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○金榜に名を掛くきんぼうになをかく🔗⭐🔉
○金榜に名を掛くきんぼうになをかく
①中国で、科挙の試験に及第すること。
②顕官に列する。
⇒きん‐ぼう【金榜・金牓】
キン‐ボール【kin-ball】
球技の一つ。3チームで直径122センチメートル、重量1キログラムのボールを打ったり受けたりする。1チーム4人。ボールを打つ前に「オムニキン」と言う。
きん‐ぼし【金星】
相撲で、平幕ひらまくの力士が横綱を負かした時の勝ち星。転じて、殊勲しゅくんの意。「―をあげる」
きん‐ボタン【金釦】
①金色の金属製ボタン。
②(制服に金ボタンがついているから)男子学生の俗称。
きん‐ほんい【金本位】‥ヰ
(→)金本位制に同じ。
⇒きんほんい‐せい【金本位制】
⇒きんほんい‐ブロック【金本位ブロック】
きんほんい‐せい【金本位制】‥ヰ‥
金を本位貨幣とし、通貨の単位価値と一定重量の金とが金兌換だかん・自由輸出入をつうじて等位関係で結びつけられている制度。大別して、金貨本位制・金地金本位制・金為替本位制の3種がある。金本位。金本位制度。
⇒きん‐ほんい【金本位】
ぎん‐ほんいせい【銀本位制】‥ヰ‥
通貨の単位価値を一定重量の銀と関連させる制度。銀本位。
きんほんい‐ブロック【金本位ブロック】‥ヰ‥
(gold bloc)金本位離脱国に対し、金本位を維持する諸国の一団。1933年ロンドンでの世界経済会議で、フランス・イタリア・ベルギー・オランダ・スイス・ポーランドが金本位擁護の申合せをした。金ブロック。
⇒きん‐ほんい【金本位】
きんま
①(木馬きうまの転)
⇒きうま。
②(新潟地方で)短気な人。
キンマ【蒟醤】
①(「本草啓蒙」「和訓栞」に蛮語とあり、タイ語またはビルマ語の転訛)マレーシア原産のコショウ科の常緑蔓性低木。コショウに似る。葉は大きな心臓形で、先端はとがり、光沢がある。夏、黄色の細花を開き、液果を結ぶ。雌雄異株。葉・根・種子を健胃・去痰きょたん薬とする。その葉を採って檳榔子びんろうじ・石灰とともに噛んで嗜好品とする。
②蒟醤手の略。
⇒キンマ‐で【蒟醤手】
⇒キンマ‐ぬり【蒟醤塗】
きん‐まく【筋膜】
個々の筋および筋群をつつむ線維性結合組織から成る膜。おもに膠原こうげん線維からなる。
ぎん‐まく【銀幕】
映写幕。スクリーン。転じて、映画または映画界。「―の女王」
キンマ‐で【蒟醤手】
キンマの葉を入れるのに用いる舶来の漆器。茶道具として珍重される。キンマ。
⇒キンマ【蒟醤】
キンマ‐ぬり【蒟醤塗】
竹で編んだ素地に漆下地を施し、数回漆を塗り、これに模様を線彫して種々の彩漆いろうるしを塗り込み、研ぎ出して仕上げた塗物。タイ・ミャンマーに産し、日本では讃岐の玉楮象谷たまかじぞうこくが発展させた。讃岐キンマ。→象谷塗
⇒キンマ【蒟醤】
きんまん‐か【金満家】
財産家。金持。福沢諭吉、福翁百話「―が多く財を集めて多々ますます之を集めんとし」
ぎん‐み【吟味】
①[李群玉、詩]詩歌を吟じ、そのおもむきを味わうこと。
②物事を詳しく調べて選ぶこと。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「声のよいのをすぐられしも金にあかせし―なり」。「材料を―する」
③罪状をしらべただすこと。詮議。「お白洲しらすでの―」
④監督すること。監視すること。西鶴置土産「男の出入は固く―して」
⑤花札でいちばん勝った者をいう。銀見。
⇒ぎんみ‐うかがいしょ【吟味伺書】
⇒ぎんみ‐がかり【吟味掛】
⇒ぎんみ‐かた【吟味方】
⇒ぎんみかた‐あらためやく【吟味方改役】
⇒ぎんみ‐すじ【吟味筋】
⇒ぎんみ‐もの【吟味物】
⇒ぎんみもの‐しらべやく【吟味物調役】
⇒ぎんみ‐やく【吟味役】
ぎんみ‐うかがいしょ【吟味伺書】‥ウカガヒ‥
江戸時代、訴訟裁判終結の時、担当役所から上司に裁許を請うために提出した文書。
⇒ぎん‐み【吟味】
ぎんみ‐がかり【吟味掛】
江戸時代、容疑者の犯罪事実を詮議して自供させる役目。また、その役人。吟味方。吟味役。
⇒ぎん‐み【吟味】
ぎんみ‐かた【吟味方】
(→)吟味掛に同じ。
⇒ぎん‐み【吟味】
ぎんみかた‐あらためやく【吟味方改役】
江戸幕府の職名。勘定吟味役に属し、勘定方の調査した公文書を再吟味する者。
⇒ぎん‐み【吟味】
ぎんみ‐すじ【吟味筋】‥スヂ
江戸幕府の訴訟手続の一種。被疑者を逮捕あるいは召喚し、糺問審理の上、判決を下すもの。刑事訴訟に限られた。→出入筋。
⇒ぎん‐み【吟味】
きん‐みずひき【金水引】‥ミヅ‥
①金箔をひいた水引。
②金箔をおいた元結。金元結。
③バラ科の多年草。山地や路傍に普通に見られる。高さは数十センチメートル。夏から秋に茎頂の総状花序に、黄色の小花をつける。果実は刺毛で他物に付着して散布する。全草を乾して竜牙草と呼び、下痢止めとする。
きんみずひき
きん‐みつ【緊密】
①隙間なく付着していること。
②関係が非常に密接なこと。「―な協力」「―に連絡をとる」
③厳重。厳密。日葡辞書「キンミッニヲウセツケラルル」
ぎんみ‐もの【吟味物】
江戸時代、吟味筋によって裁判される事件。
⇒ぎん‐み【吟味】
ぎんみもの‐しらべやく【吟味物調役】
江戸幕府の職名。寺社奉行・町奉行に属し、刑事訴訟の下調べおよび公文書の調査などをつかさどった者。
⇒ぎん‐み【吟味】
きん‐みゃく【金脈】
①金の鉱脈。
②資金を引き出せるところ。金主。
ぎん‐みゃく【銀脈】
銀の鉱脈。
ぎんみ‐やく【吟味役】
(→)吟味掛に同じ。
⇒ぎん‐み【吟味】
きん‐みらい【近未来】
ごく近い未来。近い将来。
きん‐みん【近民】
近国の人民。近辺の民。
きん‐む【勤務】
職務に従事すること。また、そのつとめ。やくめ。「まじめに―する」「―時間」
⇒きんむ‐えんちょう‐せい【勤務延長制】
⇒きんむ‐ひょうてい【勤務評定】
きんむ‐えんちょう‐せい【勤務延長制】‥チヤウ‥
雇用延長の一形態。定年制度が設定されたまま、定年後も退職することなく個別に勤務延長が認められる制度。→再雇用制。
⇒きん‐む【勤務】
きん‐むく【金無垢】
まぜ物のない純粋の金。純金。
きん‐むしくいぬり【金虫食塗】‥クヒ‥
変り塗の一種。虫食いのような凹凸を作った下塗りに金箔を貼り、その上に漆を塗り重ねて研ぎ出したもの。
ぎん‐むしくいぬり【銀虫食塗】‥クヒ‥
変り塗の一種。金虫食塗と同じ製法で、金箔の代りに銀箔を用いたもの。
きんむ‐ひょうてい【勤務評定】‥ヒヤウ‥
職員の勤務成績について、任命権者が定期的に評価査定すること。
⇒きん‐む【勤務】
きんむりょく‐しょう【筋無力症】‥シヤウ
(→)重症筋無力症に同じ。
きん‐め【斤目】
斤を単位としてはかった物の重さ。転じて、目方。
きん‐め【金目】
江戸時代の金貨の価値表示の単位。両・歩・朱などの名目。
きん‐め【金眼・金目】
猫などの眼球の金色をしたもの。
⇒きんめ‐ぎんめ【金眼銀眼】
⇒きんめ‐だい【金眼鯛】
ぎん‐め【銀目】
江戸時代の銀貨の秤量単位。貫・匁・分などの名目。
きん‐めい【欽命】
天子・皇帝の命令またはそのお使い。大命。
きんめい‐すい【金明水】
富士山頂の火口壁の積雪がとけて、火山礫中から流出する泉の一つ。北壁、久須志岳の南西崖下に湧出。霊水とされる。
ぎんめい‐すい【銀明水】
金明水に類する泉の一つ。富士山南壁、御殿場口の頂上浅間神社の東方に湧出。霊水とされる。
きんめいちく【金明竹】
①マダケの変種。
②落語。店番の与太郎に、中橋の加賀屋佐吉の使いが早口で道具名を並べた口上を述べるが、一向に通じないという話。
きんめい‐てんのう【欽明天皇】‥ワウ
記紀に記された6世紀中頃の天皇。継体天皇の第4皇子。名は天国排開広庭あめくにおしはらきひろにわ。即位は539年(一説に531年)という。日本書紀によれば天皇の13年(552年、上宮聖徳法王帝説によれば538年)、百済くだらの聖明王が使を遣わして仏典・仏像を献じ、日本の朝廷に初めて仏教が渡来(仏教の公伝)。(在位 〜571)( 〜571)→天皇(表)
きんめ‐ぎんめ【金眼銀眼】
猫の眼球の一方が金色、他方が青色をしたもの。ペルシア猫などに見られる。
⇒きん‐め【金眼・金目】
きんめ‐だい【金眼鯛】‥ダヒ
キンメダイ科の海産の硬骨魚。体はやや長く側扁し、紅色。眼は大きく、黄金色に輝く。ほぼ世界中の深海に分布。ニシキダイ。
きんめだい
キンメダイ
提供:東京動物園協会
⇒きん‐め【金眼・金目】
きん‐メダル【金メダル】
金製または金めっきのメダル。オリンピック競技などの優勝者に贈られる。
ぎん‐メダル【銀メダル】
銀製または銀めっきのメダル。オリンピック競技などの準優勝者に贈られる。
きん‐めっき【金鍍金】
金でめっきすること。普通には電気鍍金法を用い、電解液としては金シアン化カリウムを用いる。装飾用のほか、電子機器類に利用。
ぎん‐めっき【銀鍍金】
銀でめっきすること。普通には電気鍍金法を用い、電解液としては主として銀シアン化カリウムを用いる。装飾用のほか、電気通信機などに利用。
ぎん‐めん【銀面】
