく‐だく【白濁】
白っぽく濁ること。
はく‐だつ【剥脱】
はがしぬがすこと。また、はげおちること。
はく‐だつ【剥奪】
はがしうばうこと。はぎとること。無理に取り上げること。「権利を―する」「自由―」
バグダッド【Baghdād】
⇒バグダード
はく‐たん【白炭】
⇒しろずみ
ばく‐だん【爆弾】
①爆薬を装填し、これを爆発させて殺傷・破壊することを目的とする兵器。爆丸。爆裂弾。「―を投下する」
②第二次大戦後出まわった粗悪な密造焼酎。
③米・トウモロコシなどを加熱加圧して破裂させた食品。爆弾あられ。
④周囲を混乱に陥れる突然で思いがけないもののたとえ。「―質問」
⇒ばくだん‐ていきあつ【爆弾低気圧】
⇒ばくだん‐はつげん【爆弾発言】
ばくだん‐ていきあつ【爆弾低気圧】
急速に発達する温帯低気圧。日本付近では、中心気圧が24時間で16ヘクトパスカル以上低下したものをいう。
⇒ばく‐だん【爆弾】
ばくだん‐はつげん【爆弾発言】
周囲を大混乱に陥れる思いがけない発言。
⇒ばく‐だん【爆弾】
はく‐ち【白地】
①白い生地きじ。しろじ。
②畑。白はく。ばくち。→白田はくでん。
③⇒あからさま4
はく‐ち【白痴】
知能がいちじるしく劣っていること。また、医学で精神遅滞の程度が最も甚だしい状態をいった語。菅家文草4「同僚指さし目つく―の人なりと」
⇒はくち‐び【白痴美】
はくち【白痴】
(Idiot ロシア)ドストエフスキーの長編小説。1868年刊。白痴と呼ばれるほど純粋な性格の青年ムイシキン公爵は、不幸の中でも誇り高い女ナスターシャに同情する。しかし彼女は欲情に燃えるロゴージンに殺される。
はく‐ち【白雉】
白色の雉。しらきじ。
はくち【白雉】
孝徳天皇朝の年号。穴戸(長門)国司の白雉献上による改元。大化6年2月15日(650年3月22日)改元、白雉5年10月10日(654年11月24日)に天皇が没すると用いられなくなった。→白鳳はくほう
はく‐ち【泊地】
安全に船が碇泊できる水面。ふつう防波堤などで囲まれる。
は‐ぐち【刃口】
刀の刃の先。
は‐ぐち【羽口】
①堤防の傾斜面。
②溶鉱炉などの送風口。〈日葡辞書〉
⇒はぐち‐しば【羽口芝】
ばく‐ち【白地】
⇒はくち
ばくち【博打・博奕】
(バクウチの約)
①財物を賭け、骰子さい・花札・トランプなどを用いて勝負をあらそうこと。ばくえき。かりうち。とばく。
②一か八ばちかのまぐれ当りをねらう行為。「大―を打つ」
③(→)「ばくちうち」に同じ。宇津保物語忠乞「かしこき―のせまりまどひたるを召して」
⇒ばくち‐うち【博打打】
⇒ばくち‐じる【博打汁】
⇒ばくち‐の‐き【博打の木】
ばく‐ち【驀地】
まっしぐらに進むさま。
パクチー【phakchi タイ】
(→)コエンドロに同じ。
ばくち‐うち【博打打】
博打を専業とする者。やくざ。博徒。
⇒ばくち【博打・博奕】
ばく‐ちく【爆竹】
①中国で、紙筒(または竹筒)に火薬をこめて密封したものを数多く並べて、その一端に点火すると、次々に筒が爆発するように仕掛けたもの。本来は青竹を焼いて破裂音を出し、もと元旦に用いたが、広く祝日などに用いるようになった。
爆竹
撮影:関戸 勇
②左義長さぎちょうに焚く火。どんどの火。
はぐち‐しば【羽口芝】
堤防の傾斜面に植えつける芝。
⇒は‐ぐち【羽口】
ばくち‐じる【博打汁】
豆腐を采の目に切って実とした汁。
⇒ばくち【博打・博奕】
はく‐ちず【白地図】‥ヅ
大陸・島・国などの輪郭だけを表して、細部の記号・文字などを書き入れてない、学習用または種々の分布図作成用の地図。白図。
ばくち‐の‐き【博打の木】
バラ科サクラ属の常緑高木。暖地に自生。樹皮は灰褐色で絶えずはがれ落ち、博打で負けて裸になるのにたとえての名。葉は大形、革質。秋、白色5弁の花を開き、翌年初夏、紫黒色の果実が熟す。葉から製した液は「ばくち水」と称し、鎮咳・鎮静薬。材は硬く、器具・家具用。毘蘭樹びらんじゅ。
⇒ばくち【博打・博奕】
はくち‐び【白痴美】
整ってはいるが、表情に乏しい女の、一種の美しさ。
⇒はく‐ち【白痴】
はく‐ちゅう【白昼】‥チウ
ひるなか。まひる。日中。白日。「―の凶行」「―堂々」
⇒はくちゅう‐げんぞう【白昼現像】
⇒はくちゅう‐む【白昼夢】
はく‐ちゅう【伯仲】
①兄と弟。長兄と次兄。
②きわめてよく似ていて優劣のないこと。「実力が―する」「勢力―」
⇒はく‐ちゅう‐しゅく‐き【伯仲叔季】
⇒はくちゅう‐の‐かん【伯仲の間】
はくちゅう‐げんぞう【白昼現像】‥チウ‥ザウ
遮光性の現像タンクを用いて、明るい場所で現像すること。
⇒はく‐ちゅう【白昼】
はく‐ちゅう‐しゅく‐き【伯仲叔季】
(伯は長男、仲は次男、叔は三男、季は末弟)兄弟が生まれた順序を表す言葉。
⇒はく‐ちゅう【伯仲】
はくちゅう‐の‐かん【伯仲の間】
[魏文帝、典論論文]相互によく似ていて優劣のないこと。
⇒はく‐ちゅう【伯仲】
はくちゅう‐む【白昼夢】‥チウ‥
まひるにみる夢。また、そのような非現実的な空想。白日夢。
