複数辞典一括検索+

○高野六十那智八十こうやろくじゅうなちはちじゅう🔗🔉

○高野六十那智八十こうやろくじゅうなちはちじゅう (高野紙は1帖60枚、那智半紙は1帖80枚であることをふまえて)高野山・那智山にはそれぞれ60歳・80歳で若衆わかしゅを勤めるものがある意。 ⇒こうや【高野】 こう‐ゆ香油カウ‥ 毛髪などにつける、においのよい油。 こう‐ゆ鉱油クワウ‥ 鉱物質の油。石油など。 こう‐ゆ膏油カウ‥ 灯火用の油。ともしあぶら。 こう‐ゆ膏腴カウ‥ (「膏」「腴」ともに、肥える意)土地が肥えて作物によく適すること。また、その土地。 こう‐ゆう公有‥イウ 国家または公共団体の所有。↔私有。 ⇒こうゆう‐ざいさん【公有財産】 ⇒こうゆう‐すいめん【公有水面】 ⇒こうゆう‐ち【公有地】 ⇒こうゆう‐りん【公有林】 こう‐ゆう孔融】 後漢の儒者。字は文挙。魯(山東省)の人。孔子20世の孫。建安七子の一人。献帝に仕えたが、曹操に忌まれて殺された。(153〜208) こう‐ゆう交友カウイウ ①友と交際すること。「―関係がある」 ②ともだち。朋友。 こう‐ゆう交遊カウイウ 交わりあそぶこと。交際。 こう‐ゆう孝友カウイウ 親に孝行をつくし、兄弟の仲のよいこと。 こう‐ゆう幸祐カウイウ さいわい。しあわせ。 こう‐ゆう後憂‥イウ のちのちの心配。 こう‐ゆう皇猷クワウイウ 天子のはかりごと。皇謨こうぼこう‐ゆう荒遊クワウイウ 酒色にふけっておぼれること。 こう‐ゆう校友カウイウ ①同じ学校に学ぶ友。同窓の友。 ②学校がその卒業生を指して呼ぶ語。 ⇒こうゆう‐かい【校友会】 こう‐ゆう鴻猷‥イウ おおきなはかりごと。 ごう‐ゆう合有ガフイウ 〔法〕共同所有の一形態。ある財産が共同の目的をもって結合する数人に帰属し、各自の持ち分の処分や財産の分割が制限されている状態。組合財産の場合がその例。→共有→総有 ごう‐ゆう剛勇・豪勇ガウ‥ 強くて勇ましいこと。「―の士」 ごう‐ゆう豪遊ガウイウ 豪勢に遊興すること。大尽遊び。「料亭で―する」 ごう‐ゆう豪雄ガウイウ すぐれて強いこと。また、その人。豪傑。 こう‐ゆうい康有為カウイウヰ (Kang Youwei)中国の政治家。春秋公羊くよう学者。号は長素。広東南海の人。清末、変法自強を唱えて、戊戌新政を推進、失敗して日本に亡命後も清朝擁護(保皇)による立憲君主制確立を主張、孫文の革命運動と対立。ユートピアを描いた著「大同書」および「孔子改制考」「新学偽経考」など。(1858〜1927) こうゆう‐かい校友会カウイウクワイ ①学校の生徒・職員で組織し、課外研究・運動・親睦・厚生などを行う団体。学友会。 ②母校を中心にその学校の卒業生・職員・生徒などの組織する会。同窓会。 ⇒こう‐ゆう【校友】 こうゆう‐ざいさん公有財産‥イウ‥ 国または公共団体の所有する財産。 ⇒こう‐ゆう【公有】 こう‐ゆうし皇猶子クワウイウ‥ 天皇の猶子。 こうゆう‐すいめん公有水面‥イウ‥ 河・湖・海など国の所有で、公共の用に供する水流または水面。 ⇒こう‐ゆう【公有】 こうゆう‐ち公有地‥イウ‥ 公共団体の所有地。 ⇒こう‐ゆう【公有】 こうゆう‐りん公有林‥イウ‥ 公共団体の所有する森林。 ⇒こう‐ゆう【公有】 こう‐よ公余】 公務のひま。 こう‐よ皇輿クワウ‥ 天皇乗用の輿こしこう‐よう斯う様カウヤウ (カクヤウの音便)このよう。かよう。土佐日記「―の物もなき国なり」 こう‐よう公用】 ①国家や幕府・役所など公共の用務。また、勤務先などの、個人のものでない用事。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―勤める馬方が」。「―で出張する」 ②国家や公共団体などが使用すること。「―の施設」↔私用。 ⇒こうよう‐えいぞうぶつ【公用営造物】 ⇒こうよう‐ご【公用語】 ⇒こうよう‐ざいさん【公用財産】 ⇒こうよう‐せいげん【公用制限】 ⇒こうよう‐ちょうしゅう【公用徴収】 ⇒こうよう‐にん【公用人】 ⇒こうよう‐ふたん【公用負担】 ⇒こうよう‐ぶつ【公用物】 ⇒こうよう‐ぶん【公用文】 こう‐よう功用】 ①物の役に立つこと。はたらき。ききめ。功能。 ②てがら。功労。 こう‐よう広葉クワウエフ 扁平で広い葉。闊葉かつよう⇒こうよう‐ざん【広葉杉】 ⇒こうよう‐じゅ【広葉樹】 こう‐よう光耀クワウエウ ひかりかがやくこと。 こう‐よう行用カウ‥ ①行い用いること。行使。 ②銀行の用務。 こう‐よう孝養カウヤウ 孝行して親を養うこと。〈日葡辞書〉。「―を尽くす」→きょうよう こう‐よう効用カウ‥ ①つかいみち。用途。 ②役に立つこと。ききめ。効能。「薬の―」 ③〔経〕財・サービスが人の欲望を満たし得る能力の度合。「限界―」 ⇒こうよう‐かち‐せつ【効用価値説】 こう‐よう後葉‥エフ ①後代。子孫。 ②神経下垂体のこと。→脳下垂体⇒こうよう‐ホルモン【後葉ホルモン】 こう‐よう紅葉‥エフ 秋に葉が紅色に変わること。また、その葉。細胞の液胞中のアントシアンが増し、葉緑素が分解するためにおこる。カエデ・ウルシの葉で著明。もみじ。→黄葉こうよう こうよう紅葉‥エフ ⇒おざきこうよう(尾崎紅葉) こう‐よう高揚・昂揚カウヤウ 精神・気分などをたかめること。また、たかまること。「士気の―」「お祭ムードが―する」 こう‐よう黄葉クワウエフ 秋に葉が黄色に変わること。また、その葉。葉緑素が分解し、黄色色素(カロテノイド)が残るためにおこる。イチョウ・ダケカンバなどで著明。→紅葉こうよう こう‐よう綱要カウエウ ①綱領となる大切な点。骨子。 ②文章などの主要なところ。 こうよう衡陽カウヤウ (Hengyang)中国湖南省南部の工業都市。水陸交通の中心。人口87万9千(2000)。 こうよう‐えいぞうぶつ公用営造物‥ザウ‥ 行政の主体が使用する営造物。衛生試験所・刑務所・気象台の類。 ⇒こう‐よう【公用】 ごう‐ようおん合拗音ガフエウ‥ (→)拗音2に同じ。 こうよう‐かち‐せつ効用価値説カウ‥ 財・サービスの価値を個々人が主観的に評価する効用に基づいて説明する学説。オーストリア学派が提唱。主観価値説。↔労働価値説。→価値学説 ⇒こう‐よう【効用】 こうようぐんかん甲陽軍鑑カフヤウ‥ 甲州流軍学書。20巻。武田信玄の臣高坂昌信の原作に、昌信の甥春日惣二郎が補筆、小幡景憲が集大成したという。江戸初期の元和頃成る。信玄・勝頼2代の事蹟・軍法が中心。 →文献資料[甲陽軍鑑] こうよう‐ご公用語】 (official language)国家がその使用を公的に認めている言語。公文書などは公用語で書かれる。 ⇒こう‐よう【公用】 こうよう‐ざいさん公用財産「公用物」参照。 ⇒こう‐よう【公用】 こうよう‐ざん広葉杉クワウエフ‥ スギ科の常緑高木。中国南部原産。高さ30メートル、周囲3メートルに達する。樹皮は赭褐色でスギに似る。葉は枝の両側に並ぶ。花は単性、雌雄同株で4月頃開き、のち球果を結ぶ。材は微黄白色で、建築材・パルプ原料として用いる。カンニンガミア。オランダモミ。リュウキュウスギ。漢名、沙木。 こうようざん ⇒こう‐よう【広葉】 こうよう‐じゅ広葉樹クワウエフ‥ 双子葉植物の樹木で、広く平たい葉をもつ木。常緑性のものと落葉性のものとがあり、熱帯から温帯に分布。闊葉かつよう樹。↔針葉樹 ⇒こう‐よう【広葉】 こうよう‐じゅりん硬葉樹林カウエフ‥ 小形で硬い葉をつける常緑樹から成る樹林。地中海気候のように夏に乾燥し、冬に雨のある温帯地域に生じる。 こうよう‐せいげん公用制限】 公共事業の経営または物の保全のために特定の財産権に加えられる公法上の制限。 ⇒こう‐よう【公用】 こうようせきようそんしゃし黄葉夕陽村舎詩クワウエフ‥ヤウ‥ 漢詩文集。正編5冊・後編4冊・遺稿4冊。菅茶山作。1812〜32年(文化9〜天保3)刊。宋詩に学んだ平明な詩風で、生活に密着した世界を写実的に詠む。 →文献資料[黄葉夕陽村舎詩] こうよう‐せん航洋船カウヤウ‥ 外海を航海する能力のある船。 こうよう‐ちょうしゅう公用徴収‥シウ 国家または公共団体が特定の公益事業の用に供するために特定の財産権を強制的に取得すること。公用収用。 ⇒こう‐よう【公用】 こうよう‐にん公用人】 ①近世、大小名の家で主家の公用を弁じた人。 ②明治初年、諸藩に設けて、留守居の職をつかさどった者。 ⇒こう‐よう【公用】 こうよう‐ふたん公用負担】 国家または公共団体が特定の公益事業の経営または物の保全に供するために、人民に対して強制的に課する経済的負担。 ⇒こう‐よう【公用】 こうよう‐ぶつ公用物】 行政の主体自身の用にあてる公物。官公庁舎・国公立学校・病舎など。国有の公用物を公用財産という。→公物こうぶつ⇒こう‐よう【公用】 こうよう‐ぶん公用文】 国や公共団体が出す公式の文書に用いる文章。 ⇒こう‐よう【公用】 こうよう‐ホルモン後葉ホルモン‥エフ‥ 脳下垂体後葉から分泌されるホルモン。 ⇒こう‐よう【後葉】 こう‐よく膏沃カウ‥ (「膏」は肥える意)土地が肥えて、作物のよく生育すること。膏腴こうゆごう‐よく強欲・強慾ガウ‥ むさぼって飽きることを知らない欲心。「―な高利貸し」 こうよく‐ひこうき高翼飛行機カウ‥カウ‥ 胴体の中心線より上部に主翼をつけた単葉飛行機。 ごう‐よしひろ郷義弘ガウ‥ ⇒よしひろ(義弘) ⇒ごう【郷】 こう‐よしみつ幸祥光カウ‥ 能役者。小鼓方幸流16世家元。前名、五郎・悟朗。東京生れ。20世紀を代表する小鼓方。(1892〜1977) ⇒こう【幸】 こうよぜんらんず皇輿全覧図クワウ‥ヅ 清の康帝の命で、在華宣教師が全土を実測して作った中国全図。1717年成る。これを基にダンヴィル「中国全図」ができた。 こう‐より紙縒カウ‥ (カミヨリの音便)こより。〈日葡辞書〉 こう‐ら甲羅カフ‥ (ラは接尾語。羅は当て字) ①亀・蟹などの甲。 ②比喩的に、人の背中。背。 ③(劫臈こうろうとの混同)年功。 ⇒こうら‐ぼし【甲羅干し】 ⇒甲羅を経る こう‐ら香螺カウ‥ 〔動〕ナガニシの別称。 こう‐らい光来クワウ‥ 他人の来訪の尊敬語。おいで。御入来。 こう‐らい後来】 ①この後。将来。尾崎紅葉、西洋娘形気「―懇親を願はにやならんのじやから」 ②おくれて来ること。また、その人。 こうらい高麗カウ‥ ①㋐朝鮮の王朝の一つ。王建が918年王位につき建国、936年半島を統一。都は開城(旧名、松岳・松都)。仏教を国教とし、建築・美術も栄え、後期には元に服属、34代で李成桂に滅ぼされた。高麗こま。(918〜1392) ㋑高句麗こうくり。また、一般に朝鮮の称。 ②トウモロコシの異称。 ⇒こうらい‐うぐいす【高麗鶯】 ⇒こうらい‐えび【高麗蝦】 ⇒こうらい‐がき【高麗垣】 ⇒こうらい‐がらす【高麗烏】 ⇒こうらい‐きじ【高麗雉】 ⇒こうらい‐し【高麗史】 ⇒こうらい‐しば【高麗芝】 ⇒こうらい‐じょく【高麗卓】 ⇒こうらい‐せいじ【高麗青磁】 ⇒こうらい‐せんべい【高麗煎餅】 ⇒こうらい‐だいがく【高麗大学】 ⇒こうらい‐だいす【高麗台子】 ⇒こうらい‐だいぞうきょう【高麗大蔵経】 ⇒こうらい‐ぢゃわん【高麗茶碗】 ⇒こうらい‐にんじん【高麗人参】 ⇒こうらい‐ばし【高麗端】 ⇒こうらい‐ばん【高麗版・高麗板】 ⇒こうらい‐べり【高麗縁】 ⇒こうらい‐もん【高麗門】 ⇒こうらい‐やき【高麗焼】 こうらい‐うぐいす高麗鶯カウ‥ウグヒス スズメ目コウライウグイス科の鳥。