唐鞍からくらの付帯装飾として馬面を飾る具。銀鍍金めっきまたは鏡地を使用。額の上部を菖蒲しょうぶ形とし、鼻筋には金属製の造花の枝をつける。→唐鞍(図)
きん‐もう【訓蒙】
⇒くんもう
きんもうずい【訓蒙図彙】‥ヅヰ
図説百科事典。中村惕斎てきさい編。序目2巻・本文20巻、全14冊。1666年(寛文6)刊。天文・地理以下17部門に分けて、計1343項目を挿絵入りで解説。以後、「武具訓蒙図彙」「好色訓蒙図彙」「人倫訓蒙図彙」など、分野別の同種の書が刊行された。
きん‐モール【金モール】
①金めっきを施した装飾用の細線。
②金糸をよこ、絹糸をたてとして織った織物。東海道中膝栗毛2「縞ちりめんに―の帯」
ぎん‐モール【銀モール】
①銀めっきを施した装飾用の細線。
②銀糸をよこ、絹糸をたてとして織った織物。
きん‐もくせい【金木犀】
モクセイ科の常緑小高木。中国原産の観賞用植物で、古くから庭木とされる。高さ約3メートル。葉は狭い長楕円形、革質で堅い。雌雄異株。日本のものはすべて雄株で結実しない。秋、橙黄色で芳香の強い小花多数を開く。漢名、丹桂。〈[季]秋〉
キンモクセイ(花)
撮影:関戸 勇
ぎん‐もくせい【銀木犀】
モクセイ科の常緑小高木。中国原産の観賞用植物。高さ3メートル余。葉はキンモクセイより鋸歯が明瞭。10月ごろ小白花を葉のつけ根に叢生、芳香を放つ。雌雄異株。キンモクセイと同様に日本のものは結実しない。木犀。漢名、銀桂。〈[季]秋〉
ぎんもくせい
きん‐もじ【金文字】
金泥で書いた文字。また、金粉・金箔で表した文字。金字。
ぎん‐もじ【銀文字】
銀泥で書いた文字。また、銀粉・銀箔で表した文字。銀字。
きん‐もつ【禁物】
①用いることを禁じられた物事。有害なもの。避けるべき物事。「油断は―だ」「その話はここでは―だ」
②好ましくないもの。嫌いなもの。源平盛衰記15「―好物自在にして」
きん‐もとゆい【金元結】‥ユヒ
金紙のもとゆい。金水引。好色五人女3「―にて結はせ」
きん‐もん【金文】
金言を記した文章。〈日葡辞書〉
きん‐もん【金紋】
金箔を押し、または金漆で書いた紋所。江戸時代、大名の家格によって挟箱はさみばこの蓋に書くことを許され、他にはみだりに用いられなかった。
⇒きんもん‐さきばこ【金紋先箱】
⇒きんもん‐しゃ【金紋紗】
きん‐もん【禁門】
①禁裏の門。皇居の門。転じて、皇居。禁闕きんけつ。
②出入りを厳禁した門。
⇒きんもん‐の‐へん【禁門の変】
きんもん‐かいきょう【金門海峡】‥ケフ
(Golden Gate)太平洋からサン‐フランシスコ湾に入る通路をなす海峡。幅約2キロメートル、延長8キロメートル。南岸はサン‐フランシスコ市。長さ約2700メートルの金門橋(ゴールデン‐ゲート‐ブリッジ)が架かる。
きんもんごさんのきり【金門五三桐】
歌舞伎脚本。並木五瓶作。1778年(安永7)初演。「楼門さんもん五三桐」の本名題。
→文献資料[金門五三桐]
きんもん‐さきばこ【金紋先箱】
金紋をつけた挟箱で、大名行列の先頭に担がせたもの。
⇒きん‐もん【金紋】
きんもん‐しゃ【金紋紗】
金糸で紋を織り出した紗。
⇒きん‐もん【金紋】
きんもん‐とう【金門島】‥タウ
(Jinmen Dao)中国南東部、福建省廈門アモイ市の東方の島。鄭成功による反清復明の抵抗の拠点。国民党が台湾に移って後、馬祖島とともに国民党軍の軍事基地となる。
きんもん‐の‐へん【禁門の変】
(→)「蛤御門はまぐりごもんの変」の別称。
⇒きん‐もん【禁門】
きん‐や【禁野】
天皇の猟場と定め、私人の狩猟を許さなかった所。大和国宇陀野や河内国交野かたのなど。標野しめの。
きん‐やく【欣躍】
喜んでこおどりすること。欣喜雀躍。
きん‐やく【勤役】
役を勤めること。また、その役。
ぎん‐やく【銀鑰】
銀製のかぎ。
きん‐やっかん【金約款】‥ヤククワン
(gold clause)貨幣価値や外国為替相場の変動による債権者の損害を防ぐため、長期の金銭債務の履行を、一定純分および量目の金貨またはその価値に等しい他種通貨で行うことを約する約定条項。
ぎん‐やんま【銀蜻蜓】
ヤンマ科のトンボ。緑色をした腹部の基部は青色を呈し、残りは黒褐色で淡色の斑紋がある。雌の腹部の基部は黄緑色。体長約7センチメートル。東京地方では、ぎん(雄)・ちゃん(雌)ともいう。
ギンヤンマ
提供:ネイチャー・プロダクション
きん‐ゆ【禁輸】
輸出入を禁ずること。「―品目」
きん‐ゆう【金融】
①金銭の融通。かねまわり。
②経済社会における資金の貸借。
⇒きんゆう‐かい【金融界】
⇒きんゆう‐がいしゃ【金融会社】
⇒きんゆう‐かとうせい【金融寡頭制】
⇒きんゆう‐かんまん【金融緩慢】
⇒きんゆう‐かんわ【金融緩和】
⇒きんゆう‐きかん【金融機関】
⇒きんゆう‐きょうこう【金融恐慌】
⇒きんゆう‐けんさかん【金融検査官】
⇒きんゆう‐こうがく【金融工学】
⇒きんゆう‐こうこ【金融公庫】
⇒きんゆう‐さい【金融債】
⇒きんゆう‐さきものとりひき【金融先物取引】
⇒きんゆう‐しさん【金融資産】
⇒きんゆう‐しじょう【金融市場】
⇒きんゆう‐しほん【金融資本】
⇒きんゆう‐じゆうか【金融自由化】
⇒きんゆうしょうひん‐ちゅうかい【金融商品仲介】
⇒きんゆうしょうひん‐とりひき【金融商品取引】
⇒きんゆうしょうひん‐とりひきじょ【金融商品取引所】
⇒きんゆうしょうひん‐とりひき‐ほう【金融商品取引法】
⇒きんゆうしょうひん‐はんばい‐ほう【金融商品販売法】
⇒きんゆう‐しんぎかい【金融審議会】
⇒きんゆう‐せいさく【金融政策】
⇒きんゆう‐そうば【金融相場】
⇒きんゆう‐ちょう【金融庁】
⇒きんゆう‐の‐しょうけんか【金融の証券化】
⇒きんゆう‐はせい‐しょうひん【金融派生商品】
⇒きんゆう‐ひきしめ【金融引締め】
⇒きんゆう‐ひっぱく【金融逼迫】
⇒きんゆう‐もちかぶがいしゃ【金融持株会社】
ぎん‐ゆう【吟友】‥イウ
詩歌を作る同志。詩友。
きんゆう‐かい【金融界】
①銀行・信託・保険会社など金融業者の社会。
②金融市場。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐がいしゃ【金融会社】‥グワイ‥
消費者金融・住宅金融・証券金融など、金融を主な業務とする会社。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐かとうせい【金融寡頭制】‥クワ‥
(financial oligarchy)少数の巨大な金融資本が事実上一国の全経済生活を支配している体制。金融寡頭支配。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐かんまん【金融緩慢】‥クワン‥
金融市場において、資金の需要が供給に比して少なく、一般企業の資金調達が容易となる状態。金融閑散。↔金融逼迫ひっぱく。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐かんわ【金融緩和】‥クワン‥
①市中銀行と企業との関係において、貸付資金の供給がそれに対する需要に比べて多い状態。
②景気を刺激するため、中央銀行が公定歩合・支払準備率の引下げや買いオペレーションによって市中の資金調達を容易にすること。↔金融引締め。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐きかん【金融機関】‥クワン
資金の造出・融通・供給およびその仲介を行う機関。銀行・証券会社・信託会社・保険会社・信用金庫・農業協同組合・質屋の類。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐きょうこう【金融恐慌】‥クワウ
①広義には、金融界を中心に起こる貨幣恐慌・信用恐慌の総称。
②狭義には、銀行恐慌の意。
③日本では、特に1927年(昭和2)の恐慌をさす。震災手形処理問題をめぐって発生、銀行・企業の破産・休業が続発した。
→資料:金融恐慌の発端
→恐慌。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐けんさかん【金融検査官】‥クワン
金融庁、または財務省の地方部局である財務局に属し、金融機関の業務・財産の検査などに当たる職員。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐こうがく【金融工学】
数理的手法を用いて、金融資産などの価格評価やリスク管理、新規の金融商品の開発等について研究する学問分野。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐こうこ【金融公庫】
中小企業・農漁民・勤労者などへ資金を貸すために政府が出資して作った金融機関。中小企業金融公庫・農林漁業金融公庫・国民生活金融公庫・住宅金融公庫などがある。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐さい【金融債】
特殊金融機関が特別法に基づいて発行する債券。利付債と割引債とがある。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐さきものとりひき【金融先物取引】
通貨・金利・債券・株式・株価指数などの金融商品を対象とした先物取引。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐しさん【金融資産】
土地・建物・機械・原材料・製品などの事業資産(実物資産)に対して、貨幣および金融商品などの資産。預貯金・受取手形・売掛金・貸付金・債券・株式・投資信託・貸付信託・保険など。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐しじょう【金融市場】‥ヂヤウ
資金の貸借や金融商品の売買が行われる市場。国内金融市場・国外金融市場、長期金融市場・短期金融市場の別がある。
⇒きん‐ゆう【金融】
ぎんゆう‐しじん【吟遊詩人】‥イウ‥
中世ヨーロッパの抒情詩人の一派で、各地を旅行し、自作の詩を吟誦・朗読した者。→トルバドゥール→ミンネゼンガー
きんゆう‐しほん【金融資本】
①銀行資本と産業資本とが融合して生じた独占的な資本。
②通俗的には単に貸付資本・銀行資本をいうこともある。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐じゆうか【金融自由化】‥イウクワ
金利・業務分野・国際取引など金融制度上の政府規制が緩和・撤廃されること。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆうしょうひん‐ちゅうかい【金融商品仲介】‥シヤウ‥
証券会社などの委託を受け、金融商品の勧誘などを業として行うこと。仲介業者は金融商品取引の契約当事者とはならない。2006年、証券仲介業を改称。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆうしょうひん‐とりひき【金融商品取引】‥シヤウ‥
証券取引・金融先物取引・証券投資顧問・投資信託などを業として行うこと。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆうしょうひん‐とりひきじょ【金融商品取引所】‥シヤウ‥
金融商品取引法により、金融商品の売買市場を開設する目的で作られる金融商品会員制法人または株式会社。2006年同法の成立に伴い、証券取引所を改称。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆうしょうひん‐とりひき‐ほう【金融商品取引法】‥シヤウ‥ハフ
有価証券のほか、預金契約に基づく債権、通貨、一定のデリバティブなどの金融商品の取引について規定する法律。金融商品の公正な価格形成・取引、円滑な流通、投資者の保護などを目的とする。証券取引法を改め、2006年成立。金商法。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆうしょうひん‐はんばい‐ほう【金融商品販売法】‥シヤウ‥ハフ
金融商品の販売に際し販売業者が顧客に説明すべき事項を定め、顧客の保護を図る法律。説明義務違反により顧客に損害が生じた場合の販売業者の責任、適正な金融商品の販売を確保するための措置等も規定する。2000年制定。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐しんぎかい【金融審議会】‥クワイ
金融庁の審議会。内閣総理大臣・金融庁長官・財務大臣の諮問に応じて金融に関する重要事項を調査・審議する。1998年大蔵省金融企画局の組織として発足、2000年金融庁に移管。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐せいさく【金融政策】
中央銀行あるいは通貨当局が、国民経済の安定と発展をはかる目的で金融市場・資本市場を通じて資金量およびその流れを調整するために行う政策。公定歩合や預金準備率の変更、公開市場操作・窓口規制などを通じて行う。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐そうば【金融相場】‥サウ‥
金融緩和や金利低下を材料として上昇する相場。金利低下で株式利回りが相対的に上昇し、金融機関その他の余裕資金が株式投資に向けられ、不況下で株高となる。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐ちょう【金融庁】‥チヤウ
中央行政機関の一つ。金融政策の企画・立案、金融機関の検査・監督を行う。1998年設置の金融監督庁を改組し、2000年設置。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐の‐しょうけんか【金融の証券化】‥クワ
(→)セキュリタイゼーションに同じ。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐はせい‐しょうひん【金融派生商品】‥シヤウ‥
(→)デリバティブに同じ。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐ひきしめ【金融引締め】
景気の過熱などをおさえるため、中央銀行が公定歩合・支払準備率の引上げや売りオペレーションによって市中の資金需要の抑制をはかること。↔金融緩和。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐ひっぱく【金融逼迫】
金融市場において、資金の需要が供給に比して過大で、一般企業の資金調達が困難となる状態。かねづまり。↔金融緩慢。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐もちかぶがいしゃ【金融持株会社】‥グワイ‥
銀行の持株会社。アメリカでは多くの銀行が持株会社を設立しており、日本でも1998年に認められた。
⇒きん‐ゆう【金融】
きん‐ゆしゅつ‐かいきん【金輸出解禁】
(→)金解禁に同じ。
きん‐ゆしゅつ‐きんし【金輸出禁止】
国際収支の赤字による金流出を防止するために、金貨および金塊の輸出を差し止めること。
きん‐ゆしん【金庾信】
新羅の貴族・武将。内乱を平らげて、義兄金春秋を王位につけ、百済・高句麗と連戦し、唐の攻撃をも防いで、朝鮮統一に功があった。(595〜673)
きんゆ‐ほう【均輸法】‥ハフ
漢の武帝が創始した経済政策の一つ。宋代には王安石の新法の一つで、中央で必要とする物資を、価が安くしかも都に近い地方で購入して、運輸の労と人民の負担とを軽減し、商人の暴利を抑制したもの。
きん‐よう【鈞窯・均窯】‥エウ
(明初に鈞州と呼ばれた今の河南省禹州で焼かれたからいう)中国の陶磁の一種。宋や元のものが最も有名。乳青色の釉うわぐすりをかけた陶器で、紅斑や紫斑を加えたものもある。
きん‐よう【金容】
⇒こんよう
きん‐よう【金葉】‥エフ
うすく紙のように金をのばしたもの。
⇒きんよう‐し【金葉紙】
きん‐よう【金曜】‥エウ
日曜に始まる1週の第6日。金曜日。
きん‐よう【禁厭】‥エフ
病気や災害を防ぐまじない。
きん‐よう【緊要】‥エウ
きわめて大切なこと。肝要。また、さし迫って必要なこと。「―な課題」
きん‐よう【金庸】
(Jin Yong)香港の武侠小説家。本名、査良鏞。浙江省海寧出身。「明報」紙を創刊し社説と小説を執筆。作「射
英雄伝」。(1924〜)
ぎん‐よう【銀葉】‥エフ
①うすく紙のように銀をのばしたもの。
②雲母の薄片を金銀で縁取りし、香をたくとき加熱を調節するため、火を埋めた灰の上に置くもの。その上に香木を載せる。香敷こうしき。銀盤。
銀葉
きんよう‐し【金葉紙】‥エフ‥
美濃紙を灰汁あくに浸し、乾かしてから木槌で打ち叩いて光沢をつけた和紙。写本用とする。灰汁打あくうち。
⇒きん‐よう【金葉】
きんようわかしゅう【金葉和歌集】‥エフ‥シフ
勅撰和歌集。八代集の一つ。10巻。源俊頼が白河法皇の院宣を奉じて撰に当たり、初度本・二度本を経て、1127年(大治2)三奏本が草稿のまま嘉納された。流布本は二度本。撰集としてはじめて連歌の部を置く。金葉集。
きん‐よく【禁欲】
人間の欲望、ことに性欲を禁じおさえること。「―生活」
⇒きんよく‐しゅぎ【禁欲主義】
ぎん‐よく【銀翼】
飛行機の銀色に輝く翼。転じて、飛行機。
きんよく‐しゅぎ【禁欲主義】
(asceticism)感性的欲望を、悪の源泉、またそれ自体が悪であると考え、それをできるかぎり抑制して徳に進み、魂の平安を得ようとする道徳上・宗教上の立場。→快楽主義
⇒きん‐よく【禁欲】
きん‐ら【金鑼】
明清楽みんしんがくに用いる金属製の打楽器。直径25センチメートルほどの盆形の銅盤で、紐で下げ、桴ばちで中央を打って鳴らす。
きん‐らい【近来】
ちかごろ。このごろ。「―の珍事」「―とみに衰える」「―まれな凶悪犯罪」
きんらいはいかいふうていしょう【近来俳諧風体抄】‥セウ
