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さだま・る【定まる】🔗🔉

さだま・る定まる】 〔自五〕 ゆるぎなく維持されるような状態として固定する。 ①確定する。規定される。きまる。万葉集19「天地の初めの時ゆうつそみの八十伴の男は大君にまつろふものと―・れる官にしあれば」。大鏡後一条「文武天皇の御時に年号―・りたり」。「評価が―・る」「日程が―・る」 ②一定のしきたりとなる。慣例として定着する。大鏡道隆「御賀茂詣の日は社頭にて三度の御かはらけ―・りて参らするわざなるを」。徒然草「御産の時甑こしき落すことは―・れる事にはあらず」 ③配偶者などとして正式にきまる。源氏物語藤裏葉「そこらの御なかにも、すぐれたる御心ざしにて、ならびなきさまに―・り給ひけるも」 ④平定・安定する。おちつく。おさまる。しずまる。宇津保物語俊蔭「心―・らぬ人なりけり」。源氏物語澪標「人の国にも事移り世の中―・らぬ折は」。猿蓑「汐―・らぬ外の海づら」(乙州)。「天気が―・らない」「世情が―・る」「足もとが―・らない」

広辞苑 ページ 7968 での定まる単語。