⇒はく‐ちゅう【白昼】
パクチョイ【白菜】
(中国語)中国野菜の一品種。アブラナ科の葉菜。植物学的にはタイサイと同系。葉柄は下部が杓子状に肥大し、白色。食用。→チンゲンサイ
はく‐ちょう【白丁】‥チヤウ
①(ハクテイとも)律令制で、公の資格を一切持たない無位無官の一般男子。
②(「白張」とも書く)傘持・沓持・口取などの役をする、白張しらはりを着た仕丁。神事や神葬などに物を持ち運ぶ人夫にもいう。白張仕丁。
⇒はくちょう‐えぼし【白丁烏帽子】
⇒はくちょう‐げ【白丁花】
はく‐ちょう【白鳥】‥テウ
①カモ目カモ科の水鳥。大形で首が長く、多くは全身白色。世界に7種。オオハクチョウ・コハクチョウ・コブハクチョウなど。オオハクチョウはシベリアで繁殖し、冬季南に渡る。日本には北海道・青森県小湊・新潟県瓢湖などに渡来。天然記念物。しらとり。白鳳。鵠こく。スワン。〈[季]冬〉。日葡辞書「ハクチョウ、クグイ(鵠)」
おおはくちょう
オオハクチョウ
提供:OPO
オオハクチョウ
提供:OPO
コブハクチョウ
撮影:小宮輝之
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
②白鳥徳利の略。
⇒はくちょう‐ざ【白鳥座】
⇒はくちょう‐しょじょ‐せつわ【白鳥処女説話】
⇒はくちょう‐どくり【白鳥徳利】
⇒はくちょう‐の‐うた【白鳥の歌】
はくちょう‐えぼし【白丁烏帽子】‥チヤウ‥
近世の召具めしぐ装束で、白丁のかぶるえぼし。
⇒はく‐ちょう【白丁】
はくちょう‐げ【白丁花】‥チヤウ‥
アカネ科の常緑小低木。中国原産で観賞用。生垣などに植栽。高さ約60センチメートル。葉は小形で臭気がある。春から夏に、葉腋に淡紫色で漏斗状の小花を開く。満天星。〈[季]夏〉
⇒はく‐ちょう【白丁】
はくちょう‐ざ【白鳥座】‥テウ‥
(Cygnus ラテン)北天の星座。星の配列が白鳥の飛ぶさまに似ている。天の川中にあり、9月下旬の夕方、天頂で南中。主な輝星を結ぶと十字形をなすので、南十字に対し北十字と呼ばれる。首星デネブ。
白鳥座
⇒はく‐ちょう【白鳥】
はくちょう‐しょじょ‐せつわ【白鳥処女説話】‥テウ‥ヂヨ‥
世界的に分布する説話の一型。白鳥などの動物が若い女性の形であらわれ、人間の男性がその衣を奪って強制的に妻とするが、女性は衣をとり返し、動物に復帰して飛び去るもの。日本の羽衣はごろも伝説はその一つ。
⇒はく‐ちょう【白鳥】
はくちょう‐どくり【白鳥徳利】‥テウ‥
白い陶製の徳利。頸長く白鳥に似る。
⇒はく‐ちょう【白鳥】
はくちょう‐の‐うた【白鳥の歌】‥テウ‥
(Schwanengesang ドイツ)
①伝説で、白鳥が死に瀕して歌うという歌。
②転じて、最後の歌。すなわち没前最後の作歌または曲・演奏などをいう。14曲からなるシューベルトの歌曲集が有名。
⇒はく‐ちょう【白鳥】
はくちょうのみずうみ【白鳥の湖】‥テウ‥ミヅウミ
チャイコフスキー作曲のバレエ。4幕。1877年モスクワで初演。王子ジークフリートと魔法により白鳥の女王に変えられたオデット姫の物語。古典バレエのうち最も広く愛好される。また、これから編曲した演奏会用組曲がある。
チャイコフスキー
提供:Lebrecht Music & Arts/APL
→バレエ音楽「白鳥の湖」ワルツ 第一幕
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
はくちょう‐ハンこく【白帳汗国】‥チヤウ‥
キプチャク‐ハン国のバトゥの長兄オルダの領土。アラル海北岸、ウラル川以東を領有。16世紀初め滅亡。アクオルダ(Ak-Orda)。→キプチャク‐ハン国
パク‐チョンヒ【朴正
】
(Pak Chŏng-hŭi)韓国の第5代大統領(1963〜1979)。1961年将校団を率いてクーデターに成功。独裁政治(72年より維新体制と称する)のもとで、日本との国交樹立、ベトナム参戦、経済開発などを推進。側近によって殺害。(1917〜1979)
ばく‐ちん【爆沈】
艦船が爆発によって沈没すること。また、艦船を爆薬を用いて沈めること。
はく‐つう【博通】
ひろく物事に通じていること。
はく‐つき【箔付き】
①箔のついていること。また、そのもの。
②定評のあること。また、そのもの。
ぱく‐つ・く
〔他五〕
大きな口をあけてぱくぱくと食う。「人目もはばからず―・く」「鯉が餌を―・く」
ぱくっ‐と
〔副〕
①口を大きくあけて食いついたり飲みこんだりするさま。「犬に―手をかまれる」
②ものが裂けて大きく開いているさま。「傷口が―あく」
はく‐てい【白丁】
①まだ訓練をおえない壮丁。
②⇒はくちょう
はく‐てい【白帝】
中国、五天帝の一つ。秋の神、西方の神。〈[季]秋〉
はく‐でい【白泥】
白色粘土を原料にした無釉・炻器せっき質の茶器。淡黄または薄い灰色を帯びる。→朱泥
バクティ【bhakti 梵】
信愛。ヒンドゥー教に見られる概念で、神への絶対的な帰依を内容とする。苦行や高度な知識の蓄積を要求しない情緒的な傾向によって、中世以降、一般民衆の支持を得た。