俳論書。3冊。岡西惟中著。1679年(延宝7)刊。俳諧について概説、句作の実際を教えた談林俳風鼓吹の書。
きんらいふうていしょう【近来風体抄】‥セウ
歌論書。1巻。二条良基著。1387年(嘉慶1)成立。二条家の歌論、頓阿・慶運・兼好ら同時代歌人の批評、作歌の心得、制の詞ことばなどを述べる。今来風体抄。
きんらい‐ぶし【欣来節】
明治時代の流行歌はやりうた。1892年(明治25)の第2回総選挙における政府の干渉を揶揄やゆした。歌の末尾に「おおべらぼうのきんらいらい」の囃子詞はやしことばを用いたもの。
きん‐らん【金蘭】
①[易経繋辞上「二人心を同じくすれば、其の利金を断つ、同心の言は、其の臭蘭の如し」](金のように堅固で、蘭のように芳しい意)親しく固い交わりにいう。懐風藻「一面―の席」。「―の契り」「―の友」
②ラン科の多年草。山地の林下に自生。白花のギンランに似て、やや大きく、葉は無柄で、笹葉形、基部は茎を包む。春、黄色の花をまばらな総状につける。アサマソウ。アリマソウ。〈[季]春〉
キンラン
提供:OPO
⇒きんらん‐の‐ちぎり【金蘭の契り】
⇒きんらん‐ぼ【金蘭簿】
きん‐らん【金襴】
金糸を絵緯えぬきとして織り込み、それを主調として文様を表出した織物の総称。地組織は平地・綾地・繻子しゅす地などがある。豪華できらびやか。古くは中国から輸入したが、天正(1573〜1592)年間、中国の工人が堺に来てこの技を伝え、のち、京都西陣の野本氏がこれを製出し、中国産金襴を圧倒した。織金。「―緞子どんす」
⇒きんらん‐え【金襴衣】
⇒きんらん‐で【金襴手】
ぎん‐らん【銀蘭】
ラン科の多年草。山地の明るい林下に自生。高さ約30センチメートル。4〜5月頃、茎頂に3〜4個の白色の小花を開く。黄花のキンランに対していう。〈[季]春〉
ぎんらん
ぎん‐らん【銀襴】
金襴の金糸のかわりに銀糸を用いた織物。
きんらん‐え【金襴衣】
金襴製の袈裟。
⇒きん‐らん【金襴】
きんらん‐で【金襴手】
錦手にしきでの一つ。色絵の上に金箔・金泥で装飾を加えた磁器。また、その装飾法。
⇒きん‐らん【金襴】
きんらん‐の‐ちぎり【金蘭の契り】
心の通い合う、親友の固い交わり。親密な友情。断金の契り。
⇒きん‐らん【金蘭】
きんらん‐ぼ【金蘭簿】
親友の氏名・住所などを記した帳簿。
⇒きん‐らん【金蘭】
きん‐り【金利】
資金を一定期間貸したことに対して支払われる報酬。利子。また、利子額の元金に対する割合。「―を引き下げる」
⇒きんり‐さいてい【金利裁定】
⇒きんり‐せいさく【金利政策】
⇒きんり‐へいか【金利平価】
きん‐り【禁裏・禁裡】
(みだりにその中に入るのを禁ずる意)
①宮中。皇居。御所。禁中。
②禁裏様の略。
③内裏雛だいりびな。
⇒きんり‐ごりょう【禁裏御料】
⇒きんり‐さま【禁裏様】
⇒きんり‐づき【禁裏付】
きんり‐ごりょう【禁裏御料】‥レウ
江戸時代の天皇領。幕府の進献による。家康・秀忠・綱吉から約1万石ずつを進献、新田増加分とあわせ、計3万石余。
⇒きん‐り【禁裏・禁裡】
きんり‐さいてい【金利裁定】
金利差によって利鞘りざやを稼ぐ取引。
⇒きん‐り【金利】
きんり‐さま【禁裏様】
天皇。禁廷様。
⇒きん‐り【禁裏・禁裡】
きんり‐せいさく【金利政策】
中央銀行が公定歩合を動かすことによって資金の需給関係を調節し、景気や国際収支を調整・安定させる政策。→低金利政策。
⇒きん‐り【金利】
きんり‐づき【禁裏付】
江戸幕府の職名。老中の支配。京都に派遣され、所司代の指揮を受け、禁裏の警衛および用度をつかさどり、公卿以下の行動を監督した役。
⇒きん‐り【禁裏・禁裡】
きんり‐へいか【金利平価】
直物と先物の為替相場の差が内外の短期金利差に一致している状態。
⇒きん‐り【金利】
きんりゅう‐さん【金竜山】
浅草せんそう寺の山号。
きん‐りょ【禁旅】
近衛の軍隊。禁兵。禁軍。「―八旗」
きん‐りょう【斤量】‥リヤウ
秤ではかった物の重さ。斤目。
きん‐りょう【金陵】
南京ナンキンの古称、また、雅称。戦国時代、楚の威王の時、金を埋め城を築き金陵と称したという。三国時代、呉の都(建業)となり発展。
きん‐りょう【禁猟】‥レフ
法令で狩猟を禁ずること。
⇒きんりょう‐き【禁猟期】
⇒きんりょう‐く【禁猟区】
⇒きんりょう‐ち【禁猟地】
きん‐りょう【禁漁】‥レフ
法令に基づいて、特定種類の魚介、特定区画の海・水域、特定期間の漁業を禁ずること。きんぎょ。
⇒きんりょう‐く【禁漁区】
きんりょう‐き【禁猟期】‥レフ‥
狩猟が禁止される期間。鳥獣の種類・猟区・地域により異なる。
⇒きん‐りょう【禁猟】
きんりょう‐く【禁猟区】‥レフ‥
禁猟の区域。正式には鳥獣保護区といい、環境大臣または知事が定める。
⇒きん‐りょう【禁猟】
きんりょう‐く【禁漁区】‥レフ‥
禁漁の区域。きんぎょく。
⇒きん‐りょう【禁漁】
ぎんりょう‐そう【銀竜草】‥サウ
イチヤクソウ科の腐生植物。森林中の樹陰に生ずる。高さ約15センチメートル。茎と鱗片状の葉は白色で半透明。緑葉を持たない。夏、白色の花を茎頂に単生。ユウレイタケ。スイショウラン。
ぎんりょうそう
ギンリョウソウ
提供:OPO
きんりょう‐ち【禁猟地】‥レフ‥
禁猟の場所。鳥獣保護区・休猟区・公道・公園・社寺境内・墓地などを含む。
⇒きん‐りょう【禁猟】
きん‐りょく【金力】
金銭の威力。かねの力。「―万能」
きん‐りょく【筋力】
筋肉の力。
きんりょく‐せき【金緑石】
斜方晶系の結晶。透明でガラス光沢をもち、黄緑色を呈する鉱物。美しいものは宝石になる。ベリリウムとアルミニウムとの酸化物。→アレクサンドライト→猫目石
きん‐りん【近隣】
近所となり。近辺。「―の諸国」
⇒きんりん‐じゅうく【近隣住区】
きん‐りん【金鱗】
金色のうろこ。転じて、美しい魚。
きん‐りん【菌輪】
同一種のきのこが、地上に輪状に配列して発生する現象、およびそのもの。菌類の菌糸体が地下で、ある1点から放射状に成長した結果生じ、輪の大きさは年々拡がる。菌環。魔女の輪(fairy ring)。仙人の環。
きん‐りん【錦鱗】
美しい魚。
ぎん‐りん【銀輪】
①銀製または銀色の輪。
②転じて、自転車。
ぎん‐りん【銀鱗】
銀色のうろこ。転じて、魚のこと。
きんりん‐じ【金輪寺】
薄茶用の茶器の名。小型経筒のような形で上に蓋を置く。後醍醐天皇が吉野金輪寺(金峯山きんぷせん寺)で衆僧に茶を賜ったとき使われたのが由来という。
きんりん‐じゅうく【近隣住区】‥ヂユウ‥
都市計画上の一単位。小学校を中心に店舗・レクリエーション施設などを備えた人口8000〜1万人程度の住宅区域。
⇒きん‐りん【近隣】
きん‐る【近流】
⇒こんる
きん‐る【金縷】
金色の糸。針金状の金の撚り糸。
⇒きんる‐ぎょくい【金縷玉衣】
きん‐るい【金類】
金属のこと。
きん‐るい【菌類】
きのこ・かび・酵母など変形菌・真菌類の総称。多くは葉緑素を欠き、他の有機物から養分を吸収して生活する。糸状の細胞または細胞列(菌糸)から成り、生殖は主として胞子による。担子菌・子嚢菌・接合菌・変形菌・鞭毛菌・不完全菌類に大別される。また、広くは細菌・放線菌・真菌類などの総称。→界3
きんる‐ぎょくい【金縷玉衣】
金の針金で玉片を綴って遺体をおおった葬服。前漢の満城漢墓などから出土品がある。→玉衣
⇒きん‐る【金縷】
きんる‐ざいく【金鏤細工】
金属細工の表面に金の微粒を膠着させて文様をあらわすこと。
きん‐れい【金鈴】
①金製の鈴。また、金属製の鈴。
②橘の実のたとえ。宴曲集1「―離々と房なり」
⇒きんれい‐づか【金鈴塚】
きん‐れい【禁令】
ある行為を禁止する法令。「―を犯す」
ぎん‐れい【銀嶺】
雪が降り積もって銀色に輝くみね。
きんれい‐づか【金鈴塚】
韓国の慶州にある新羅時代の代表的な古墳の一つ。5世紀末〜6世紀初めの築造。金鈴・金冠などの豪華な副葬品を出土。
⇒きん‐れい【金鈴】
きんれん‐か【金蓮花】‥クワ
〔植〕ノウゼンハレンの別称。
きんれん‐ぽ【金蓮歩】
(「南史」に見える、斉東昏侯が潘妃に金製の蓮花の上を歩ませて、「歩歩蓮花を生ずるなり」と言い興じた故事から)美人のうるわしい歩み。
きん‐ろう【金鑞】‥ラフ
金と金とを接ぎ合わせるのに用いる合金。金・銅・銀を主とし、これに少量のカドミウム・亜鉛を含む合金で、金の純度によって成分が異なる。接合箇所は金色を呈する。
きん‐ろう【勤労】‥ラウ
①心身を労して勤めにはげむこと。
②一定の時間内に一定の労務に服すること。
⇒きんろうかんしゃ‐の‐ひ【勤労感謝の日】
⇒きんろう‐けん【勤労権】
⇒きんろう‐しゃ【勤労者】
⇒きんろう‐しょとく【勤労所得】
⇒きんろう‐どういん【勤労動員】
⇒きんろう‐ほうし【勤労奉仕】
きん‐ろう【禁牢】‥ラウ
獄にとじこめておくこと。禁獄。
きん‐ろう【禁漏】
(禁中の漏刻の意)宮中の水時計。宮漏。太平記20「―の二十五声」
きん‐ろう【禁籠】
(→)「押込め」に同じ。
ぎん‐ろう【銀鑞】‥ラフ
