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十六夜日記     →十六夜日記🔗🔉

十六夜日記     →十六夜日記 むかし、かべのなかより、もとめいでたりけむふみの名をば、いまの世の人の子は、夢ばかりも、身のうへの事とはしらざりけりな。みづくきのをかの葛原かへすがへすもかきおくあとたしかなれども、かひなきものは、おやのいさめなりけり。また賢王の人をすて給はぬまつりごとにももれ、忠臣の世を思ふなさけにもすてらるるものは、かずならぬ身ひとつなりけりと思ひしりなば又さてしもあらで、なほこのうれへこそやるかたなくかなしけれ。

広辞苑 ページ 24283 での十六夜日記     →十六夜日記単語。