はくてい‐じょう【白帝城】‥ジヤウ
①中国、四川省の東端にあった古城。虁州きしゅうの東で長江の北岸に位置する。蜀漢の昭烈帝(劉備)の没した所。李白の詩などでも名高い。
②愛知県犬山城の別称。
はく‐てっこう【白鉄鉱】‥クワウ
黄鉄鉱と同じ化学組成を持ち結晶構造が異なる化合物。斜方晶系に属し、短柱または卓状。淡い真鍮色。
バクテリア【bacteria】
(→)細菌さいきん。
バクテリオファージ【bactériophage フランス】
(細菌を食う、の意)細菌に感染して増殖するウイルス。1915年トゥウォート(F. W. Twort1877〜1950)、17年デレル(F. H. d'Hérelle1873〜1949)が独立に発見。細菌内で増殖して細菌を溶かすビルレント‐ファージと菌内に潜在するテンペレート‐ファージとがあり、多くの種類がある。遺伝子である核酸(DNAまたはRNA)を蛋白性の外被が囲む単純な構造を持ち、分子生物学および遺伝子工学でベクターとして利用する。細菌ウイルス。ファージ。
はく‐てん【白点】
書物に白墨しらずみで書き加えた訓点。多く平安初期までの仏書や漢籍に付される。
はく‐でん【白田】
(水無く乾いている田の意)はたけ。はた。白地。
バク‐てん【バク転】
(バック転の訛)後ろ向きに跳んで身体を回転させること。後転とび。
はく‐と【白杜】
[呉鼎芳、漁家詩「村沽惟白杜」](「杜」は、はじめて酒を作ったとされる中国伝説上の人物、杜康の略)酒の異称。
はく‐ど【白土】
①白色の土。しろつち。
②火山灰・火山岩の風化した土で、主成分は二酸化ケイ素・ケイ酸アルミニウム。壁画や建築の塗料、製陶の材料、また、セメント混合材とする。
ばく‐と【博徒】
ばくちをうつ人。ばくちうち。
はく‐とう【白桃】‥タウ
水蜜桃の一品種。果肉は白色。岡山県のものが有名。しろもも。〈[季]秋〉
はく‐とう【白陶】‥タウ
殷いん代の白色精巧の土器。同時代の銅器と形や文様が類似。殷墟だけから少量が出土。白色土器。→黒陶
はく‐とう【白湯】‥タウ
①他物をまじえない湯。しらゆ。さゆ。
②薬湯に対して普通の浴湯。
はく‐とう【白糖】‥タウ
精製した白砂糖。
はく‐とう【白頭】
しらがあたま。
⇒はくとう‐おう【白頭翁】
⇒はくとう‐わし【白頭鷲】
はく‐とう【搏闘】
互いにうちあうこと。
はく‐どう【白道】‥ダウ
月が天球上に描く軌道。黄道と平均5度9分の傾斜をなす。
はく‐どう【白銅】
①ニッケル15〜25パーセントを含む銅合金。ニッケルが20パーセントを超えると銀白色となり、耐食性・強度を増す。貨幣や装飾品などに用いる。キュプロニッケル。ニッケル銅。
②白銅貨の略。
⇒はくどう‐か【白銅貨】
はく‐どう【搏動・拍動】
心臓の行う律動的な収縮運動。→脈搏みゃくはく
はくとう‐おう【白頭翁】‥ヲウ
①白頭の老人。
②ムクドリの異称。
③オキナグサの別称。〈[季]春〉
④オキナグサの根を乾燥した漢方生薬。収斂しゅうれん性止血薬として下痢に用いる。
⇒はく‐とう【白頭】
はくどう‐か【白銅貨】‥クワ
白銅で鋳造した貨幣。巌谷小波、当世少年気質「其袂の中から五銭の―が、コロリと一個ひとつ転げ出だしたに」
⇒はく‐どう【白銅】
はくとう‐さん【白頭山】
⇒ペクトサン
はく‐とうゆ【白灯油】
家庭暖房・燃料用に精製された灯油。JIS1号灯油。沸点セ氏150〜280度のものをいう。
はくとう‐わし【白頭鷲】
タカ目タカ科の鳥。全長約80センチメートル。成鳥は頭部と尾が白色。北アメリカに分布。アメリカ合衆国のシンボル。
ハクトウワシ
撮影:小宮輝之
ハクトウワシ
提供:東京動物園協会
⇒はく‐とう【白頭】
はく‐とく【博得】
大きな利得。〈日葡辞書〉
はく‐とく【薄徳】
①徳の少ないこと。寡徳。
②自分の徳行の謙譲語。
はく‐どく【白読】
文章の意味を解釈しないで音読すること。素読そどく。
バクトリア【Bactria】
中央アジアのアム川中流域のバルフを中心とした地域の古名。前6世紀の古代ペルシアの碑文に初見。前3世紀半ば、シリア王国の太守ディオドトスが独立してギリシア‐バクトリア王国を建設。のち、王国の支配はインダス河畔にまで及んだが、前139年トハラ人によって滅ぼされた。
はく‐ないしょう【白内障】‥シヤウ
眼の水晶体が灰白色に変わってにごる病気。主として老人性のもの。また、先天性・糖尿病性・外傷性、赤外線による職業病性のものなどある。原爆被爆者に見られたものを原爆白内障という。しろそこひ。
ばく‐にょう【麥繞】‥ネウ
漢字の繞の一つ。「麹」などの繞の「麥」の称。
はく‐ねつ【白熱】
①物体が高温において白色光に近い光を発すること。セ氏1000度以上に金属を熱した場合などに見られる。
②議論・勝負・熱意などが、最高潮に達すること。「―した議論」「―戦」
⇒はくねつ‐ガス‐とう【白熱ガス灯】
⇒はくねつ‐でんきゅう【白熱電球】
⇒はくねつ‐とう【白熱套】
はくねつ‐ガス‐とう【白熱ガス灯】