真鍮しんちゅう・青銅などの金属同士や、耐年性を要する部品などを接ぎ合わせるのに用いる合金。鑞接を容易にするために、銀と真鍮またはこれにカドミウムまたは錫すずを加えたもの。接合箇所は銀色を呈する。
きんろうかんしゃ‐の‐ひ【勤労感謝の日】‥ラウ‥
国民の祝日。11月23日。勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあうとする日。もと新嘗祭にいなめさい。
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろう‐けん【勤労権】‥ラウ‥
(→)労働権に同じ。
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろう‐しゃ【勤労者】‥ラウ‥
勤労による所得で生活する階層。俸給生活者・小商工業者・労働者・農民などの総称。「夜間―」
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろう‐しょとく【勤労所得】‥ラウ‥
俸給・給料・賃金・歳費・年金・恩給・賞与など個人の勤労に基づく所得。所得税法では給与所得という。↔不労所得。
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろう‐どういん【勤労動員】‥ラウ‥ヰン
日本で戦時下に実施された強制動員計画。労働力を軍需産業に重点的に投入するため日中戦争以降本格化し、太平洋戦争開戦後は学生・生徒をも動員した。
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろう‐ほうし【勤労奉仕】‥ラウ‥
公共の奉仕として労力を無償で提供すること。
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろ‐ぎょうじゃ【近路行者】‥ギヤウ‥
都賀庭鐘つがていしょうの号。
きんろく‐こうさい【金禄公債】
1876年(明治9)、政府が華族・士族の家禄および賞典禄に代えるため発行した公債。総額1億7千余万円。→秩禄公債
きんろ‐ばい【金露梅】
バラ科の落葉小低木。中部以北の高山帯に生える。高さ約1メートル。葉は奇数羽状複葉。夏から秋に茎頂・葉腋に黄色の五弁花を開く。近似種のギンロバイ(銀露梅)はこれに似て花が白色。ともに観賞用として盆栽などにする。
きんろばい
キンロバイ
提供:OPO
ぎんろ‐ばい【銀露梅】
「金露梅きんろばい」参照。
きん‐わ【謹話】
謹んで話をすること。また、その談話。特に皇室関係にいう。
きん‐みつ【緊密】
①隙間なく付着していること。
②関係が非常に密接なこと。「―な協力」「―に連絡をとる」
③厳重。厳密。日葡辞書「キンミッニヲウセツケラルル」
ぎんみ‐もの【吟味物】
江戸時代、吟味筋によって裁判される事件。
⇒ぎん‐み【吟味】
ぎんみもの‐しらべやく【吟味物調役】
江戸幕府の職名。寺社奉行・町奉行に属し、刑事訴訟の下調べおよび公文書の調査などをつかさどった者。
⇒ぎん‐み【吟味】
きん‐みゃく【金脈】
①金の鉱脈。
②資金を引き出せるところ。金主。
ぎん‐みゃく【銀脈】
銀の鉱脈。
ぎんみ‐やく【吟味役】
(→)吟味掛に同じ。
⇒ぎん‐み【吟味】
きん‐みらい【近未来】
ごく近い未来。近い将来。
きん‐みん【近民】
近国の人民。近辺の民。
きん‐む【勤務】
職務に従事すること。また、そのつとめ。やくめ。「まじめに―する」「―時間」
⇒きんむ‐えんちょう‐せい【勤務延長制】
⇒きんむ‐ひょうてい【勤務評定】
きんむ‐えんちょう‐せい【勤務延長制】‥チヤウ‥
雇用延長の一形態。定年制度が設定されたまま、定年後も退職することなく個別に勤務延長が認められる制度。→再雇用制。
⇒きん‐む【勤務】
きん‐むく【金無垢】
まぜ物のない純粋の金。純金。
きん‐むしくいぬり【金虫食塗】‥クヒ‥
変り塗の一種。虫食いのような凹凸を作った下塗りに金箔を貼り、その上に漆を塗り重ねて研ぎ出したもの。
ぎん‐むしくいぬり【銀虫食塗】‥クヒ‥
変り塗の一種。金虫食塗と同じ製法で、金箔の代りに銀箔を用いたもの。
きんむ‐ひょうてい【勤務評定】‥ヒヤウ‥
職員の勤務成績について、任命権者が定期的に評価査定すること。
⇒きん‐む【勤務】
きんむりょく‐しょう【筋無力症】‥シヤウ
(→)重症筋無力症に同じ。
きん‐め【斤目】
斤を単位としてはかった物の重さ。転じて、目方。
きん‐め【金目】
江戸時代の金貨の価値表示の単位。両・歩・朱などの名目。
きん‐め【金眼・金目】
猫などの眼球の金色をしたもの。
⇒きんめ‐ぎんめ【金眼銀眼】
⇒きんめ‐だい【金眼鯛】
ぎん‐め【銀目】
江戸時代の銀貨の秤量単位。貫・匁・分などの名目。
きん‐めい【欽命】
天子・皇帝の命令またはそのお使い。大命。
きんめい‐すい【金明水】
富士山頂の火口壁の積雪がとけて、火山礫中から流出する泉の一つ。北壁、久須志岳の南西崖下に湧出。霊水とされる。
ぎんめい‐すい【銀明水】
金明水に類する泉の一つ。富士山南壁、御殿場口の頂上浅間神社の東方に湧出。霊水とされる。
きんめいちく【金明竹】
①マダケの変種。
②落語。店番の与太郎に、中橋の加賀屋佐吉の使いが早口で道具名を並べた口上を述べるが、一向に通じないという話。
きんめい‐てんのう【欽明天皇】‥ワウ
記紀に記された6世紀中頃の天皇。継体天皇の第4皇子。名は天国排開広庭あめくにおしはらきひろにわ。即位は539年(一説に531年)という。日本書紀によれば天皇の13年(552年、上宮聖徳法王帝説によれば538年)、百済くだらの聖明王が使を遣わして仏典・仏像を献じ、日本の朝廷に初めて仏教が渡来(仏教の公伝)。(在位 〜571)( 〜571)→天皇(表)
きんめ‐ぎんめ【金眼銀眼】
猫の眼球の一方が金色、他方が青色をしたもの。ペルシア猫などに見られる。
⇒きん‐め【金眼・金目】
きんめ‐だい【金眼鯛】‥ダヒ
キンメダイ科の海産の硬骨魚。体はやや長く側扁し、紅色。眼は大きく、黄金色に輝く。ほぼ世界中の深海に分布。ニシキダイ。
きんめだい
キンメダイ
提供:東京動物園協会
⇒きん‐め【金眼・金目】
きん‐メダル【金メダル】
金製または金めっきのメダル。オリンピック競技などの優勝者に贈られる。
ぎん‐メダル【銀メダル】
銀製または銀めっきのメダル。オリンピック競技などの準優勝者に贈られる。
きん‐めっき【金鍍金】
金でめっきすること。普通には電気鍍金法を用い、電解液としては金シアン化カリウムを用いる。装飾用のほか、電子機器類に利用。
ぎん‐めっき【銀鍍金】
銀でめっきすること。普通には電気鍍金法を用い、電解液としては主として銀シアン化カリウムを用いる。装飾用のほか、電気通信機などに利用。
ぎん‐めん【銀面】
唐鞍からくらの付帯装飾として馬面を飾る具。銀鍍金めっきまたは鏡地を使用。額の上部を菖蒲しょうぶ形とし、鼻筋には金属製の造花の枝をつける。→唐鞍(図)
きん‐もう【訓蒙】
⇒くんもう
きんもうずい【訓蒙図彙】‥ヅヰ
図説百科事典。中村惕斎てきさい編。序目2巻・本文20巻、全14冊。1666年(寛文6)刊。天文・地理以下17部門に分けて、計1343項目を挿絵入りで解説。以後、「武具訓蒙図彙」「好色訓蒙図彙」「人倫訓蒙図彙」など、分野別の同種の書が刊行された。
きん‐モール【金モール】
①金めっきを施した装飾用の細線。
②金糸をよこ、絹糸をたてとして織った織物。東海道中膝栗毛2「縞ちりめんに―の帯」
ぎん‐モール【銀モール】
①銀めっきを施した装飾用の細線。
②銀糸をよこ、絹糸をたてとして織った織物。
きん‐もくせい【金木犀】
モクセイ科の常緑小高木。中国原産の観賞用植物で、古くから庭木とされる。高さ約3メートル。葉は狭い長楕円形、革質で堅い。雌雄異株。日本のものはすべて雄株で結実しない。秋、橙黄色で芳香の強い小花多数を開く。漢名、丹桂。〈[季]秋〉
キンモクセイ(花)
撮影:関戸 勇
ぎん‐もくせい【銀木犀】
モクセイ科の常緑小高木。中国原産の観賞用植物。高さ3メートル余。葉はキンモクセイより鋸歯が明瞭。10月ごろ小白花を葉のつけ根に叢生、芳香を放つ。雌雄異株。キンモクセイと同様に日本のものは結実しない。木犀。漢名、銀桂。〈[季]秋〉
ぎんもくせい
きん‐もじ【金文字】
金泥で書いた文字。また、金粉・金箔で表した文字。金字。
ぎん‐もじ【銀文字】
銀泥で書いた文字。また、銀粉・銀箔で表した文字。銀字。
きん‐もつ【禁物】
①用いることを禁じられた物事。有害なもの。避けるべき物事。「油断は―だ」「その話はここでは―だ」
②好ましくないもの。嫌いなもの。源平盛衰記15「―好物自在にして」
きん‐もとゆい【金元結】‥ユヒ
金紙のもとゆい。金水引。好色五人女3「―にて結はせ」
きん‐もん【金文】
金言を記した文章。〈日葡辞書〉
きん‐もん【金紋】
金箔を押し、または金漆で書いた紋所。江戸時代、大名の家格によって挟箱はさみばこの蓋に書くことを許され、他にはみだりに用いられなかった。
⇒きんもん‐さきばこ【金紋先箱】
⇒きんもん‐しゃ【金紋紗】
きん‐もん【禁門】
①禁裏の門。皇居の門。転じて、皇居。禁闕きんけつ。
②出入りを厳禁した門。