鳴き声がよいためにこの名があるが、ウグイスとは別科。ツグミよりやや大形。羽は大部分美しい黄色で、後頭に黒帯があり翼・尾にも黒色部がある。中国・朝鮮・台湾などに産。朝鮮鶯。黄鳥こうちょう。 こうらいうぐいす コウライウグイス 提供:OPO ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐えび高麗蝦カウ‥ タイショウエビの標準和名。朝鮮半島沿岸に多産するところからの名。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐がき高麗垣カウ‥ 菱形に結んだ袖垣。竹や葭よしを交叉して藤づるで結び、縁を蕨縄わらびなわで結ぶ。多く手水鉢のうしろにつくる。高麗袖垣。 高麗垣 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐がらす高麗烏カウ‥ カササギの別称。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐きじ高麗雉カウ‥ キジの一亜種。大きさ・色ともにキジに似るが、頸に広い白い輪がある。中国北東部・朝鮮半島産。今日では日本のキジと同種とされる。北海道・対馬に輸入・放鳥されて定着した。 コウライキジ 撮影:小宮輝之 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐し高麗史カウ‥ 高麗朝の紀伝体の史書。139巻。1451年、李朝文宗の時に、鄭麟趾らが奉勅撰。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐しば高麗芝カウ‥ イネ科の多年草。いわゆる日本芝の一種。葉は細く糸状、溝があって中に巻き、質はやや柔軟。芝生とする。朝鮮芝。ヒメシバ。イトシバ。ハリシバ。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐じょく高麗卓カウ‥ 高麗台子だいすの横幅を小さくした棚。一閑張いっかんばり・真塗しんぬりなどで作る。書院の床の中央に飾り、香炉・香合を置き、また、花入を飾る。茶事では棚物として用いる。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐せいじ高麗青磁カウ‥ 朝鮮で高麗時代に作られた青磁の総称。象嵌ぞうがん青磁などが有名。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐せんべい高麗煎餅カウ‥ 小麦粉を原料として小形に焼いた煎餅。江戸時代に流行。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐だいがく高麗大学カウ‥ 韓国ソウルにある私立総合大学。1905年創設の私立普成専門学校に始まり、44年京城拓殖経済専門学校とされたが、46年現名の大学となる。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐だいす高麗台子カウ‥ 点茶用棚物の一つ。遠州の好みで、唐木を用い透彫すかしぼりなどの意匠がある。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐だいぞうきょう高麗大蔵経カウ‥ザウキヤウ 高麗で開版された大蔵経。初彫本は1232年(高宗19)モンゴル軍の侵入により焼尽したが、高宗23年から15年間かけて再び開版された。現在、板木は海印寺に保存。日本にも多数請来され大正新脩大蔵経の底本となった。高麗蔵。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐ぢゃわん高麗茶碗カウ‥ 高麗以後、朝鮮で造られた雅趣ある茶碗を日本で抹茶茶碗として珍重したもの。