ガス‐マントルを用いたガス灯。アウアー灯。
⇒はく‐ねつ【白熱】
はくねつ‐でんきゅう【白熱電球】‥キウ
電球の一種。真空の、または適当な気体を封入したガラス球内に融解点の高い金属フィラメント(タングステン線など)を入れ、その白熱を利用するもの。白熱灯。
⇒はく‐ねつ【白熱】
はくねつ‐とう【白熱套】‥タウ
ガス‐マントルのこと。
⇒はく‐ねつ【白熱】
ばく‐ねん【爆燃】
〔機〕(→)ノッキングに同じ。
はく‐の‐おんそうぞく【帛の御装束】‥サウ‥
(→)「はくのきぬ」に同じ。
はく‐の‐きぬ【帛の衣】
白の練絹による縫腋袍ほうえきのほう。もと天皇の正服であったが、嵯峨天皇の時に黄櫨染こうろぜんを用いてからは神事だけに用いる。斎服。
はく‐の‐こそで【箔の小袖】
金銀の箔で模様をつけた衣服。
ばく‐の‐なわ【縛の縄】‥ナハ
不動明王などの手に持った縄。煩悩などをしばるためのものという。
ばく‐の‐ふだ【貘の札】
貘の形を描いた札。節分・大晦日・初夢の時などに、夜具の下に敷いて悪夢を見ないまじないとした。〈[季]新年〉
はく‐は【白波】
①白く泡立った波。しらなみ。
②「白波の賊」の略。
⇒はくは‐の‐ぞく【白波の賊】
はく‐ば【白馬】
①白いうま。
②⇒あおうま。
⇒はくば‐かい【白馬会】
⇒はくば‐きょう【白馬経】
⇒白馬は馬に非ず
ばく‐は【爆破】
爆薬を用いて破壊すること。「ダムを―する」
⇒ばくは‐やく【爆破薬】
はく‐ばい【白梅】
白色の梅花。しらうめ。〈[季]春〉
バグパイプ【bagpipe】
皮袋に数本の音管を挿入した吹奏楽器。皮袋に満たした空気を押し出しながら鳴らす。旋律を奏する管のほかに持続音を出す管を持つ。ヨーロッパに広く見られ、特にスコットランドの伝統楽器として知られる。風笛。袋笛。バッグパイプ。
バグパイプ
はくば‐かい【白馬会】‥クワイ
明治時代の美術(洋画・彫刻)団体。1896年(明治29)黒田清輝らが創設。旧派の明治美術会と対立、新派また紫派と称された。1911年解散。与謝野晶子、毒草「―の画最も廉やすきのにて御前様好すきなのは何程に候や」→光風会。
⇒はく‐ば【白馬】
はくば‐きょう【白馬経】‥キヤウ
俳書「貞享式じょうきょうしき」の別称。
⇒はく‐ば【白馬】
はく‐はく【白白】
①白いさま。
②あきらかでくもりのないさま。「明々―」
ばく‐ばく
心臓が激しく鼓動するさま。「緊張で胸が―する」
ばく‐ばく【莫莫】
①草木が盛んに茂るさま。
②しずかなさま。
③清くてけがれのないさま。
ばく‐ばく【寞寞】
しずかなさま。さびしいさま。
ばく‐ばく【漠漠】
①ぼんやりとしてとりとめのないさま。「―たる不安」
②とおくはるかなさま。果てしのないさま。広大なさま。「―たる海原」
ばく‐ばく【邈邈】
とおいさま。
ぱく‐ぱく
①幾度も口を大きく開閉するさま。また、そのようにして盛んに食べるさま。「金魚が口を―する」「ごちそうを―平らげる」
②継ぎ目・合せ目が離れて幾度も開閉するさま。「靴底が―する」
はくば‐じ【白馬寺】
中国、河南省洛陽市、昔の洛陽城の西にある寺。後漢の明帝が中国初建の仏寺として建立し、中インドの僧迦葉摩騰かしょうまとう・竺法蘭じくほうらんらを招いて訳経に従事させたと伝える。竺法護の訳経場。
はく‐はつ【白髪】
白い毛髪。しらが。「―の紳士」
⇒白髪三千丈
ばく‐はつ【爆発】
①圧力の急激な発生または解放の結果、熱・光・音などと共に破壊作用を伴う現象。急激な化学反応、核反応、容器の破壊などによって生じる。
②比喩的に、抑えていた感情などが一度にふきだすこと。「怒りが―する」
⇒ばくはつ‐ガス【爆発ガス】
⇒ばくはつ‐てき【爆発的】
⇒ばくはつ‐ぶつ【爆発物】
⇒ばくはつ‐りょく【爆発力】
ばくはつ‐ガス【爆発ガス】
空気と混じって爆発する性質を有するガス。鉱山の坑内などに発生するメタンガスの類。
⇒ばく‐はつ【爆発】
ば‐ぐそく【馬具足】
(→)「うまよろい(馬鎧)」に同じ。
はくそんこう【白村江】‥カウ
朝鮮南西部を流れる錦江河口の古名。今の群山付近。はくすきのえ。白江。
⇒はくそんこう‐の‐たたかい【白村江の戦】
はくそんこう‐の‐たたかい【白村江の戦】‥カウ‥タタカヒ
663年、白村江で、日本・百済連合軍と唐・新羅連合軍との間に行われた海戦。日本は、660年に滅亡した百済の王子豊璋を救援するため軍を進めたが、唐の水軍に敗れ、百済は完全に滅んだ。
⇒はくそんこう【白村江】
バグダード【Baghdād】
イラク共和国の首都。8世紀に建設、以後イスラム帝国の発展と共に繁栄。1258年モンゴル軍の破壊で衰退、20世紀に再び発展。チグリス川中流に臨み、西アジアの商業の要地。人口384万1千(1987)。バグダッド。
バクダード
撮影:田沼武能
⇒バグダード‐じょうやく【バグダード条約】
バグダード‐じょうやく【バグダード条約】‥デウ‥
1955年、トルコ・イラク・イラン・パキスタン・イギリスの5カ国間で調印された集団防衛条約。
⇒バグダード【Baghdād】