⇒きんもん‐の‐へん【禁門の変】
きんもん‐かいきょう【金門海峡】‥ケフ
(Golden Gate)太平洋からサン‐フランシスコ湾に入る通路をなす海峡。幅約2キロメートル、延長8キロメートル。南岸はサン‐フランシスコ市。長さ約2700メートルの金門橋(ゴールデン‐ゲート‐ブリッジ)が架かる。
きんもんごさんのきり【金門五三桐】
歌舞伎脚本。並木五瓶作。1778年(安永7)初演。「楼門さんもん五三桐」の本名題。
→文献資料[金門五三桐]
きんもん‐さきばこ【金紋先箱】
金紋をつけた挟箱で、大名行列の先頭に担がせたもの。
⇒きん‐もん【金紋】
きんもん‐しゃ【金紋紗】
金糸で紋を織り出した紗。
⇒きん‐もん【金紋】
きんもん‐とう【金門島】‥タウ
(Jinmen Dao)中国南東部、福建省廈門アモイ市の東方の島。鄭成功による反清復明の抵抗の拠点。国民党が台湾に移って後、馬祖島とともに国民党軍の軍事基地となる。
きんもん‐の‐へん【禁門の変】
(→)「蛤御門はまぐりごもんの変」の別称。
⇒きん‐もん【禁門】
きん‐や【禁野】
天皇の猟場と定め、私人の狩猟を許さなかった所。大和国宇陀野や河内国交野かたのなど。標野しめの。
きん‐やく【欣躍】
喜んでこおどりすること。欣喜雀躍。
きん‐やく【勤役】
役を勤めること。また、その役。
ぎん‐やく【銀鑰】
銀製のかぎ。
きん‐やっかん【金約款】‥ヤククワン
(gold clause)貨幣価値や外国為替相場の変動による債権者の損害を防ぐため、長期の金銭債務の履行を、一定純分および量目の金貨またはその価値に等しい他種通貨で行うことを約する約定条項。
ぎん‐やんま【銀蜻蜓】
ヤンマ科のトンボ。緑色をした腹部の基部は青色を呈し、残りは黒褐色で淡色の斑紋がある。雌の腹部の基部は黄緑色。体長約7センチメートル。東京地方では、ぎん(雄)・ちゃん(雌)ともいう。
ギンヤンマ
提供:ネイチャー・プロダクション
きん‐ゆ【禁輸】
輸出入を禁ずること。「―品目」
きん‐ゆう【金融】
①金銭の融通。かねまわり。
②経済社会における資金の貸借。
⇒きんゆう‐かい【金融界】
⇒きんゆう‐がいしゃ【金融会社】
⇒きんゆう‐かとうせい【金融寡頭制】
⇒きんゆう‐かんまん【金融緩慢】
⇒きんゆう‐かんわ【金融緩和】
⇒きんゆう‐きかん【金融機関】
⇒きんゆう‐きょうこう【金融恐慌】
⇒きんゆう‐けんさかん【金融検査官】
⇒きんゆう‐こうがく【金融工学】
⇒きんゆう‐こうこ【金融公庫】
⇒きんゆう‐さい【金融債】
⇒きんゆう‐さきものとりひき【金融先物取引】
⇒きんゆう‐しさん【金融資産】
⇒きんゆう‐しじょう【金融市場】
⇒きんゆう‐しほん【金融資本】
⇒きんゆう‐じゆうか【金融自由化】
⇒きんゆうしょうひん‐ちゅうかい【金融商品仲介】
⇒きんゆうしょうひん‐とりひき【金融商品取引】
⇒きんゆうしょうひん‐とりひきじょ【金融商品取引所】
⇒きんゆうしょうひん‐とりひき‐ほう【金融商品取引法】
⇒きんゆうしょうひん‐はんばい‐ほう【金融商品販売法】
⇒きんゆう‐しんぎかい【金融審議会】
⇒きんゆう‐せいさく【金融政策】
⇒きんゆう‐そうば【金融相場】
⇒きんゆう‐ちょう【金融庁】
⇒きんゆう‐の‐しょうけんか【金融の証券化】
⇒きんゆう‐はせい‐しょうひん【金融派生商品】
⇒きんゆう‐ひきしめ【金融引締め】
⇒きんゆう‐ひっぱく【金融逼迫】
⇒きんゆう‐もちかぶがいしゃ【金融持株会社】
ぎん‐ゆう【吟友】‥イウ
詩歌を作る同志。詩友。
きんゆう‐かい【金融界】
①銀行・信託・保険会社など金融業者の社会。
②金融市場。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐がいしゃ【金融会社】‥グワイ‥
消費者金融・住宅金融・証券金融など、金融を主な業務とする会社。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐かとうせい【金融寡頭制】‥クワ‥
(financial oligarchy)少数の巨大な金融資本が事実上一国の全経済生活を支配している体制。金融寡頭支配。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐かんまん【金融緩慢】‥クワン‥
金融市場において、資金の需要が供給に比して少なく、一般企業の資金調達が容易となる状態。金融閑散。↔金融逼迫ひっぱく。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐かんわ【金融緩和】‥クワン‥
①市中銀行と企業との関係において、貸付資金の供給がそれに対する需要に比べて多い状態。
②景気を刺激するため、中央銀行が公定歩合・支払準備率の引下げや買いオペレーションによって市中の資金調達を容易にすること。↔金融引締め。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐きかん【金融機関】‥クワン
資金の造出・融通・供給およびその仲介を行う機関。銀行・証券会社・信託会社・保険会社・信用金庫・農業協同組合・質屋の類。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐きょうこう【金融恐慌】‥クワウ
①広義には、金融界を中心に起こる貨幣恐慌・信用恐慌の総称。
②狭義には、銀行恐慌の意。
③日本では、特に1927年(昭和2)の恐慌をさす。震災手形処理問題をめぐって発生、銀行・企業の破産・休業が続発した。
→資料:金融恐慌の発端
→恐慌。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐けんさかん【金融検査官】‥クワン
金融庁、または財務省の地方部局である財務局に属し、金融機関の業務・財産の検査などに当たる職員。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐こうがく【金融工学】
数理的手法を用いて、金融資産などの価格評価やリスク管理、新規の金融商品の開発等について研究する学問分野。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐こうこ【金融公庫】
中小企業・農漁民・勤労者などへ資金を貸すために政府が出資して作った金融機関。中小企業金融公庫・農林漁業金融公庫・国民生活金融公庫・住宅金融公庫などがある。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐さい【金融債】
特殊金融機関が特別法に基づいて発行する債券。利付債と割引債とがある。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐さきものとりひき【金融先物取引】
通貨・金利・債券・株式・株価指数などの金融商品を対象とした先物取引。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐しさん【金融資産】
土地・建物・機械・原材料・製品などの事業資産(実物資産)に対して、貨幣および金融商品などの資産。預貯金・受取手形・売掛金・貸付金・債券・株式・投資信託・貸付信託・保険など。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐しじょう【金融市場】‥ヂヤウ
資金の貸借や金融商品の売買が行われる市場。国内金融市場・国外金融市場、長期金融市場・短期金融市場の別がある。
⇒きん‐ゆう【金融】
ぎんゆう‐しじん【吟遊詩人】‥イウ‥
中世ヨーロッパの抒情詩人の一派で、各地を旅行し、自作の詩を吟誦・朗読した者。→トルバドゥール→ミンネゼンガー
きんゆう‐しほん【金融資本】
①銀行資本と産業資本とが融合して生じた独占的な資本。
②通俗的には単に貸付資本・銀行資本をいうこともある。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐じゆうか【金融自由化】‥イウクワ
金利・業務分野・国際取引など金融制度上の政府規制が緩和・撤廃されること。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆうしょうひん‐ちゅうかい【金融商品仲介】‥シヤウ‥
証券会社などの委託を受け、金融商品の勧誘などを業として行うこと。仲介業者は金融商品取引の契約当事者とはならない。2006年、証券仲介業を改称。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆうしょうひん‐とりひき【金融商品取引】‥シヤウ‥
証券取引・金融先物取引・証券投資顧問・投資信託などを業として行うこと。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆうしょうひん‐とりひきじょ【金融商品取引所】‥シヤウ‥