井戸茶碗の類。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐にんじん高麗人参カウ‥ (→)朝鮮人参に同じ。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐ばし高麗端カウ‥ (→)「高麗べり」に同じ。枕草子277「また、―の筵青うこまやかに厚きが」 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐ばん高麗版・高麗板カウ‥ 高麗時代に出版された書籍。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐べり高麗縁カウ‥ 畳縁の一つ。白地の綾に雲形・菊花などの模様を黒く織り出したもの。大紋と小紋とがあり、身分による。後には白い麻布に同様の模様を染め出したものをもいう。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐もん高麗門カウ‥ 門扉の上の屋根以外に、左右の控柱の上にも屋根がある門。城郭の門に多い。 ⇒こうらい【高麗】 こうらい‐や高麗屋カウ‥ 歌舞伎俳優松本幸四郎とその一門の屋号。 こうらい‐やき高麗焼カウ‥ 古く朝鮮半島で作られた陶磁器の総称。 ⇒こうらい【高麗】 ごうら‐おんせん強羅温泉ガウラヲン‥ 神奈川県箱根町、早雲山北東麓にある温泉。泉質は硫酸塩泉・塩化物泉など。 こうらく恋ふらくコフラク (恋フのク語法)恋い慕うこと。万葉集14「―は富士の高嶺の鳴沢のごと」 こう‐らく行楽カウ‥ 野や山に出かけて楽しみ遊ぶこと。「絶好の―日和びより」「―客」 ⇒こうらく‐ち【行楽地】 こう‐らく攻落】 せめおとすこと。 こう‐らく後楽】 [范仲淹、岳陽楼記「天下の楽しみに後れて楽しむ」]人々の楽しみにおくれて楽しむこと。→先憂後楽 こう‐らく黄落クワウ‥ 木の葉または果実が黄ばんで落ちること。〈[季]秋〉。日葡辞書「サウモククヮウラク」 こうらく‐えん後楽園‥ヱン ①東京都文京区にある、もと水戸家上屋敷内の庭園。1629年(寛永6)藩祖頼房が起工、明暦の大火で焼け、2代光圀によって69年(寛文9)頃完成。一部現存し指定名勝史跡。周囲には屋根付きの野球場・プール・遊園地などがある。 ②岡山市にある公園。貞享・元禄(1684〜1704)年間、藩主池田綱政の創設。旭川を隔てて岡山城址と対する。回遊式庭園の典型。金沢の兼六園、水戸の偕楽園とともに日本三名園の一つ。 ⇒こうらくえん‐やき【後楽園焼】 こうらくえん‐やき後楽園焼‥ヱン‥ 江戸時代に後楽園1で焼いた、水戸徳川家累代の御庭焼。宝暦(1751〜1764)の頃に5代藩主宗翰むねもとが始めたもので、主として楽焼を焼成。 ⇒こうらく‐えん【後楽園】 こうらくじ‐りゅう康楽寺流カウ‥リウ 鎌倉後期に成立した信濃康楽寺の浄賀(1275〜1356)を祖とする絵仏師の流派。「親鸞聖人伝絵」をはじめ浄土真宗関係の絵を描く。15世紀末頃まで続いた。 こうらく‐ち行楽地カウ‥ 景勝地や観光施設などがあり、行楽に適した場所。 ⇒こう‐らく【行楽】 こうら‐じんじゃ高良神社カウ‥ 福岡県久留米市御井町にある元国幣大社。祭神は高良玉垂命こうらたまたれのみこと。筑後国一の宮。今は高良大社。 こうら‐ぼし甲羅干しカフ‥ 腹ばいになって日光浴をすること。 ⇒こう‐ら【甲羅】 こうら‐みょうじん高良明神カウ‥ミヤウ‥ 石清水いわしみず八幡宮の摂社。上下に分かれ、上高良は武内宿祢すくね、下高良は玉垂命を祀る。 高良明神 撮影:的場 啓

広辞苑 ページ 6818 での○高野六十那智八十単語。