はく‐たい【白帯】
白帯下の略。
⇒はくたい‐げ【白帯下】
はく‐たい【百代】
⇒ひゃくだい。奥の細道「月日は―の過客にして」
はく‐だい【博大】
知識・学問などが、広くて大きいこと。宏大。「―な学識」
ばく‐だい【莫大】
(古くはバクタイ。「これより大なるは莫なし」の意)きわめて大きいさま。最も多いさま。ひじょうに。たくさん。日葡辞書「バクタイノゴヲン(恩)」。「―な遺産」
はくたい‐げ【白帯下】
女性生殖器から分泌される白色粘液性溷濁こんだく膿様の液体。生理的なものと病的なものとがある。こしけ。
⇒はく‐たい【白帯】
はくた‐おう【縛多王・白沢王】‥ワウ
インド波羅奈はらな国の王で、鬼をとらえた剛勇の神という。清涼殿の鬼の間に描かれた。禁秘抄「―鬼を切るの絵」
はく‐たく【白沢】
中国で、想像上の神獣の名。よく人語を話し、万物の情に通じる。黄帝が得たと伝える。
はく‐たく【餺飥】
うどん粉を水で練って切ったもの。ほうとう。伊呂波字類抄「餺飥、ハクタク・ハウタウ」
はく‐だく【白濁】
白っぽく濁ること。
はく‐だつ【剥脱】
はがしぬがすこと。また、はげおちること。
はく‐だつ【剥奪】
はがしうばうこと。はぎとること。無理に取り上げること。「権利を―する」「自由―」
バグダッド【Baghdād】
⇒バグダード
はく‐たん【白炭】
⇒しろずみ
ばく‐だん【爆弾】
①爆薬を装填し、これを爆発させて殺傷・破壊することを目的とする兵器。爆丸。爆裂弾。「―を投下する」
②第二次大戦後出まわった粗悪な密造焼酎。
③米・トウモロコシなどを加熱加圧して破裂させた食品。爆弾あられ。
④周囲を混乱に陥れる突然で思いがけないもののたとえ。「―質問」
⇒ばくだん‐ていきあつ【爆弾低気圧】
⇒ばくだん‐はつげん【爆弾発言】
ばくだん‐ていきあつ【爆弾低気圧】
急速に発達する温帯低気圧。日本付近では、中心気圧が24時間で16ヘクトパスカル以上低下したものをいう。
⇒ばく‐だん【爆弾】
ばくだん‐はつげん【爆弾発言】
周囲を大混乱に陥れる思いがけない発言。
⇒ばく‐だん【爆弾】
はく‐ち【白地】
①白い生地きじ。しろじ。
②畑。白はく。ばくち。→白田はくでん。
③⇒あからさま4
はく‐ち【白痴】
知能がいちじるしく劣っていること。また、医学で精神遅滞の程度が最も甚だしい状態をいった語。菅家文草4「同僚指さし目つく―の人なりと」
⇒はくち‐び【白痴美】
はくち【白痴】
(Idiot ロシア)ドストエフスキーの長編小説。1868年刊。白痴と呼ばれるほど純粋な性格の青年ムイシキン公爵は、不幸の中でも誇り高い女ナスターシャに同情する。しかし彼女は欲情に燃えるロゴージンに殺される。
はく‐ち【白雉】
白色の雉。しらきじ。
はくち【白雉】
孝徳天皇朝の年号。穴戸(長門)国司の白雉献上による改元。大化6年2月15日(650年3月22日)改元、白雉5年10月10日(654年11月24日)に天皇が没すると用いられなくなった。→白鳳はくほう
はく‐ち【泊地】
安全に船が碇泊できる水面。ふつう防波堤などで囲まれる。
は‐ぐち【刃口】
刀の刃の先。
は‐ぐち【羽口】
①堤防の傾斜面。
②溶鉱炉などの送風口。〈日葡辞書〉
⇒はぐち‐しば【羽口芝】
ばく‐ち【白地】
⇒はくち
ばくち【博打・博奕】
(バクウチの約)
①財物を賭け、骰子さい・花札・トランプなどを用いて勝負をあらそうこと。ばくえき。かりうち。とばく。
②一か八ばちかのまぐれ当りをねらう行為。「大―を打つ」
③(→)「ばくちうち」に同じ。宇津保物語忠乞「かしこき―のせまりまどひたるを召して」
⇒ばくち‐うち【博打打】
⇒ばくち‐じる【博打汁】
⇒ばくち‐の‐き【博打の木】
ばく‐ち【驀地】
まっしぐらに進むさま。
パクチー【phakchi タイ】
(→)コエンドロに同じ。
ばくち‐うち【博打打】
博打を専業とする者。やくざ。博徒。
⇒ばくち【博打・博奕】
ばく‐ちく【爆竹】
①中国で、紙筒(または竹筒)に火薬をこめて密封したものを数多く並べて、その一端に点火すると、次々に筒が爆発するように仕掛けたもの。本来は青竹を焼いて破裂音を出し、もと元旦に用いたが、広く祝日などに用いるようになった。
爆竹
撮影:関戸 勇
②左義長さぎちょうに焚く火。どんどの火。
はぐち‐しば【羽口芝】
堤防の傾斜面に植えつける芝。
⇒は‐ぐち【羽口】
ばくち‐じる【博打汁】
豆腐を采の目に切って実とした汁。
⇒ばくち【博打・博奕】
はく‐ちず【白地図】‥ヅ
大陸・島・国などの輪郭だけを表して、細部の記号・文字などを書き入れてない、学習用または種々の分布図作成用の地図。白図。
ばくち‐の‐き【博打の木】
バラ科サクラ属の常緑高木。暖地に自生。樹皮は灰褐色で絶えずはがれ落ち、博打で負けて裸になるのにたとえての名。葉は大形、革質。秋、白色5弁の花を開き、翌年初夏、紫黒色の果実が熟す。葉から製した液は「ばくち水」と称し、鎮咳・鎮静薬。材は硬く、器具・家具用。毘蘭樹びらんじゅ。
⇒ばくち【博打・博奕】
はくち‐び【白痴美】