金融商品取引法により、金融商品の売買市場を開設する目的で作られる金融商品会員制法人または株式会社。2006年同法の成立に伴い、証券取引所を改称。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆうしょうひん‐とりひき‐ほう【金融商品取引法】‥シヤウ‥ハフ
有価証券のほか、預金契約に基づく債権、通貨、一定のデリバティブなどの金融商品の取引について規定する法律。金融商品の公正な価格形成・取引、円滑な流通、投資者の保護などを目的とする。証券取引法を改め、2006年成立。金商法。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆうしょうひん‐はんばい‐ほう【金融商品販売法】‥シヤウ‥ハフ
金融商品の販売に際し販売業者が顧客に説明すべき事項を定め、顧客の保護を図る法律。説明義務違反により顧客に損害が生じた場合の販売業者の責任、適正な金融商品の販売を確保するための措置等も規定する。2000年制定。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐しんぎかい【金融審議会】‥クワイ
金融庁の審議会。内閣総理大臣・金融庁長官・財務大臣の諮問に応じて金融に関する重要事項を調査・審議する。1998年大蔵省金融企画局の組織として発足、2000年金融庁に移管。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐せいさく【金融政策】
中央銀行あるいは通貨当局が、国民経済の安定と発展をはかる目的で金融市場・資本市場を通じて資金量およびその流れを調整するために行う政策。公定歩合や預金準備率の変更、公開市場操作・窓口規制などを通じて行う。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐そうば【金融相場】‥サウ‥
金融緩和や金利低下を材料として上昇する相場。金利低下で株式利回りが相対的に上昇し、金融機関その他の余裕資金が株式投資に向けられ、不況下で株高となる。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐ちょう【金融庁】‥チヤウ
中央行政機関の一つ。金融政策の企画・立案、金融機関の検査・監督を行う。1998年設置の金融監督庁を改組し、2000年設置。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐の‐しょうけんか【金融の証券化】‥クワ
(→)セキュリタイゼーションに同じ。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐はせい‐しょうひん【金融派生商品】‥シヤウ‥
(→)デリバティブに同じ。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐ひきしめ【金融引締め】
景気の過熱などをおさえるため、中央銀行が公定歩合・支払準備率の引上げや売りオペレーションによって市中の資金需要の抑制をはかること。↔金融緩和。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐ひっぱく【金融逼迫】
金融市場において、資金の需要が供給に比して過大で、一般企業の資金調達が困難となる状態。かねづまり。↔金融緩慢。
⇒きん‐ゆう【金融】
きんゆう‐もちかぶがいしゃ【金融持株会社】‥グワイ‥
銀行の持株会社。アメリカでは多くの銀行が持株会社を設立しており、日本でも1998年に認められた。
⇒きん‐ゆう【金融】
きん‐ゆしゅつ‐かいきん【金輸出解禁】
(→)金解禁に同じ。
きん‐ゆしゅつ‐きんし【金輸出禁止】
国際収支の赤字による金流出を防止するために、金貨および金塊の輸出を差し止めること。
きん‐ゆしん【金庾信】
新羅の貴族・武将。内乱を平らげて、義兄金春秋を王位につけ、百済・高句麗と連戦し、唐の攻撃をも防いで、朝鮮統一に功があった。(595〜673)
きんゆ‐ほう【均輸法】‥ハフ
漢の武帝が創始した経済政策の一つ。宋代には王安石の新法の一つで、中央で必要とする物資を、価が安くしかも都に近い地方で購入して、運輸の労と人民の負担とを軽減し、商人の暴利を抑制したもの。
きん‐よう【鈞窯・均窯】‥エウ
(明初に鈞州と呼ばれた今の河南省禹州で焼かれたからいう)中国の陶磁の一種。宋や元のものが最も有名。乳青色の釉うわぐすりをかけた陶器で、紅斑や紫斑を加えたものもある。
きん‐よう【金容】
⇒こんよう
きん‐よう【金葉】‥エフ
うすく紙のように金をのばしたもの。
⇒きんよう‐し【金葉紙】
きん‐よう【金曜】‥エウ
日曜に始まる1週の第6日。金曜日。
きん‐よう【禁厭】‥エフ
病気や災害を防ぐまじない。
きん‐よう【緊要】‥エウ
きわめて大切なこと。肝要。また、さし迫って必要なこと。「―な課題」
きん‐よう【金庸】
(Jin Yong)香港の武侠小説家。本名、査良鏞。浙江省海寧出身。「明報」紙を創刊し社説と小説を執筆。作「射
英雄伝」。(1924〜)
ぎん‐よう【銀葉】‥エフ
①うすく紙のように銀をのばしたもの。
②雲母の薄片を金銀で縁取りし、香をたくとき加熱を調節するため、火を埋めた灰の上に置くもの。その上に香木を載せる。香敷こうしき。銀盤。
銀葉
きんよう‐し【金葉紙】‥エフ‥
美濃紙を灰汁あくに浸し、乾かしてから木槌で打ち叩いて光沢をつけた和紙。写本用とする。灰汁打あくうち。
⇒きん‐よう【金葉】
きんようわかしゅう【金葉和歌集】‥エフ‥シフ
勅撰和歌集。八代集の一つ。10巻。源俊頼が白河法皇の院宣を奉じて撰に当たり、初度本・二度本を経て、1127年(大治2)三奏本が草稿のまま嘉納された。流布本は二度本。撰集としてはじめて連歌の部を置く。金葉集。
きん‐よく【禁欲】
人間の欲望、ことに性欲を禁じおさえること。「―生活」
⇒きんよく‐しゅぎ【禁欲主義】
ぎん‐よく【銀翼】
飛行機の銀色に輝く翼。転じて、飛行機。
きんよく‐しゅぎ【禁欲主義】
(asceticism)感性的欲望を、悪の源泉、またそれ自体が悪であると考え、それをできるかぎり抑制して徳に進み、魂の平安を得ようとする道徳上・宗教上の立場。→快楽主義
⇒きん‐よく【禁欲】
きん‐ら【金鑼】
明清楽みんしんがくに用いる金属製の打楽器。直径25センチメートルほどの盆形の銅盤で、紐で下げ、桴ばちで中央を打って鳴らす。
きん‐らい【近来】
ちかごろ。このごろ。「―の珍事」「―とみに衰える」「―まれな凶悪犯罪」
きんらいはいかいふうていしょう【近来俳諧風体抄】‥セウ
俳論書。3冊。岡西惟中著。1679年(延宝7)刊。俳諧について概説、句作の実際を教えた談林俳風鼓吹の書。
きんらいふうていしょう【近来風体抄】‥セウ
歌論書。1巻。二条良基著。1387年(嘉慶1)成立。二条家の歌論、頓阿・慶運・兼好ら同時代歌人の批評、作歌の心得、制の詞ことばなどを述べる。今来風体抄。
きんらい‐ぶし【欣来節】
明治時代の流行歌はやりうた。1892年(明治25)の第2回総選挙における政府の干渉を揶揄やゆした。歌の末尾に「おおべらぼうのきんらいらい」の囃子詞はやしことばを用いたもの。
きん‐らん【金蘭】
①[易経繋辞上「二人心を同じくすれば、其の利金を断つ、同心の言は、其の臭蘭の如し」](金のように堅固で、蘭のように芳しい意)親しく固い交わりにいう。懐風藻「一面―の席」。「―の契り」「―の友」
②ラン科の多年草。山地の林下に自生。白花のギンランに似て、やや大きく、葉は無柄で、笹葉形、基部は茎を包む。春、黄色の花をまばらな総状につける。アサマソウ。アリマソウ。〈[季]春〉
キンラン
提供:OPO
⇒きんらん‐の‐ちぎり【金蘭の契り】
⇒きんらん‐ぼ【金蘭簿】
きん‐らん【金襴】
金糸を絵緯えぬきとして織り込み、それを主調として文様を表出した織物の総称。地組織は平地・綾地・繻子しゅす地などがある。豪華できらびやか。古くは中国から輸入したが、天正(1573〜1592)年間、中国の工人が堺に来てこの技を伝え、のち、京都西陣の野本氏がこれを製出し、中国産金襴を圧倒した。織金。「―緞子どんす」
⇒きんらん‐え【金襴衣】
⇒きんらん‐で【金襴手】
ぎん‐らん【銀蘭】
ラン科の多年草。山地の明るい林下に自生。高さ約30センチメートル。4〜5月頃、茎頂に3〜4個の白色の小花を開く。黄花のキンランに対していう。〈[季]春〉
ぎんらん
ぎん‐らん【銀襴】
金襴の金糸のかわりに銀糸を用いた織物。
きんらん‐え【金襴衣】
金襴製の袈裟。
⇒きん‐らん【金襴】
きんらん‐で【金襴手】
錦手にしきでの一つ。色絵の上に金箔・金泥で装飾を加えた磁器。また、その装飾法。
⇒きん‐らん【金襴】
きんらん‐の‐ちぎり【金蘭の契り】
心の通い合う、親友の固い交わり。親密な友情。断金の契り。
⇒きん‐らん【金蘭】
きんらん‐ぼ【金蘭簿】
親友の氏名・住所などを記した帳簿。
⇒きん‐らん【金蘭】
きん‐り【金利】
資金を一定期間貸したことに対して支払われる報酬。利子。また、利子額の元金に対する割合。「―を引き下げる」