整ってはいるが、表情に乏しい女の、一種の美しさ。
⇒はく‐ち【白痴】
はく‐ちゅう【白昼】‥チウ
ひるなか。まひる。日中。白日。「―の凶行」「―堂々」
⇒はくちゅう‐げんぞう【白昼現像】
⇒はくちゅう‐む【白昼夢】
はく‐ちゅう【伯仲】
①兄と弟。長兄と次兄。
②きわめてよく似ていて優劣のないこと。「実力が―する」「勢力―」
⇒はく‐ちゅう‐しゅく‐き【伯仲叔季】
⇒はくちゅう‐の‐かん【伯仲の間】
はくちゅう‐げんぞう【白昼現像】‥チウ‥ザウ
遮光性の現像タンクを用いて、明るい場所で現像すること。
⇒はく‐ちゅう【白昼】
はく‐ちゅう‐しゅく‐き【伯仲叔季】
(伯は長男、仲は次男、叔は三男、季は末弟)兄弟が生まれた順序を表す言葉。
⇒はく‐ちゅう【伯仲】
はくちゅう‐の‐かん【伯仲の間】
[魏文帝、典論論文]相互によく似ていて優劣のないこと。
⇒はく‐ちゅう【伯仲】
はくちゅう‐む【白昼夢】‥チウ‥
まひるにみる夢。また、そのような非現実的な空想。白日夢。
⇒はく‐ちゅう【白昼】
パクチョイ【白菜】
(中国語)中国野菜の一品種。アブラナ科の葉菜。植物学的にはタイサイと同系。葉柄は下部が杓子状に肥大し、白色。食用。→チンゲンサイ
はく‐ちょう【白丁】‥チヤウ
①(ハクテイとも)律令制で、公の資格を一切持たない無位無官の一般男子。
②(「白張」とも書く)傘持・沓持・口取などの役をする、白張しらはりを着た仕丁。神事や神葬などに物を持ち運ぶ人夫にもいう。白張仕丁。
⇒はくちょう‐えぼし【白丁烏帽子】
⇒はくちょう‐げ【白丁花】
はく‐ちょう【白鳥】‥テウ
①カモ目カモ科の水鳥。大形で首が長く、多くは全身白色。世界に7種。オオハクチョウ・コハクチョウ・コブハクチョウなど。オオハクチョウはシベリアで繁殖し、冬季南に渡る。日本には北海道・青森県小湊・新潟県瓢湖などに渡来。天然記念物。しらとり。白鳳。鵠こく。スワン。〈[季]冬〉。日葡辞書「ハクチョウ、クグイ(鵠)」
おおはくちょう
オオハクチョウ
提供:OPO
オオハクチョウ
提供:OPO
コブハクチョウ
撮影:小宮輝之
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
②白鳥徳利の略。
⇒はくちょう‐ざ【白鳥座】
⇒はくちょう‐しょじょ‐せつわ【白鳥処女説話】
⇒はくちょう‐どくり【白鳥徳利】
⇒はくちょう‐の‐うた【白鳥の歌】
はくちょう‐えぼし【白丁烏帽子】‥チヤウ‥
近世の召具めしぐ装束で、白丁のかぶるえぼし。
⇒はく‐ちょう【白丁】
はくちょう‐げ【白丁花】‥チヤウ‥
アカネ科の常緑小低木。中国原産で観賞用。生垣などに植栽。高さ約60センチメートル。葉は小形で臭気がある。春から夏に、葉腋に淡紫色で漏斗状の小花を開く。満天星。〈[季]夏〉
⇒はく‐ちょう【白丁】
はくちょう‐ざ【白鳥座】‥テウ‥
(Cygnus ラテン)北天の星座。星の配列が白鳥の飛ぶさまに似ている。天の川中にあり、9月下旬の夕方、天頂で南中。主な輝星を結ぶと十字形をなすので、南十字に対し北十字と呼ばれる。首星デネブ。
白鳥座
⇒はく‐ちょう【白鳥】
はくちょう‐しょじょ‐せつわ【白鳥処女説話】‥テウ‥ヂヨ‥
世界的に分布する説話の一型。白鳥などの動物が若い女性の形であらわれ、人間の男性がその衣を奪って強制的に妻とするが、女性は衣をとり返し、動物に復帰して飛び去るもの。日本の羽衣はごろも伝説はその一つ。
⇒はく‐ちょう【白鳥】
はくちょう‐どくり【白鳥徳利】‥テウ‥
白い陶製の徳利。頸長く白鳥に似る。
⇒はく‐ちょう【白鳥】
はくちょう‐の‐うた【白鳥の歌】‥テウ‥
(Schwanengesang ドイツ)
①伝説で、白鳥が死に瀕して歌うという歌。
②転じて、最後の歌。すなわち没前最後の作歌または曲・演奏などをいう。14曲からなるシューベルトの歌曲集が有名。
⇒はく‐ちょう【白鳥】
はくちょうのみずうみ【白鳥の湖】‥テウ‥ミヅウミ
チャイコフスキー作曲のバレエ。4幕。1877年モスクワで初演。王子ジークフリートと魔法により白鳥の女王に変えられたオデット姫の物語。古典バレエのうち最も広く愛好される。また、これから編曲した演奏会用組曲がある。
チャイコフスキー
提供:Lebrecht Music & Arts/APL
→バレエ音楽「白鳥の湖」ワルツ 第一幕
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
はくちょう‐ハンこく【白帳汗国】‥チヤウ‥
キプチャク‐ハン国のバトゥの長兄オルダの領土。アラル海北岸、ウラル川以東を領有。16世紀初め滅亡。アクオルダ(Ak-Orda)。→キプチャク‐ハン国
パク‐チョンヒ【朴正
】
(Pak Chŏng-hŭi)韓国の第5代大統領(1963〜1979)。1961年将校団を率いてクーデターに成功。独裁政治(72年より維新体制と称する)のもとで、日本との国交樹立、ベトナム参戦、経済開発などを推進。側近によって殺害。(1917〜1979)
ばく‐ちん【爆沈】
艦船が爆発によって沈没すること。また、艦船を爆薬を用いて沈めること。
はく‐つう【博通】
ひろく物事に通じていること。
はく‐つき【箔付き】
①箔のついていること。また、そのもの。
②定評のあること。また、そのもの。
ぱく‐つ・く
〔他五〕
大きな口をあけてぱくぱくと食う。「人目もはばからず―・く」「鯉が餌を―・く」
ぱくっ‐と
〔副〕
①口を大きくあけて食いついたり飲みこんだりするさま。「犬に―手をかまれる」
②ものが裂けて大きく開いているさま。「傷口が―あく」
はく‐てい【白丁】
①まだ訓練をおえない壮丁。
②⇒はくちょう
はく‐てい【白帝】
中国、五天帝の一つ。秋の神、西方の神。〈[季]秋〉
はく‐でい【白泥】
白色粘土を原料にした無釉・炻器せっき質の茶器。淡黄または薄い灰色を帯びる。→朱泥
バクティ【bhakti 梵】
信愛。ヒンドゥー教に見られる概念で、神への絶対的な帰依を内容とする。苦行や高度な知識の蓄積を要求しない情緒的な傾向によって、中世以降、一般民衆の支持を得た。
はくてい‐じょう【白帝城】‥ジヤウ
①中国、四川省の東端にあった古城。虁州きしゅうの東で長江の北岸に位置する。蜀漢の昭烈帝(劉備)の没した所。李白の詩などでも名高い。
②愛知県犬山城の別称。
はく‐てっこう【白鉄鉱】‥クワウ
黄鉄鉱と同じ化学組成を持ち結晶構造が異なる化合物。斜方晶系に属し、短柱または卓状。淡い真鍮色。
バクテリア【bacteria】
(→)細菌さいきん。
バクテリオファージ【bactériophage フランス】
(細菌を食う、の意)細菌に感染して増殖するウイルス。1915年トゥウォート(F. W. Twort1877〜1950)、17年デレル(F. H. d'Hérelle1873〜1949)が独立に発見。細菌内で増殖して細菌を溶かすビルレント‐ファージと菌内に潜在するテンペレート‐ファージとがあり、多くの種類がある。遺伝子である核酸(DNAまたはRNA)を蛋白性の外被が囲む単純な構造を持ち、分子生物学および遺伝子工学でベクターとして利用する。細菌ウイルス。ファージ。
はく‐てん【白点】
書物に白墨しらずみで書き加えた訓点。多く平安初期までの仏書や漢籍に付される。
はく‐でん【白田】
(水無く乾いている田の意)はたけ。はた。白地。
バク‐てん【バク転】
(バック転の訛)後ろ向きに跳んで身体を回転させること。後転とび。
はく‐と【白杜】
[呉鼎芳、漁家詩「村沽惟白杜」](「杜」は、はじめて酒を作ったとされる中国伝説上の人物、杜康の略)酒の異称。
はく‐ど【白土】
①白色の土。しろつち。
②火山灰・火山岩の風化した土で、主成分は二酸化ケイ素・ケイ酸アルミニウム。壁画や建築の塗料、製陶の材料、また、セメント混合材とする。
ばく‐と【博徒】
ばくちをうつ人。ばくちうち。
はく‐とう【白桃】‥タウ
水蜜桃の一品種。果肉は白色。岡山県のものが有名。しろもも。〈[季]秋〉
はく‐とう【白陶】‥タウ
殷いん代の白色精巧の土器。同時代の銅器と形や文様が類似。殷墟だけから少量が出土。白色土器。→黒陶
はく‐とう【白湯】‥タウ
①他物をまじえない湯。しらゆ。さゆ。
②薬湯に対して普通の浴湯。
はく‐とう【白糖】‥タウ
精製した白砂糖。
はく‐とう【白頭】
しらがあたま。
⇒はくとう‐おう【白頭翁】
⇒はくとう‐わし【白頭鷲】
はく‐とう【搏闘】
互いにうちあうこと。
はく‐どう【白道】‥ダウ
月が天球上に描く軌道。黄道と平均5度9分の傾斜をなす。
はく‐どう【白銅】
①ニッケル15〜25パーセントを含む銅合金。ニッケルが20パーセントを超えると銀白色となり、耐食性・強度を増す。貨幣や装飾品などに用いる。キュプロニッケル。ニッケル銅。
②白銅貨の略。
⇒はくどう‐か【白銅貨】
はく‐どう【搏動・拍動】
心臓の行う律動的な収縮運動。→脈搏みゃくはく
はくとう‐おう【白頭翁】‥ヲウ
①白頭の老人。
②ムクドリの異称。
③オキナグサの別称。〈[季]春〉
④オキナグサの根を乾燥した漢方生薬。収斂しゅうれん性止血薬として下痢に用いる。
⇒はく‐とう【白頭】
はくどう‐か【白銅貨】‥クワ
白銅で鋳造した貨幣。巌谷小波、当世少年気質「其袂の中から五銭の―が、コロリと一個ひとつ転げ出だしたに」
⇒はく‐どう【白銅】
はくとう‐さん【白頭山】
⇒ペクトサン
はく‐とうゆ【白灯油】
家庭暖房・燃料用に精製された灯油。JIS1号灯油。沸点セ氏150〜280度のものをいう。
はくとう‐わし【白頭鷲】
タカ目タカ科の鳥。全長約80センチメートル。成鳥は頭部と尾が白色。北アメリカに分布。アメリカ合衆国のシンボル。
ハクトウワシ
撮影:小宮輝之
ハクトウワシ
提供:東京動物園協会
⇒はく‐とう【白頭】
はく‐とく【博得】
大きな利得。〈日葡辞書〉
はく‐とく【薄徳】
①徳の少ないこと。寡徳。
②自分の徳行の謙譲語。
はく‐どく【白読】
文章の意味を解釈しないで音読すること。素読そどく。
バクトリア【Bactria】