⇒きんり‐さいてい【金利裁定】
⇒きんり‐せいさく【金利政策】
⇒きんり‐へいか【金利平価】
きん‐り【禁裏・禁裡】
(みだりにその中に入るのを禁ずる意)
①宮中。皇居。御所。禁中。
②禁裏様の略。
③内裏雛だいりびな。
⇒きんり‐ごりょう【禁裏御料】
⇒きんり‐さま【禁裏様】
⇒きんり‐づき【禁裏付】
きんり‐ごりょう【禁裏御料】‥レウ
江戸時代の天皇領。幕府の進献による。家康・秀忠・綱吉から約1万石ずつを進献、新田増加分とあわせ、計3万石余。
⇒きん‐り【禁裏・禁裡】
きんり‐さいてい【金利裁定】
金利差によって利鞘りざやを稼ぐ取引。
⇒きん‐り【金利】
きんり‐さま【禁裏様】
天皇。禁廷様。
⇒きん‐り【禁裏・禁裡】
きんり‐せいさく【金利政策】
中央銀行が公定歩合を動かすことによって資金の需給関係を調節し、景気や国際収支を調整・安定させる政策。→低金利政策。
⇒きん‐り【金利】
きんり‐づき【禁裏付】
江戸幕府の職名。老中の支配。京都に派遣され、所司代の指揮を受け、禁裏の警衛および用度をつかさどり、公卿以下の行動を監督した役。
⇒きん‐り【禁裏・禁裡】
きんり‐へいか【金利平価】
直物と先物の為替相場の差が内外の短期金利差に一致している状態。
⇒きん‐り【金利】
きんりゅう‐さん【金竜山】
浅草せんそう寺の山号。
きん‐りょ【禁旅】
近衛の軍隊。禁兵。禁軍。「―八旗」
きん‐りょう【斤量】‥リヤウ
秤ではかった物の重さ。斤目。
きん‐りょう【金陵】
南京ナンキンの古称、また、雅称。戦国時代、楚の威王の時、金を埋め城を築き金陵と称したという。三国時代、呉の都(建業)となり発展。
きん‐りょう【禁猟】‥レフ
法令で狩猟を禁ずること。
⇒きんりょう‐き【禁猟期】
⇒きんりょう‐く【禁猟区】
⇒きんりょう‐ち【禁猟地】
きん‐りょう【禁漁】‥レフ
法令に基づいて、特定種類の魚介、特定区画の海・水域、特定期間の漁業を禁ずること。きんぎょ。
⇒きんりょう‐く【禁漁区】
きんりょう‐き【禁猟期】‥レフ‥
狩猟が禁止される期間。鳥獣の種類・猟区・地域により異なる。
⇒きん‐りょう【禁猟】
きんりょう‐く【禁猟区】‥レフ‥
禁猟の区域。正式には鳥獣保護区といい、環境大臣または知事が定める。
⇒きん‐りょう【禁猟】
きんりょう‐く【禁漁区】‥レフ‥
禁漁の区域。きんぎょく。
⇒きん‐りょう【禁漁】
ぎんりょう‐そう【銀竜草】‥サウ
イチヤクソウ科の腐生植物。森林中の樹陰に生ずる。高さ約15センチメートル。茎と鱗片状の葉は白色で半透明。緑葉を持たない。夏、白色の花を茎頂に単生。ユウレイタケ。スイショウラン。
ぎんりょうそう
ギンリョウソウ
提供:OPO
きんりょう‐ち【禁猟地】‥レフ‥
禁猟の場所。鳥獣保護区・休猟区・公道・公園・社寺境内・墓地などを含む。
⇒きん‐りょう【禁猟】
きん‐りょく【金力】
金銭の威力。かねの力。「―万能」
きん‐りょく【筋力】
筋肉の力。
きんりょく‐せき【金緑石】
斜方晶系の結晶。透明でガラス光沢をもち、黄緑色を呈する鉱物。美しいものは宝石になる。ベリリウムとアルミニウムとの酸化物。→アレクサンドライト→猫目石
きん‐りん【近隣】
近所となり。近辺。「―の諸国」
⇒きんりん‐じゅうく【近隣住区】
きん‐りん【金鱗】
金色のうろこ。転じて、美しい魚。
きん‐りん【菌輪】
同一種のきのこが、地上に輪状に配列して発生する現象、およびそのもの。菌類の菌糸体が地下で、ある1点から放射状に成長した結果生じ、輪の大きさは年々拡がる。菌環。魔女の輪(fairy ring)。仙人の環。
きん‐りん【錦鱗】
美しい魚。
ぎん‐りん【銀輪】
①銀製または銀色の輪。
②転じて、自転車。
ぎん‐りん【銀鱗】
銀色のうろこ。転じて、魚のこと。
きんりん‐じ【金輪寺】
薄茶用の茶器の名。小型経筒のような形で上に蓋を置く。後醍醐天皇が吉野金輪寺(金峯山きんぷせん寺)で衆僧に茶を賜ったとき使われたのが由来という。
きんりん‐じゅうく【近隣住区】‥ヂユウ‥
都市計画上の一単位。小学校を中心に店舗・レクリエーション施設などを備えた人口8000〜1万人程度の住宅区域。
⇒きん‐りん【近隣】
きん‐る【近流】
⇒こんる
きん‐る【金縷】
金色の糸。針金状の金の撚り糸。
⇒きんる‐ぎょくい【金縷玉衣】
きん‐るい【金類】
金属のこと。
きん‐るい【菌類】
きのこ・かび・酵母など変形菌・真菌類の総称。多くは葉緑素を欠き、他の有機物から養分を吸収して生活する。糸状の細胞または細胞列(菌糸)から成り、生殖は主として胞子による。担子菌・子嚢菌・接合菌・変形菌・鞭毛菌・不完全菌類に大別される。また、広くは細菌・放線菌・真菌類などの総称。→界3
きんる‐ぎょくい【金縷玉衣】
金の針金で玉片を綴って遺体をおおった葬服。前漢の満城漢墓などから出土品がある。→玉衣
⇒きん‐る【金縷】
きんる‐ざいく【金鏤細工】
金属細工の表面に金の微粒を膠着させて文様をあらわすこと。
きん‐れい【金鈴】
①金製の鈴。また、金属製の鈴。
②橘の実のたとえ。宴曲集1「―離々と房なり」
⇒きんれい‐づか【金鈴塚】
きん‐れい【禁令】
ある行為を禁止する法令。「―を犯す」
ぎん‐れい【銀嶺】
雪が降り積もって銀色に輝くみね。
きんれい‐づか【金鈴塚】
韓国の慶州にある新羅時代の代表的な古墳の一つ。5世紀末〜6世紀初めの築造。金鈴・金冠などの豪華な副葬品を出土。
⇒きん‐れい【金鈴】
きんれん‐か【金蓮花】‥クワ
〔植〕ノウゼンハレンの別称。
きんれん‐ぽ【金蓮歩】
(「南史」に見える、斉東昏侯が潘妃に金製の蓮花の上を歩ませて、「歩歩蓮花を生ずるなり」と言い興じた故事から)美人のうるわしい歩み。
きん‐ろう【金鑞】‥ラフ
金と金とを接ぎ合わせるのに用いる合金。金・銅・銀を主とし、これに少量のカドミウム・亜鉛を含む合金で、金の純度によって成分が異なる。接合箇所は金色を呈する。
きん‐ろう【勤労】‥ラウ
①心身を労して勤めにはげむこと。
②一定の時間内に一定の労務に服すること。
⇒きんろうかんしゃ‐の‐ひ【勤労感謝の日】
⇒きんろう‐けん【勤労権】
⇒きんろう‐しゃ【勤労者】
⇒きんろう‐しょとく【勤労所得】
⇒きんろう‐どういん【勤労動員】
⇒きんろう‐ほうし【勤労奉仕】
きん‐ろう【禁牢】‥ラウ
獄にとじこめておくこと。禁獄。
きん‐ろう【禁漏】
(禁中の漏刻の意)宮中の水時計。宮漏。太平記20「―の二十五声」
きん‐ろう【禁籠】
(→)「押込め」に同じ。
ぎん‐ろう【銀鑞】‥ラフ
真鍮しんちゅう・青銅などの金属同士や、耐年性を要する部品などを接ぎ合わせるのに用いる合金。鑞接を容易にするために、銀と真鍮またはこれにカドミウムまたは錫すずを加えたもの。接合箇所は銀色を呈する。
きんろうかんしゃ‐の‐ひ【勤労感謝の日】‥ラウ‥
国民の祝日。11月23日。勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあうとする日。もと新嘗祭にいなめさい。
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろう‐けん【勤労権】‥ラウ‥
(→)労働権に同じ。
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろう‐しゃ【勤労者】‥ラウ‥
勤労による所得で生活する階層。俸給生活者・小商工業者・労働者・農民などの総称。「夜間―」
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろう‐しょとく【勤労所得】‥ラウ‥
俸給・給料・賃金・歳費・年金・恩給・賞与など個人の勤労に基づく所得。所得税法では給与所得という。↔不労所得。
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろう‐どういん【勤労動員】‥ラウ‥ヰン
日本で戦時下に実施された強制動員計画。労働力を軍需産業に重点的に投入するため日中戦争以降本格化し、太平洋戦争開戦後は学生・生徒をも動員した。
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろう‐ほうし【勤労奉仕】‥ラウ‥
公共の奉仕として労力を無償で提供すること。
⇒きん‐ろう【勤労】
きんろ‐ぎょうじゃ【近路行者】‥ギヤウ‥
都賀庭鐘つがていしょうの号。
きんろく‐こうさい【金禄公債】
1876年(明治9)、政府が華族・士族の家禄および賞典禄に代えるため発行した公債。総額1億7千余万円。→秩禄公債
きんろ‐ばい【金露梅】
バラ科の落葉小低木。中部以北の高山帯に生える。高さ約1メートル。葉は奇数羽状複葉。夏から秋に茎頂・葉腋に黄色の五弁花を開く。近似種のギンロバイ(銀露梅)はこれに似て花が白色。ともに観賞用として盆栽などにする。
きんろばい
キンロバイ
提供:OPO
ぎんろ‐ばい【銀露梅】
「金露梅きんろばい」参照。
きん‐わ【謹話】
謹んで話をすること。また、その談話。特に皇室関係にいう。
広辞苑 ページ 5465 での【○金榜に名を掛く】単語。