中央アジアのアム川中流域のバルフを中心とした地域の古名。前6世紀の古代ペルシアの碑文に初見。前3世紀半ば、シリア王国の太守ディオドトスが独立してギリシア‐バクトリア王国を建設。のち、王国の支配はインダス河畔にまで及んだが、前139年トハラ人によって滅ぼされた。
はく‐ないしょう【白内障】‥シヤウ
眼の水晶体が灰白色に変わってにごる病気。主として老人性のもの。また、先天性・糖尿病性・外傷性、赤外線による職業病性のものなどある。原爆被爆者に見られたものを原爆白内障という。しろそこひ。
ばく‐にょう【麥繞】‥ネウ
漢字の繞の一つ。「麹」などの繞の「麥」の称。
はく‐ねつ【白熱】
①物体が高温において白色光に近い光を発すること。セ氏1000度以上に金属を熱した場合などに見られる。
②議論・勝負・熱意などが、最高潮に達すること。「―した議論」「―戦」
⇒はくねつ‐ガス‐とう【白熱ガス灯】
⇒はくねつ‐でんきゅう【白熱電球】
⇒はくねつ‐とう【白熱套】
はくねつ‐ガス‐とう【白熱ガス灯】
ガス‐マントルを用いたガス灯。アウアー灯。
⇒はく‐ねつ【白熱】
はくねつ‐でんきゅう【白熱電球】‥キウ
電球の一種。真空の、または適当な気体を封入したガラス球内に融解点の高い金属フィラメント(タングステン線など)を入れ、その白熱を利用するもの。白熱灯。
⇒はく‐ねつ【白熱】
はくねつ‐とう【白熱套】‥タウ
ガス‐マントルのこと。
⇒はく‐ねつ【白熱】
ばく‐ねん【爆燃】
〔機〕(→)ノッキングに同じ。
はく‐の‐おんそうぞく【帛の御装束】‥サウ‥
(→)「はくのきぬ」に同じ。
はく‐の‐きぬ【帛の衣】
白の練絹による縫腋袍ほうえきのほう。もと天皇の正服であったが、嵯峨天皇の時に黄櫨染こうろぜんを用いてからは神事だけに用いる。斎服。
はく‐の‐こそで【箔の小袖】
金銀の箔で模様をつけた衣服。
ばく‐の‐なわ【縛の縄】‥ナハ
不動明王などの手に持った縄。煩悩などをしばるためのものという。
ばく‐の‐ふだ【貘の札】
貘の形を描いた札。節分・大晦日・初夢の時などに、夜具の下に敷いて悪夢を見ないまじないとした。〈[季]新年〉
はく‐は【白波】
①白く泡立った波。しらなみ。
②「白波の賊」の略。
⇒はくは‐の‐ぞく【白波の賊】
はく‐ば【白馬】
①白いうま。
②⇒あおうま。
⇒はくば‐かい【白馬会】
⇒はくば‐きょう【白馬経】
⇒白馬は馬に非ず
ばく‐は【爆破】
爆薬を用いて破壊すること。「ダムを―する」
⇒ばくは‐やく【爆破薬】
はく‐ばい【白梅】
白色の梅花。しらうめ。〈[季]春〉
バグパイプ【bagpipe】
皮袋に数本の音管を挿入した吹奏楽器。皮袋に満たした空気を押し出しながら鳴らす。旋律を奏する管のほかに持続音を出す管を持つ。ヨーロッパに広く見られ、特にスコットランドの伝統楽器として知られる。風笛。袋笛。バッグパイプ。
バグパイプ
はくば‐かい【白馬会】‥クワイ
明治時代の美術(洋画・彫刻)団体。1896年(明治29)黒田清輝らが創設。旧派の明治美術会と対立、新派また紫派と称された。1911年解散。与謝野晶子、毒草「―の画最も廉やすきのにて御前様好すきなのは何程に候や」→光風会。
⇒はく‐ば【白馬】
はくば‐きょう【白馬経】‥キヤウ
俳書「貞享式じょうきょうしき」の別称。
⇒はく‐ば【白馬】
はく‐はく【白白】
①白いさま。
②あきらかでくもりのないさま。「明々―」
ばく‐ばく
心臓が激しく鼓動するさま。「緊張で胸が―する」
ばく‐ばく【莫莫】
①草木が盛んに茂るさま。
②しずかなさま。
③清くてけがれのないさま。
ばく‐ばく【寞寞】
しずかなさま。さびしいさま。
ばく‐ばく【漠漠】
①ぼんやりとしてとりとめのないさま。「―たる不安」
②とおくはるかなさま。果てしのないさま。広大なさま。「―たる海原」
ばく‐ばく【邈邈】
とおいさま。
ぱく‐ぱく
①幾度も口を大きく開閉するさま。また、そのようにして盛んに食べるさま。「金魚が口を―する」「ごちそうを―平らげる」
②継ぎ目・合せ目が離れて幾度も開閉するさま。「靴底が―する」
はくば‐じ【白馬寺】
中国、河南省洛陽市、昔の洛陽城の西にある寺。後漢の明帝が中国初建の仏寺として建立し、中インドの僧迦葉摩騰かしょうまとう・竺法蘭じくほうらんらを招いて訳経に従事させたと伝える。竺法護の訳経場。
はく‐はつ【白髪】
白い毛髪。しらが。「―の紳士」
⇒白髪三千丈
ばく‐はつ【爆発】
①圧力の急激な発生または解放の結果、熱・光・音などと共に破壊作用を伴う現象。急激な化学反応、核反応、容器の破壊などによって生じる。
②比喩的に、抑えていた感情などが一度にふきだすこと。「怒りが―する」
⇒ばくはつ‐ガス【爆発ガス】
⇒ばくはつ‐てき【爆発的】
⇒ばくはつ‐ぶつ【爆発物】
⇒ばくはつ‐りょく【爆発力】
ばくはつ‐ガス【爆発ガス】
空気と混じって爆発する性質を有するガス。鉱山の坑内などに発生するメタンガスの類。
⇒ばく‐はつ【爆発】
広辞苑 ページ 15674 での【○白扇倒に懸かる】単語。